Grab、Emtek株式4%を約300億円で取得——双方傘下のeウォレット「OVO」「DANA」統合への動きが加速【報道】

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Image credit: Grab

東南アジアのスーパーアプリ Grab が、インドネシアのメディアとテクノロジーのコングロマリット Emtek 株式の4%を取得したと The Straits Times が報じた。関係者の話として、この取引は4兆インドネシアルピア(約297.3億円)以上に上り、最近の Emtek 株式の私募売り出しで行われたと報じている。

H Holdings Inc. という投資会社を通じ、Emtek 株式の8.4%を売り出していた韓国の Web 検索大手 Naver との取引に参加する形で実行された。インドネシア証券取引所に提出された書類によると、Emtek が今回獲得した新たな資金は事業拡大と日常業務に充てられるという。

Grab による Emtek 株の取得は、両社それぞれのデジタル決済企業である OVO と DANA が合併するのではないかという憶測を呼んだ。ロイターは2019年9月初め、Grab が両社合併に向けて交渉していると報じた。インドネシアでは銀行の普及率が低いため(人口の52%が依然として銀行を利用していない)、Grab のような地域大手は、儲かるデジタルバンキングのパイを奪おうと、迅速に動いている。

配車サービス大手 gojek 傘下 の GoPay は、1億6,000万米ドルを投じて Bank Jago の株式持分を22.16%に増やした。gojek の e ウォレットの顧客は、15日にローンチした Bank Jago に口座を開設することができる。このサービスは、インドネシア初の完全なデジタルバンクになる予定だ。

今年初め、Sea はインドネシアの PT Bank Kesejahteraan Ekonomi(Bank BKE) を買収し、社名を SeaBank に変更した。これは、同社の e コマースユーザが統合的な金融サービスを利用できるようにすることを目的としている。

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【via e27】 @E27co

【原文】