iPhone12・MagSafe復活:発見した、ある問題点(3/5)

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iPhoneのMagSafeユーザーインターフェイスの曖昧さ

前からのつづき)MagSafe以前からiPhoneに実装されていたワイヤレス充電は曖昧なものだった。新世代でその曖昧さはより大きくなったようだ。「急速充電」を目玉とすることもあるAndroidとは異なり、iPhoneはこれまでユーザーに対して標準的な充電の代替手段を告知してこなかった。このことは5W・7.5Wワイヤレス充電以前からちょっとした問題だった。Appleのマーケティング戦略に反して、より高価な「iPhone専用」アクセサリのほうが速く充電できるというテスト結果はほとんど、もしくは全く見つかっていない。だが、MagSafeの登場で問題はますます大きくなった。

1つの問題点として、技術的にサポートされているiPhoneの大部分はMagSafeのほうが充電が速くなるとは明示していない。見栄えのよくないパックに39ドルを払い、ウォールアダプターを19ドルで購入しても、パフォーマンスが向上しない上にユーザー体験も良くならないのだ。iOS14.1がリリースされたばかりだが、iPhone 12以前のモデルでの実行で有線・無線充電の速度に関する手がかりはないままだ。ユーザーは知っていることしか分からないのだ。

最新のiPhone 12は、Apple Watchの磁気充電ドックと同じように、MagSafeでの充電開始時に稲妻を丸く囲むアニメーションが短時間だけ表示される。しかしそれだけだ。ホーム画面に戻ると、充電にどれほど長時間かかろうとも標準的な稲妻型のバッテリーアイコンが表示されるだけだ。特別なインジケーターは用意されていない。充電速度のインジケーターがないことで、選択肢が「低速」と「それほど低速ではないかもしれない」の二択しかなくても許されるのかもしれない。だがそこに「高速」という選択肢があるとよかっただろう。

筆者はAppleがユーザーインターフェイスに美しさを求めたことは理解する。充電の低速、中速、高速をアイコンの色、アニメーション、マークなどで区別しないほうがシンプルだ。しかしやはりここは電気自動車の充電のように100%となるまでにどのくらいの時間がかかるかが分かったほうがありがたいと思う。一般的かどうかは分からないが、iPhoneにとっても助けになるだろう。iPhoneは有線でのフル充電に2時間ではなく4時間かかることは確かだ。ユーザーもこのことを知っておくべきだ。(次へつづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】