MR時代に必要な主要都市の「仮想空間マップ」Here Technologiesが公表(1/2)

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かつてNokiaの傘下にあったデジタルマップメーカーのHere Technologiesは、Googleマップ、Appleマップ、TomTomからユーザーを獲得するための労力を何年も費やした後、ここ数年間はロケーションプラットフォームの改善拡大に取り組んできた。そして本日(訳注:1月12日)Hereは、75の主要都市の高解像度3Dモデルをエンタープライズ開発者向けに提供すると発表した。これにより、企業がMRと5Gテクノロジーを活用した、マッピング、スマートシティ、エンターテインメントアプリのネクストウェーブを作り出すことが出来るようになる。

ロンドン、パリ、サンフランシスコなどの都市中心部をカバーする、Here’s Premier 3D Citiesモデルには、場所の名前や住所など建物と道路網に関する情報を含む豊富なデータレイヤーがある。各建築物は、3次元空間的にも地理空間的にもセンチメートル単位で正確で、Hereがいうには、サイズや高さを含め、実際の外観の色も再現されている。

データストリーミングとレンダリングの両方をサポートするため、HereはCesium3Dフォーマットを使用して、1平方キロメートル毎のデータを1つのタイルにレンダリングしている。ビジネスや都市のデジタル化はデジタルツイン — 建物の所有者、担当者、訪問者による遠隔での施設管理から対面ナビゲーションまですべてにアクセスできる仮想空間上にあるレプリカ — に依存しているため、技術的な意思決定者にとって、ここでの新製品の発表は重要だ。

Premier 3D Citiesプラットフォームは、その中核として、バーチャルサイトへの訪問からラストマイルの配達や緊急時の計画まで、あらゆる用途に使用できるリアルな3Dモデルへのアクセスを企業に提供する。これらのモデルは、企業が実際の都市にある自社の施設を3D上に再作成する必要性を排除または劇的に削減する。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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