
Image Credit: Alpha-Stim
CES 2020 には、4,500以上の出展者が数千の製品を展示している。我々はそれらを見回る中で、笑わせてくれたり、あるいは、少なくとも驚かされたり、再び見直したりする奇妙な製品を見つけた。
これらの商品の中には、今週の CES が有効に機能しているものもあるだろうが、それを望んでか望んでないかはともかく、筆者に笑いを与えてくれた。広告通りに機能するなら、それらは非常に深刻な問題を解決できるだろうが、ここに創造性があることは間違いない。
4moms Mamaroo Sleep Bassinet

新生児の両親は、生まれて初めての1年間だけで約6週間分の睡眠を失う。これは両親を幸せにはしないし、両親も無敵ではないことを 4moms は認識している。同社は Mamaroo 幼児シートに続き、4moms Mamaroo Bassinet を開発した。VentureBeat とのインタビューで Cary Gary Waters 氏は、両親の行動を模倣した動きにより、赤ちゃんを揺らし落ち着かせることができる、と語った。
このプロダクトは、父親がフットボールの試合を見たり、ビデオゲームを楽しんだりしながら、赤ちゃんをあやしている状況を想起させる。Waters 氏は、我々には常に休憩が必要な瞬間があり、あやしゆりかごのようなものを使って赤ちゃんを幸せにしてもいいだろうと語った。
Reliefband
Reliefband のウエアラブルは腕時計のように見えるが、旅行の数日後には Travel Series バンドを捨て去ることができるだろう。乗り物酔いを治療するだけでなく、二日酔い、偏頭痛、化学療法に伴う吐き気、つわりを治療し、手術後の制吐薬の補助的な役割を果たすこともできる。酒に酔った時も、これを付ければ二日酔いにも耐えられるだろう。
Alpha-Stim
電気パルスは、強盗に衝撃を与えられるだけのものもではない。Alpha-Stim は、FDA(アメリカ食品医薬品局)が認可した非薬物の処方医療機器で、不安・不眠・うつ病・痛みを安全かつ効果的に治療し、持続的な副作用や依存症のリスクは無い。見た目が美しいデバイスではないが、安全で痛みのない微小電流を出力し、頭蓋電気刺激療法(CES 療法)によりユーザの体と脳を正常化および平衡化するという。
MD アンダーソンがんセンター(テキサス大学)と、イギリスの公的保険医療制度「National Health Service(NHS)」による最近の研究など、このデバイスの安全性と有効性を証明する臨床研究は100以上。筆者を笑わせたのは、耳に電極を取り付ける点だった。
Luple

Image Credit: Luple
Luple は「デジタルカフェイン」を作成した韓国の会社だ。勉強で集中したい場合、Luple はある種の光を発する。昼寝をしたい場合、Lupie はまた別の光を出す。同社は、人間の体にどのような光の波長が健康であるかを研究している。この「人間を中心に考えた照明」は、コーヒーよりも注意を促してくれる。
Bzigo

Image credit: Bzigo
Bzigo は数年にわたって、飛んでいる蚊を仕留める方法を研究している。同社は、AI とレーザーポインターの組み合わセル方法を思いついた。カメラが飛んでいる蚊または静止している蚊をスキャン、見つけたら、壁に止まった瞬間にレーザーポインターが照射されるので、ユーザはそこへ行って叩くことができる。あるいは、赤い点を追いかけるのが好きなら、猫にそうさせることもできるだろう。
P&G Charmin GoLab

Image Credit: Charmin
Charmin は、トイレで前の人の悪臭を検出するプロトタイプを考案した。悪臭を検出した場合、トイレに入るのが安全かどうかを問い合わせると、「いいえ」と表示される。また、便器に座るとトイレットペーパーをロールひとつ持ってきてくれる Rollbot や、VR ヘッドセットを備えたポータブルトイレのデモもしていた。
HairMax

Image credit: HairMax
レーザー脱毛について聞いたことがあるが、フロリダ州ボカラトンの HairMax は、レキシントンレーザーで髪の脱毛治療・育毛刺激を行う初のデバイスを披露した。すでに7つの臨床研究の対象となっている。同社によれば、このキャップにより1インチ(25.4ミリメートル)四方あたり129本の育毛支援が可能だという。
Opte Precision
Thomas Rabe 氏は約10年間、顔の必要な部分だけに美容液や化粧を適用する方法を見つけようとしてきた。その結果は、P&G Ventures によってインキュベートされ、Opté Precision Skincare というシミの除去剤となった。インクジェット技術を使用して、シミにマイクロドットの乳液を吹き付け、シミを取り除く。筆者は昨年それを試したが、今ではデバイスが小さくなり、手頃な価格になった。この夏までに発売予定だが、価格は未定。今年撮影したビデオからわかるように効果は絶大だ。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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