
Image credit: RiceWine
神奈川・小田原を拠点に、日本酒 D2C ブランド「HINEMOS」を運営する RiceWine は8日、シリーズ Aラウンドで3億円を調達したと発表した。このラウンドは DIMENSION がリードし、ロッテベンチャーズ・ジャパン、横浜キャピタル、三菱 UFJ キャピタルが参加した。
RiceWine は以前のシードラウンドで、篠塚孝哉氏(令和トラベル 代表取締役社長)、East Ventures、山崎大祐氏(マザーハウス 代表取締役副社長)、鈴木歩氏(ココナラ 代表取締役社長 CEO)、海野慧氏(CarpeDiem 代表取締役)、城口洋平氏(ENECHANGE 代表取締役 CEO)および名前非開示の個人投資家4名から出資を受けている。
RiceWine は2018年8月、リクルートや Quipper(出向)出身の酒井優太氏(現、代表取締役 CEO)により創業。神奈川・大井町の井上酒造、杜氏の湯浅俊作氏らの協力を得て、日本酒のオリジナルブランドを立ち上げた。冷蔵倉庫内に酒蔵を建設し、季節に関係なく通年で日本酒製造を可能にするなど、日本酒業界にとっては革新的な手法を採用。一般的な杜氏が〝季節労働者〟的な働き方であるのと対照的に、通年の四季醸造が可能になったことで、従業員の通年雇用や製造ペースを3〜4倍に向上させることが可能となった。
RiceWine では、2019年に時間に寄り添う日本酒ブランド「HINEMOS」を発表、累計販売本数は15万本を超えた。同社ではオリジナル日本酒を国内のみならず、中国や台湾でも販売を進めているが、今回調達した資金を使って、販売体制の強化やブランドの世界展開を担う人材採用を行う。
日本酒 D2C スタートアップには、パリで醸造する日本酒D2Cブランド「WAKAZE」、アメリカ日本酒テイスティングキットの D2C サブスク「Tippsy Sake Club」を展開する Tippsy、日本酒専門メディア「SAKETIMES(サケタイムズ)」の運営に加え、オリジナル日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」を展開する Clear などがある。
via PR TIMES
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