元オリンピック選手が立ち上げた女性向けウェルネスアプリ「Jennis」

Image credit: Jennis

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重要なポイント:イギリス代表の元オリンピック選手 Jessica Eniss-Hill 氏が立ち上げた女性向けウェルネスアプリを開発する Jennis は10月4日、100万ポンド(約1.6億円)のプレシード資金の調達を発表した。

  • このラウンドは、ヘルシンキを拠点とする Maki.vc がリードし、既存の投資家である Venrex とエンジェル投資家が参加した。

詳細:Jennis は元オリンピック陸上選手の Ennis-Hill 氏により、産後の女性も自身の身体的ピークを維持することを目指して2019年に立ち上げられた。

  • Jessica 氏自身も息子の出産後2014年のシーズンは欠場したものの、翌年の世界選手権で金メダルを獲得し、2016年のリオオリンピックでは銀メダルを獲得している。
  • 同社は月経周期を記録し、ホルモンサイクルに合わせたワークアウトプログラムを提案することで、女性が身体的・精神的に健康であることを支援するウェルネスアプリを提供する。ワークアウトは、創設者である Jessica 氏自身が指導する。
  • 現在アプリのプログラムの中心となっているのは運動だが、今後は栄養や睡眠、呼吸など他の分野にも拡大していく予定という。
  • 今回の資金調達は、生理周期が女性アスリートに与える影響についての5カ月間の研究費のほか技術チームを強化するためにも使用される予定という。具体的に2022年には、関連する他のアプリやウェアラブルデバイスとの統合、AI を利用したパーソナライゼーションなどがロードマップに含まれているという。
  • 同社を立ち上げた理由と今回の調達について、創業者のJessica氏は次のように語っている。

私は私自身がプロのアスリートとして幸運にも手に入れることができた、女性の身体やフィットネスに関する信頼できる情報や専門知識を提供するためにJennisを設立しました。(中略)

今回の投資により、私たちはより多くのエンジニアを採用します。その結果、より多くの女性がこれまでにない方法で自分の体やホルモンについて理解できるようになるでしょう。

背景:今回調達した資金による研究を主導する生理学者の Emma Ross 氏は、次のようにコメントしている。

スポーツ・運動科学の研究のうち、女性のみを対象とした研究はわずか6%であり、女性の身体についてや、女性の身体を最大限に活用する方法を知るうえで、データには大きなジェンダーギャップがあります。私たちは今回の研究で女性ホルモンの詳細を明らかにし、研究データのジェンダーギャップを埋めることを目指します。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via BusinessCloud

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