建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction」、HIRAC FUNDらから3億円を調達し累積調達額は21億円に

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Image credit: Photoruction

建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラクション)」の開発・運営を行うフォトラクションが新たに3億円を資金調達したことを明らかにした。これは同社が今年8月に明らかにしていた7.6億円の調達(シリーズ B ラウンドと推定)のエクステンションラウンドで、今回がセカンドクローズとなる。調達額にはデットが含まれる。

出資したのは、マネーフォワードベンチャーパートナーズが運営する HIRAC FUND、ウイング・キャピタル・パートナーズ、ジェネシア・ベンチャーズ、みずほキャピタル、名前非開示の一般投資会社。ジェネシア・ベンチャーズとみずほキャピタルは、2019年3月のラウンドに参加していた。累積調達額は21億円に達した。

フォトラクションは当初、工事現場の写真管理アプリケーションをローンチ(当初の社名は CONCORE’S)、その後、建設現場の生産性向上を狙った建設支援クラウドへと進化させた。2018年には建設業務に特化した AI の研究開発に着手し、2021年1月に AI を活用したアウトソーシングサービス「建設 BPO」をリリースした。Photoruction と建設 BPO により、同社では業務の効率化だけでなく、一人当たりの労働時間を増やすことができる、新しい生産性向上サイクルの可能性を追求したいとしている。

フォトラクションでは調達した資金を使って、Photoruction と建設 BPO の開発とカスタマーサクセス、採用と組織体制の強化を実施していく予定。建設業界は今後も多くの需要が見込めるものの、法改正により2024年には残業規制がかるのに加え、労働人口が100万人減ると予想される中、同社ではテクノロジーよって建設産業の生産性向上に寄与していきたいとしている。フォトラクションはこれまでに10万を超える建設プロジェクトで利用されている。

via PR TIMES

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