AdAsia Holdings、広告枠自動買付機能と東南アジアのローカル媒体を束ねるアドネットワークをローンチ

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先月7日にシンガポールで産声を上げたアドテク・スタートアップの AdAsia Holdings(以下、AdAsia と略す)だが、同社のサービス内容が明らかになった。AdAsia は11日、プログラマティックバイイング(データに基いた広告枠自動買付機能)とレポート管理機能を備えた「AdAsia Digital Platform」、東南アジアのローカル媒体を束ねたアドネットワーク「AdAsia Ad Network」の提供を開始した。

プログラマティックバイイングとは、自社ウェブサイト、CRM、顧客ローヤルティプログラムなどとの連携により、よりキメの細かい広告のターゲット・オーディエンスの設定が、人手による運用を最小限にとどめた形で可能で、ターゲット外のユーザや偶然来てしまったユーザによる訪問について、広告主は広告料金を支払う必要がなくなる。

Google や Facebook に代表されるあらゆるアドネットワークでは、配信条件や配信ターゲットの設定、パフォーマンスを見るレポートの確認などが必要になるが、AdAsia Digital Platform では、この一連作業を部分的に自動化できる。AdAsia Digital Platform の機能の一つとして AdAsia Ad Network として提供することにより、運用上の利便性を兼ね備えることで、既存のアドネットワークとの差別化を図りたい考えだ。

AdAsia Digital Platform では、AdAsia Ad Network 以外の他のアドネットワークのパフォーマンスを含んだ一元管理を実現しており、将来的には、現在 AdAsia が開発中である、スマートTV視聴者向けのインターネットを介した動画広告についても配信できるようにする計画だ。

AdAsia では本日現在で有名航空会社、米系自動車メーカー、日系菓子メーカー大手をはじめ30社での採用が決まっており、2016年中には10億円の売上達成を目指している。

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