セイコーエプソンが50億円ファンドでスタートアップとの協業加速、グローバル・ブレインと共同で設立

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セイコーエプソンが掲げるオープンイノベーション領域

グローバル・ブレイン(以下、GB)は4月1日、セイコーエプソン子会社で事業投資を手掛けるエプソンクロスインベストメントと共同で、投資ファンド「EP–GB投資事業有限責任組合(略称:EP–GB)」の設立を伝えている。運用総額は50億円でエプソンクロスインベストメントが99%、GBが1%を出資し、GBが無限責任組合員として運用にあたる。

エプソングループでは2019年3月にグループ長期ビジョン「Epson 25」に向けた中期経営計画を公表している。この中で同社は、グループが持つインクジェット技術を中心とした経営資源を最大活用するための協業・オープンイノベーション戦略を打ち出している。今回のファンドもこの計画に沿ったものとなる。

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長期ビジョン Epson 25 各領域

GBにファンドの方向性を確認したところ、今回のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)設立は、これまで対外的に積極的なPRを実施してこなかったエプソンが、投資戦略を前進させるための体制として整えたものだそうだ。セイコーエプソン本体としての事業投資とCVCを分けることで、スピード感を求められるケースに対応できるとしている。

また投資範囲についてはGBから次のようなコメントを得られた。

「ベンチャーと共に社会課題の解決を起点とするような新規事業の創出に取り組みたい。地球規模で持続可能な社会の実現に対する大企業への期待が高まる中で、当社の資源や技術をオープンイノベーションを通じてより大きな価値を生み出す活動へと進化させていきたい」。

なお、グローバル・ブレインは3月31日にヤマトホールディングスと共同で50億円のファンド組成を公表したばかりだ。

<参考記事>