ScanX、クラウド型3D点群データ解析ソフトウェアを正式ローンチへ——DNX Vらからシード資金調達も明らかに

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「スキャン・エックスクラウド」を使い、地表面、樹木、ノイズを自動分類した後の様子
(東豊開発コンサルタント提供)

東京に拠点を置く ScanX(スキャン・エックス)は16日、クラウド型3D点群データ解析ソフトウェア「スキャン・エックスクラウド」を17日に正式ローンチすることを明らかにした。また、DNX Ventures とエンジェル投資家複数(名前非開示)からシード資金を調達していたことも明らかにした。調達金額は明らかにされていない。

ScanX は Airbus やイスラエルのドローンスタートアップ Airobotics 出身の宮谷聡氏(現 CEO)と、Airobotics 出身の Hong Tran 氏(現 CTO)という、SLAM や 3D 点群データ解析の経験を積んだエンジニア2人により2019年10月に創業。3D 点群データをオンライン上で解析することができるクラウドソフトウェア「スキャン・エックスクラウド」を開発している。

3D 点群データはかねてから、建設会社が建設や土木工事現場において着工前に実施する測量や、保険会社が損害保険の付保現場の保険料算定を行うための災害シミュレーションなどに使用されてきたが、これに必要なソフトウェアをクラウド化したことにより、導入ユーザはコストの圧縮、作業時間の短縮、解析精度の向上が可能になる。

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