中国の小中高生向け教育スタートアップZuoyebang(作業帮)、シリーズE+ラウンドで16億米ドルを調達

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中国のオンライン教育のスタートアップ Zuoyebang(作業帮)は、シリーズ E+ ラウンドで Alibaba(阿里巴巴)、Tiger Global、ソフトバンク・ビジョン・ファンド、Sequoia Capital China(紅杉資本)、FountainVest Partners(方源資本)から16億米ドルを調達したと発表した。

Image credit: Zuoyebang(作業帮)

今回のラウンドは Tiger Global と FountainVest Partners がリードした6月のシリーズ E ラウンド(7億5,000万米ドルを調達)に続くものだ。

Baidu(百度)の元幹部 である CEO Hou Jianbin(侯建彬)氏によって2015年に設立された Zuoyebang は、中国の検索エンジン「Baidu」のスピンオフ企業である。ライブストリーミング授業、オンライン宿題添削、その他の遠隔学習サービスを提供している。

同社は、プラットフォームにデイリーアクティブユーザ5,000人以上、月間アクティブユーザ1億7,000万人以上、登録ユーザ800万人がいるとしている。また、中国で月間アクティブユーザ数が1億人を突破した唯一の EdTech アプリであるとしている。

今回の新たな調達資金で、同社は大型の K-12(高校生以下)授業の開発だけでなく、製品や技術の改善にも注力していくと、CEO は声明で述べている。

中国は、4億人以上のオンライン教育ユーザを擁する世界最大の市場であり、EdTech 分野では世界最大の市場となっている。中国の市場調査会社 Daxue Consulting(博聖軒)によれば、この市場は前年から12.3%成長し、2020年には4,538億人民元(約7.2兆円)に達すると予測されている。

Zuoyebang の競合 Yuanfudao(猿輔導)は今月、Jack Ma(馬雲)氏の Yunfeng Capital(雲鋒基金)から3億米ドルを調達したと報じられた。Yuanfudao は10月、シリーズG1・G2 ラウンドで22億米ドルを調達し、時価総額は155億米ドルに達した

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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