East VenturesがインドネシアのP2Pレンディングプラットホーム「Julo」に二度目の出資ーー低金利を実現する信用スコアモデル

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ピックアップ:Indonesia’s Julo raises $10M to expand its P2P lending platform

ニュースサマリー:9月18日、インドネシアを拠点にオンラインP2Pレンディングプラットホームを運営する「Julo」がEast VenturesやQuona Capitalを含む6つの投資家から1,000万ドルを調達した。

Juloはインドネシアを中心に、ベトナムやフィリピンなどでオンラインの無担保ローンを提供するレンディング・スタートアップ。銀行や個人投資家から資金を募り、零細事業者や個人へローンを提供するプラットホームである。

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話題のポイント:Juloはおよそ200万ルピア(約15,000円)〜800万ルピア(約6万円)までを貸し出しの上限としている少額ローン。さらに月利4〜6%という低い金利でローンを提供しています。

また、Julo Miniという別のサービスでは、日本円にして約4,000円から8,000円規模のローンを金利10%で、かつ1ヶ月以内の返済を義務づける形で提供しており、様々なユーザーのニーズに対応したものになっています。

競合サービスより金利が低い点が同サービスの特徴とされていますが、TechCrunchのインタビューに対してJulo CEOのAdrianus Hitijahubessy氏は、Julo独自の信用スコアリングシステムが低金利を実現している最大の競合優位性であると回答しています。

Hitijahubessy氏は、過去10年以上米国のレンディング企業「Cignifi」で消費者の信用スコアを扱うチームのプロダクトヘッドを務めていた経歴を持ちます。すなわちJuloのスコアリングシステムは、Hitijahubessy氏が過去10数年で培ったデータサイエンスやマーケットプレイスレンディングの知識や技術力を活かして作成・運用されていると言うことです。

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事実、Juloは創業2年にしてGoogle Play Storeでのアプリ・ダウンロード数は5万以上、ユーザー数は1万人以上、累計貸し出し総額は4億3,000万ルピア(約3,000万円)といった実績に繋がっています。

ちなみにEast VentureがJuloに投資するのはシリーズAの今回が初めてではありません。2年前のシードラウンドにて、Skystar VenturesとConvergence Venturesと一緒に投資を実行しています。

East Venturesはこれまでインドネシアにて60件以上の投資を実行しており、Eコマース・ユニコーン「Tokopedia」や、トラベル・ユニコーンである「Traveloka」などに対しては初期(シリーズAラウンド)の段階で投資した実績を持っています。

Juloはまだ創業2年、シリーズAラウンドの小さなスタートアップですが、East venturesの目に止まったその高い技術力と成長度合いは目を引くものがあり、数年後には大化けしている可能性があるのではと思わされます。

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