プロダクト開発スタジオFuturize、エンタメスタートアップのMintoが完全子会社化

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Minto と Futurize の皆さん。前列左が水野和寛氏(Minto 代表取締役)、右が瀧嶋篤志氏(Futurize 代表取締役)
Image credit: Minto

キャラクター制作、マーケティング、ウェブトゥーン事業などを展開する Minto は7日、プロダクト開発スタジオの Futurize を完全子会社化したことを明らかにした。買収金額は明らかになっていない。Minto はかねてからブロックチェーン技術を利用してキャラクターを採掘するアプリケーション「CryptoCrystal」を運営しているが、この UI/UX デザインやフロントエンドエンジニアリングを担当したのが Futurize だった。Futurize の子会社化により、Minto は Web3 事業や SNS 事業を強化する方針だ。

Futurize は、以前 Minto でエンジニアをしていた瀧嶋篤志氏が創業したスタートアップだ。瀧嶋氏は Futurize を始める前にはナナメウエを共同創業し(2013年5月)、動画投稿アプリ「SlideStory」を世に出した人物だ。その後、ナナメウエの代表を退任し、2016年3月に Futurize を創業。Futurize は、Azit のモビリティシェアリングアプリ「CREW」や、Gunosy が運営する女性向け情報アプリ「LUCRA」などのデザインを担当したことでも知られる。

Minto は昨年5月、カカオピッコマなどから6.6億円を調達し、Web3 事業を拡大することを明らかにしていた。昨年6月には NFT とフィジカルグッズを組み合わせ販売できるサービス「NFT GoodsShop」をローンチしているが、このサービス設計や開発にも Futurize が深く関わっていた。今回の子会社化は、Web3 事業を加速させたい Minto にとって、acqu-hire 的な要素が強いと見られる。瀧嶋氏の参画により、創業まもない頃に苦楽を共にした社員が独立・起業を経て、再び出身スタートアップに戻ってきたことになる。

via PR TIMES

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