AnyMind Group、複数サービスを統合プラットフォームにブランド一本化——ノーコードECやニューリテールにも進出か?

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Image credit: AnyMind Group

日本をはじめアジア各国で事業展開する AnyMind Group(以下、AnyMind と略す)は21日、同社の展開する複数事業・サービスを「AnyMind」というブランドのもと、「ブランド・エネイブル・プラットフォーム」に一本化したと発表した。

同社は、2016年創業時(当時の社名は AdAsia Holdings)からの祖業であるプログラマティックバイイングやアドネットワークなどの「AdAsia」のほか、広告主とインフルエンサーをマッチングするプラットフォーム「CastAsia」、タレントマネジメントプラットフォームの「TalentMind」の3つの柱のもと、複数サービスを自己開発または買収してきた。AnyMind という名のもとに全ての事業やサービスを配置することで、個人・法人に関わらず、あらゆるビジネスの成長を一貫支援するプラットフォームとしてブランディングを統一したいようだ。

ブランド・エネイブル・プラットフォームとは、同社が5月に発表したインフルエンサーと生産工場をつなぐ「AnyFactory」に代表されるように、「誰もがブランドになれる」世界の実現を象徴するフレーズだ。AnyMind としてブランド統一されたプラットフォーム上のさまざまな機能を使えば、誰でも生産ノウハウがなくても形あるものの生産が行え、それを広告したり、インフルエンサーマーケティングしたり、商品が企画されてから消費者の手元に届くまでのプロセスを一気通貫で対応できる。D2C やニューリテールの隆盛も相まって、モノを告知や宣伝していた人たちが、自ら作って売る側に出てきているトレンドの変化に広く応える意図があるとみられる。

「AnyFactory」のダッシュボード
Image credit: AnyMind Group

なお、AnyMind が発表した統合プラットフォームの構成図(最上図)を見ると、これまでのサービスからリブランディングされたもの以外に、「AnyShop」と「AnyLogi」という2つのサービスが追加されていることがわかる。この2つのサービスについて、同社からの発表はまだ無いが、前者については KrAsia によると BASE、STORES、Shopify のようなインスタント型のネットショップ開設サービスであることが類推できる。後者については、おそらく、フルフィルメントか物流支援サービスだろう。総合すると、ノーコード EC やニューリテール周辺を攻める可能性を窺い知ることができる。

AnyMind は現在、世界13市場に17拠点を展開し、従業員は20国籍750名以上。これまでに総額6,230万米ドルを調達している。