Digital Restaurants をそのまま社名に冠したスタートアップを始めたのが、今回で4度目のスタートアップに挑戦するペルーの連続企業家 Pedro Neira Ferrand 氏だ。起業家の海外展開を支援する組織「Endeavor」や「Founders Network」への参加を認められた彼は以前、ラテンアメリカ向けのデーティングアプリ「MiMediaManzana」を創業・経営していた(現在はシャットダウン)。
Digital Restaurants は、ペルーに拠点を置き、日系ペルー料理レストラン「Osaka」を南米主要都市で展開する MCK Hospitality と提携している。チキンサンドイッチの「Lucky’s Crispy Chicken」、ポケ丼の「Poke for the People」、ハンバーガーの「Black Burger」といったデジタルレストラン特化ブランドを展開。現在はペルーでのみサービスしているが、南米各国に事業拠点を持つ MCK との連携で、多国展開する場合にも食材調達などのオペレーションを組みやすい。
今回参加した投資家のうち、三井住友海上キャピタル、ハックベンチャーズ、京都信用金庫は、以前のラウンド参加に続くフォローオンでの出資。今回ラウンドは坂ノ途中にとって、2014年10月に実施したシードラウンド(4,600万円を調達)、2016年12月に実施したシリーズ A ラウンド(2億円を調達)、2019年5月に実施したシリーズ B ラウンド(6億円を調達)に続くものだ。今回ラウンドを含め、累積調達額はデットを除いて13億7,200万円に達した。
超小型衛星を開発するアクセルスペースの親会社アクセルスペースホールティングスは14日、シリーズ C ラウンドで約25.8億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー、三井住友トラスト・インベストメント、JP インベストメント、31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロース Ⅰ 合同会社(三井不動産、グローバル・ブレイン)、京セラ、三菱 UFJ キャピタル。
これはアクセルスペースにとって、2015年9月に実施したシリーズ A ラウンド、2018年12月のシリーズ B ラウンドに続くものだ。31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロース Ⅰ はシリーズ B ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回のシリーズ C ラウンドでの調達を受けて、同社の累計調達額は約70億円以上に達した。