F Ventures、Web3特化のインキュベーションプログラム「223」をローンチ

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Image credit: F Ventures

シード向けベンチャーキャピタルの F Ventures は24日、Web3 特化のインキュベーションプログラム「223」を開設した。第1期の募集は本日から開始され、6月10日が締切。プログラムは6月20日から開始され、4ヶ月間にわたり Web3 領域での挑戦・事業運営に必要な知識のインプットと事業の磨き込みを行う。第1期には最大で10チーム程度が採択される見込みだ。

223 での成果は10月1日のデモデイで披露され、一定条件をクリアし採択者が希望した場合には、F Ventures からのエクイティ投資、Next Web Capital からのトークン出資なども期待できる。なお、F Ventures は Next Web Capital の出資者の一つである。F Ventures では第1期の状況を見ながら、今後、年に1〜2度程度の頻度でプログラムを運営したい考えだ。

Image credit: F Ventures

223 の運営にあたっては、Fracton Ventures とインキュベーション活動に関わる相互協力を行う。また、Web3 の教材では日本版ステーブルコインを開発・運営する JPYC、クラウド環境では Amazon Web Services、東京におけるオフィス環境では Plug and Play Shibuya(東急不動産による運営)がそれぞれ支援する。223 に採択された起業家やチームは、これらのリソースを無償で利用できる。また、日本人 Web3 起業家ら10名程度が 223 のメンターとして協力していて、メンターは今後さらに増える予定だ。

F Ventures では2017年頃から Web3 スタートアップへの投資に着手しており、中にはそろそろイグジットが見えてきているスタートアップもいるという。同社では 223 という名前に「Web2 to(2) Web3」という文脈を折り込んでおり、Web2 から Web3 への過渡期をチャンスととらえ、イノベーションを誘発する原動力の一つになりたいとしている。

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