韓国のスタートアップ・アクセラレータFuturePlayが、Naver・LG電子・SK Planetから約3億円を調達し、オープンイノベーションを加速へ

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ソウル・カンナムの MARU180 内にある FuturePlay のオフィス(写真出典:Technode)

韓国のスタートアップ・アクセラレータ FuturePlay(퓨처플레이)は27日、Naver、LG電子、SK Planetから30億ウォン(約3億円)を資金調達したことを明らかにした。これは FuturePlay にとって、昨年11月の日本の DeNA からの資金調達に続くものだ。

今回の出資は、韓国の大企業からの単純なファンド参加ではなく、スタートアップ投資会社への出資という点で意味が大きい。FuturePlay は今回の調達が、単純な財務的要因による投資ではないと述べている。大企業とスタートアップの間でより緊密な協力体制を構築し、韓国のの技術基盤スタートアップのエコシステム生成に貢献する狙いがあるとのことだ。今回の出資に参加した大企業は、各社の未来のビジネスに役立つよう、スタートアップと協力し、既存事業の限界を克服することができるような、新たな成長動力を積極的に探索するために意味を見出している。

今回の出資に参加した Naver、LG電子、SK Planet と FuturePlay は、各技術分野で蓄積したノウハウとビジネスネットワークを共有し、さまざまなな領域でシナジーを模索する計画だ。

  • スタートアップの発掘・投資・買収
  • 特許開発を含む研究開発協力
  • 関連スタートアップの事業提携

…などの継続的な交流を通じて、大企業とスタートアップの共生協力モデルを開発していくと明らかにした。

韓国の大企業が CVC (corporate venture capital) を設立し、スタートアップの投資に乗り出すことはこれまでにもあったが、今回のようにアクセラレータと手を握るのは異例の試みである。しかし、すでにアメリカでは、有名アクセラレータとと大企業が共同でスタートアップを育成するさまざまな事例がある。TechStars や R/GA は Nike、Ford、ロサンゼルス・ドジャースなどと共にアクセラレータ・プログラムを共同運営している。韓国でも大企業が急速に変化する市場に適応するため、新しい市場と技術を創出するスタートアップと手を結ぶ多角的の試みが徐々に増えると予想される。

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FuturePlay の代表を務めるリュ・ジュンヒ(류중희)氏は、次のようにコメントしている。

FuturePlay のテック・スタートアップに対する理解とパートナーシップ、創業とイグジット経験、そして過去2年間に投資した韓国内外のポートフォリオ・スタートアップとのネットワークを通じ、今回の出資に参加した3社と緊密に協力して新たなスタートアップ〜大企業の相互協力モデルを作りたい。

Naver の CTO を務めるソン・チャンヒョン(송창현)氏は、次のようにコメントしている。

今回の出資を通じて、テック・スタートアップの発掘と育成に向けた協力が期待される。特に、Naver のテック・スタートアップ・アクセラレータである D2 Startup Factory とパートナーシップを強化することになった。

LG電子の新技術投資チーム長を務めるバク・マンス(박만수)氏は、次のようにコメントしている。

今回の出資を通じて、革新的な技術を保有する有望なスタートアップを早期に発掘し、LG電子とのコラボレーションモデルを強化し、革新的な商品アイデアを外部から検証して見ることができる、戦略的なインキュベーションパートナーとして活用したい。

SK Planet の戦略投資チーム長を務めるイム・スンムク(임순묵)氏は、次のようにコメントしている。

FuturePlay とのコラボレーションを通じて、テック・スタートアップの成長と発展に貢献し、共同で出資することで多様な事業協力の機会が生まれると期待している。今後もスタートアップをサポートすべく、FuturePlay と継続的な交流をする計画だ。

FuturePlay はテック・スタートアップに特化したシードインベスターであり、韓国唯一のテック特化型ベンチャービルダーとして、2014年の設立からテック・スタートアップ26社を輩出している。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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