どうやって作るのか
(前回からのつづき)MetaHuman Creatorを使用すると、ユーザーは直感的なワークフローで新しいキャラクターを簡単に作成でき、望み通りに変形させたり作り込んだりすることができる。MetaHuman Creatorはライブラリ内のサンプルをデータ制約に基づいた適切な方法でブレンドし調整していく。ユーザーは、データベースの幅広いサンプルからデジタルヒューマンに使いたい顔のプリセットを選択するだけで作業を始めることができる。
ユーザーは、Unreal Engineのストランドベースのヘアシステムまたはローエンドプラットフォーム用のヘアカードを使用したさまざまなヘアスタイルを応用することができる。開発者は、18種類のプロポーションを持つボディからピックアップし、服装も選べる。準備が整ったら、ユーザーはQuixel Bridgeから完全にリギングされLODを備えたアセットをダウンロードする。すぐにUnreal Engineでアニメーション化したりモーションキャプチャしたりできる。また、メッシュ、スケルトン、フェイシャルリグ、アニメーションコントロール、マテリアルなどのソースデータをMayaファイル形式で入手することもできる。
Unreal Engineでは、幅広いパフォーマンスキャプチャツールを使ってデジタルヒューマンアセットをアニメーション化できる。ユーザーはUnreal EngineのiOSアプリ「Live Link Face」を使用できるが、現在Epicはベンダーと協力してARKit、Faceware、JALI Inc.、Speech Graphics、Dynamixyz、DI4D、Digital Domain、Cubic Motionのサポートに取り組んでいる。ユーザーは手作業でキーフレームを作成することもできる。あるMetaHuman用に作成したアニメーションは他のMetaHumanに対しても実行できるので、ユーザーは1つのパフォーマンスを複数のUnreal Engineキャラクターやプロジェクトに簡単に再利用できる。
MetaHuman Creatorにはリアルな服装オプションがあり、自由に選べる。着せ替え機能はまだ初期段階だが、Unreal Engine 4.26.1と互換性のあるサンプルをダウンロードすれば方向性が見えてくるはずだ。(次につづく)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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