NFTで一攫千金なんて狙えない:Metaのキーマンに聞く「2022年のゲーム市場」(3)

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Mark Zuckerberg said the metaverse will let you teleport to different worlds.

Metaへのシフト

(前回からのつづき)FacebookのMetaへの変更とメタバースへの新たな注目は、Facebook Gaming自体にも大きな影響を与えるだろう。Kelley氏は未来像について次のように言及した。

「エンターテインメントとゲームが大きなビジネスであり、そしてチャンスであることを証明したと思います。そして、私たちのチームは会社が今後10年間に渡って与えるであろう激震の震源地にいることを本当に誇りに感じています。そして、ゲームやエンターテインメントをはるかに超え、物理的に同じ空間にいることができない友人や家族とのコミュニケーションに役立つものになることは間違いないと考えています。これは、ソーシャルメディアが3D空間へと進化したことを意味するのです」。

彼は、自分の仕事にHorizon Workroomsを使うことで、他の人と同じ部屋にいるような感覚になれるとも語っていた。

「人の手が動き、ラップトップでタイプしているのが見え、まるで役員室でプレゼンしているかのように、ラップトップの内容をバーチャルリアリティルームから配信することができるんです。つまり・・・、私たちは2年間、誰も実際の会議室にはいなかったのです。確かに初めてヘッドセットを装着したときは、息が詰まりそうでしたがね。ただこれは、会議室と同じような感覚です」。

メタバースはより多くのソーシャルツールと、より没入感のある3D環境を持つことになる。Facebook Gamingは、ゲームからメタバースへの架け橋となるだろう、と彼は付け加えた。

ゲームにおけるNFT

Kelley氏は、ゲームにおけるNFTは試行錯誤の段階を踏むことになるだろうと見通しを語った。そして初期の印象では誰もがNFTで大儲けするのではとも考えていた。

ーーしかし彼はその件に関して警鐘を鳴らす。

「それはおそらく間違った考え方であり、それが目的ではないことを観客に伝える必要があります。確かにこれらは残存した価値を持つことになるでしょう。あるゲームから別のゲームに持ち運ぶことができるので、より持続的な力を持つようになると思います。しかし、最初のツイートが数百万ドルでオークションにかけられるようなことは控えなければなりません。ほとんどの場合、NFTで一攫千金を狙えるようなことはないだろう、ということを人々に理解してもらう必要があると思っています」(Kelley氏)。

ゲームにおける社会的影響

Facebook created a $10M fund for Black creators.

私はゲームのソーシャルインパクトを高めるにはどうしたらいいのかと尋ねたところ、彼は、今後数週間のうちにMetaとして、ゲームに関するホワイトペーパーを発表する予定だと答えてくれた。同社はパートナーと協力してこの意味について考えているのだ。

「このホワイトペーパーは私たちがいる業界を深く見つめ、どうすれば世の中のゲーム会社の多様性を促進し、人々が安心して参加できる社会を作り、人々を危険から守り、ユーザーコントロールを可能にし、あらゆるタイプのユーザーをサポートできるかということを本当に表現できればと考えて作成しています」(Kelley氏)。

さらに「私たちはインクルージョン、代表性、アクセシビリティを優先させることを約束しなければなりません。ゲームデザインやゲームの販売方法について決定する際、私たちにはその資格があるでしょうか?これは本当に本当に重要なことなのです」とも語っていた。

昨年、Facebookは次世代の黒人ゲームクリエイターに1000万ドルの資金を提供すると発表し、そのプログラムにはメンターシップ、トレーニング、様々な機能や製品への早期アクセス、クリエイターと開発チーム間のオープンなコミュニケーションなどが含まれている。

「我々は、トーナメントやチャリティーストリームなどの様々な製品にそれを織り込み、世界中の重要な問題に対する意識を高めるようにします」(Kelley氏)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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