UNIVASとKDDIが共同開発、スポーツ試合観戦アプリが2万DL突破——コロナ禍の非接触観戦をデジタル支援

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

大学スポーツ協会(UNIVAS)と KDDI は、UNIVAS が保有する28競技の過去の試合映像と、試合のライブ映像を視聴可能な無料アプリ「UNIVAS Plus(ユニバス プラス)」を提供している。このアプリは、予めお気に入りの大学や競技を登録しておき関連動画のみをピックアップできるMy チャンネル機能を搭載。また、ライブ配信のカレンダー機能や見逃し防止通知機能も搭載している。UNIVASは、大学スポーツの振興・支援を目的に2019年3月1日に発足し、全国219の大学と36の競技団体が加盟している。UNIVAS と KDDI は2019年8月のパートナーシップ契約締結以降、大学スポーツの振興に向けて、大学スポーツの映像配信、加盟大学や競技団体向けに開発された会員向けオンラインサービス「My UNIVAS」の構築などの取り組みを実施してきた。

大学スポーツを取り巻く環境は、コロナ禍で大きく変わった。運動部自体の活動が制限された他、競技会の中止や観客数の制限など、運動部の学生の日頃の活動の成果を発揮できる場が減っただけでなく、ファンが応援できる機会も減少している状況だ。そのため、大学スポーツを応援するファンと大学スポーツチーム、またファン同士のコミュニケーションの在り方も課題となっていた。

「UNIVAS は大学スポーツの価値向上と大学スポーツの振興を目指しています。その為には、より多くの人々に大学スポーツを知ってもらい、観てもらい、ファンとして育成していく必要があります。UNIVAS発足初年度の2019年から、加盟している各競技の大学日本一決定大会(いわゆるインカレ)の配信を始めました。

昨年度はコロナ禍の下、加盟2/3のインカレが何とか開催出来ましたが、ほとんどが無観客開催でした。そこで、思い切ってライブ配信に注力してライブ配信を拡大することによって、視聴回数は前年の5倍近い100万回を突破しました。実況や中継スタッフに学生が参加することにより、コスト増の抑制のみならず、認知の拡大にも寄与した結果ともいえます。」(一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)専務理事 池田氏)

UNIVAS と KDDI は、ファンと運動部の学生が離れていても、いつでもどこからでも互いの気持ちを繋げられるアプリを目指し、UNIVAS Plusを提供している。現在提供中の UNIVAS Plus は ver 1.0 の位置付けで、今後、試合映像の追加のほか、 KDDI がプロスポーツで培った技術を活かした複数の画面を同時再生可能なマルチアングル映像やグループ観戦などの機能拡張を進める。

「スポーツの試合を映像化するには、関わる競技者、団体との肖像権、著作権などの権利関係をクリアにしておく必要があります。UNIVAS が取り組み始めた際、未だ映像化されていなかった競技がほとんどでしたので、競技者と競技団体、競技団体とUNIVASの権利関係を正しく整理して契約や、文書化することから開始しました。これは、ひとつひとつの積み上げが必要な作業となります。」(一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)専務理事 池田氏)

KDDI と UNIVAS では、昨年秋の定例会見をきっかけにアプリ化の構想が浮上し、今春からは週3回のペースで開発会議を両者で重ねてきた。アプリは9月10日のリリースから2ヶ月経過した11月中旬時点で2万ダウンロードを超えた。運動部学生、OB、ファンから好評を得ていることはもとより、動画視聴者を解析すると国内のみならず東南アジアからも支持を集めていることがわかり、UNIVAS の担当者はこのアプリの将来性に手応えを感じているようだ。

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