ウェアラブルで不調を予防、医療データ解析のテックドクターが1億円調達

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医療・製薬の研究機関向けに医療データを提供するテックドクターは5月11日、シードラウンドにおける第三者割当増資の実施を公表している。出資したのはジェネシア・ベンチャーズほかで、調達した資金は1億円。調達した資金で現在展開するデータ分析サービスの開発を進める。

テックドクターの創業は2019年。ヘルスケア領域のデータ分析を手がけ、2020年から医療データ分析のSaaS「SelfBase(セルフベース)」などを展開する。SelfBaseはウェアラブルデバイスで取得した睡眠、運動、脈拍などのデータを分析し可視化してくれる。また、勤務状況やアンケート結果、健康診断などのアナログデータも取り込み可能で、今年7月からは特定の精神科医でテストトライアルも予定している。

昨今のコロナ禍でリモートワークが増加し、遠隔で働く人々のメンタルヘルスや健康状態の把握、新たな仕組みが必要になってきている。テックドクターではこういった背景から不調を訴える前後の予防や見守りについても、データを把握して可視化することでケアできる世界観を目指す。また、医療データ分析の知見を元に個人向けのパーソナルコンディショニングツール「SelfDoc.(セルフドック)」の開発も進める。

via PR TIMES

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