CES 2020: セックストイ「Autoblow」の開発元、男性と人体を忠実に再現した製品を主催者が差別していると主張

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セックストイ「Autoblow」を開発する Brian Sloan 氏
Image credit: Very Intelligent Ecommerce

CES 2020 では現在セックストイが歓迎されているが、セックストイ「Autoblow」を開発する Brian Sloan 氏にとっては、必ずしも歓迎されているとは言い難い。

Very Intelligent Ecommerce の CEO である Sloan 氏は、来週ラスベガスで開催される CES へ公開書簡で、CES 主催者である CTA(全米民生技術協会)が「他者の性器を楽しむ男性や全ての人」を差別していると告発した。

Autoblow は、オーラルセックスをシミュレートする男性向けセックストイ。シアトルを拠点とする Very Intelligent Ecommerce は、CES への出展を準備していたと Sloan 氏は言う。これまでの CES ポリシーを踏襲し、性的製品を展示会場に展示することを許可する2019年の決定を受けてのものだ。しかし数年前、主催者グループが分裂し自らのイベントを始めて以降、CES はポルノメーカーが戻ってくることに反対する立場を取り続けている。

CES 2019 の前後、セックス製品の禁止が女性によるビジネスやセックストイの取引を差別していると、女性向けセックストイメーカーの Lora Dicarlo が不満を露わにした後、このポリシー変更が発表された。2019年5月、CTA は CES をより「歓迎的かつ包括的に」すべくポリシーを緩和・更新した。その結果、Lora DicarloOhMiBodLioness などのセックストイメーカーは来週、CES の特設セクションに出展を計画していた。

しかし、Sloan 氏は書簡で、CES のポリシーが口や性器など人体を忠実に再現した製品を許可していないと述べている。一方、CTA は e メールで次のように述べている。

CES は150カ国から17万人以上の参加者を歓迎し、全ての人を歓迎するよう努めている。条件を公開し、ポリシーに対しては常に透明性を保っている。(CTA のメールから)

私は男性中心のセックストイブランドのオーナーとして、このポリシーが性的嗜好製品の展示を都合よく禁じていると考えている。なぜなら男性は、ヒトっぽい開口部、とりわけ、女性器を備えたデバイスを好むからだ。(Sloan 氏)

Sloan 氏は、2020年の CES に Autoblow の新しい AI をディスプレイすべく、2019年9月に CES に申し込みをした。CES 担当者には、製品に付属したシリコーンマウススリーブを外し、代わりに穴が目立たないスリーブに差し替えれば、展示ブースを喜んで貸し出す、と言われたそうだ。彼は担当者の申し出を断った。

ヒトが他のヒトの身体を見て性的な興奮を覚えるのは普通のことだ。Autoblow AI にマウススリーブが付いているのは、オーラルセックス体験の再現を狙ったものだからだ。ヒトの口がオーラルセックス体験に関与していることは避けようのない事実だ。私は、そうではないふりをすることはできない。(中略)

CES は、女性向けセックスデバイスをメインストリーム家電製品としてディスプレイすることを許可することで、セックスデバイスの汚名返上を支援してきた。これは称賛すべきことだ。しかし一方で、「ヒトっぽい開口部」という商業的成功に密接に関連した理由だけで、男性向けセックスデバイス(および関連する恥)を禁止したことは、汚名を強いることになる。(Sloan 氏)

Sloan 氏は、CTA にこの問題を再考してもらい、CES をヒトの身体を模した製品を含め、すべてのハイテクアダルト家電に開放してほしい、と語った。

Very Intelligence Ecommerce は2008年に事業を開始し、2015年以来、35万セット超の Autoblow を販売している。Autoblow 2 は店頭で、Autoblow AI はオンラインで販売されている。業務委託を除き、同社の社員は6人。Sloan 氏は、Autoblow AI が人工知能を使ってヒトの性行為を理解・再現した初のアダルト製品であると、e メールで述べている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】