本稿は、Technode（動点科技）が、10月16日~10月20日に配信した「News Feed」記事の中から主要ニュースを翻訳したものです。

Cotti Coffee（庫迪咖啡）、白酒入りコールドブリューに関する複数の商標を登録（10月20日）

企業データベース「Qichacha（企査査）」のデータによると、2022年10月にLuckin Coffee（瑞幸咖啡）の元幹部が立ち上げたCotti Coffee（庫迪咖啡）は、白酒入りコールドブリューに関する複数の商標登録を申請し、現在、出願審査請求中である。

Cotti Coffee は、中国酒を入れたコールドブリューコーヒーをまだ発表していない。Luckin Coffee は9月上旬に「Moutai（茅台酒）」のアルコール入りラテを発売し、1日で542万杯を販売、1億人民元（約20億円）以上の売上を記録した。（企査査）

JD（京東）、11月11日の光棍節（独身の日）を前に「純粋な低価格」を強調（10月20日）

中国の e コマース JD（京東）は20日、今年の消費者向けイベントである11月11日の光棍節（独身の日）の参加加盟店数が前年比1.5倍を誇り、JD の「100億人民元（約2,000億円）割引」プログラムの対象商品も、「618商戦（同社が毎年6月18日に開催するセール）」の2倍に増えたと発表した。

JD は、299人民元（約6,000円）ごとに50人民元（約1,000円）の割引を行い、顧客に「純粋な低価格」を提供することを約束するとしている。同社は10月23日午後8時（日本時間同日午後9時）から、独身の日のキャンペーンを開始する。同社はまた、Apple の新型 iPhone のラインナップを含む有名ブランドの売れ筋商品の多くが事前に仕入れられたと指摘した。（京東）

Meituan（美団）、数ヶ月のテスト期間を経て短編動画機能をローンチ（10月19日）

フードデリバリ大手の Meituan（美団）は、同社と同名の独立系アプリに短編動画機能を正式に導入した。この動きは、中国の一部都市での約半年にわたるテストの後に行われた。北京を拠点とする Meituan は、この新機能を非常に重視しており、アプリのトップページの下部に中心的な位置を与えている。

短編動画事業の責任者は、新たに昇格した Meituan の上級副社長 Li Shubin 氏（李树斌）の直下に所属する。地元メディアの Jiemian（界面）によると、Meituan は現在、ユーザがプラットフォームを通じてオリジナルの動画を撮影してアップロードする機能をサポートしておらず、既存のコンテンツはほとんどが外部のプラットフォームから購入したものだという。（界面）

JD（京東）、競争激化でオンデマンドデリバリの配達時間を1時間に短縮（10月19日）

中国のオンラインショッピング大手 JD（京東）は18日、オフラインの小売店舗から3～5キロ圏内の消費者をターゲットに、オンデマンドデリバリの市内配達時間を1時間に短縮する予定であると発表した。この動きは、JD が Meituan（美団）や新規参入の Douyin（抖音）との熾烈な競争に直面し、配送スピードの強化競争を促していることに由来する。

北京で開催された関連イベントで、JD Retail（京東零售）の CEO Xin Lijun（辛利軍）氏は次のように述べた。

オンデマンドリテールは、JD の全体的な戦略の重要な一部であり、加盟店とブランドパートナーを結びつけ、外部からの課題に対処しつつ、堅実な成長を確保する上で重要な役割を果たしている。

JD はまた、18日に5カ年計画を発表し、200万以上の地元の中・小規模店舗のデジタル変革を促進することを目指すと明らかにした。さらに、JD は今後5年間で、1,000万人以上の個人が、宅配業者、オーダーピッカー、プロモーターなどの「柔軟な役割」に従事する機会を創出する計画だ。（京東）

BaichuanAI（百川智能）、Alibaba（阿里巴巴）やTencent（騰訊）らから3億米ドルを調達（10月18日）

BaichuanAI（百川智能）は17日、Alibaba（阿里巴巴）、Tencent（騰訊）、Xiaomi（小米）らから新たなラウンドで3億米ドルを調達したと発表した。創業6ヶ月の AI スタートアップは、正確な評価額を公表しなかったが、ユニコーンになったと宣言した。

BaichuanAI は、Sogou（搜狗） の CEO Wang Xiaochuan（王小川）氏によって4月に設立され、6月から毎月アップデートを行いながら3つの AI 基盤モデルを発表している。（財新）

Didi（滴滴出行）の自動運転トラック事業、6,200万米ドルを調達しスピンオフ（10月18日）

36Kr（36気）が17日に報じたところによると、Didi（滴滴出行）は最近、自動運転トラック事業を独立した事業体として設立し、「KargoBot（卡爾動力）」と名付け、直近のラウンドで約4億5,000万人民元（約93億円）の調達に成功した。この調達には、国内のカシミアメーカー Erdos Group（内蒙古鄂爾多斯投資控股集団）などが参加した。この戦略的な動きは、KargoBot に、パートナーとの商業運行のためのロボットトラックの操縦において、より大きな自律性を提供することを目的としていると、この問題に詳しい情報筋は明らかにした。

Didi は新たに設立される事業体の筆頭株主の地位を維持する。現在、Didi は中国の道路で150台の自動運転トラックを運行しており、特に北部地域で石炭などのバルク貨物の輸送を専門としている。この報道は、今後2年間で自動運転トラックを1,000台以上に拡大するという Didi の野心的な計画を概説している。注目すべきことに、Didi は以前、自動運転部門の発足から3年後の2019年8月に、自動運転部門をスピンオフさせていた。（36気）

TikTok、イスラエル対ハマスの戦争のフェイク情報対策で追加措置（10月16日）

欧州連合（EU）委員の Thierry Breton 氏は15日、TikTok CEO Shou Zi Chew（周受資）氏宛てに書簡を送り、「暴力的なコンテンツから子供やティーンエイジャーを守る」よう求めた。EU は TikTok に対し、24時間以内に書簡に記載された3つの要請に応えるよう求めた。これは、EU が8月にデジタルサービス法を導入したことを受けたもので、同法は、4,500万人以上のEUユーザを持つプラットフォームに対し、「違法コンテンツ」を積極的に削除することを求めている。

TikTok のブログに掲載された声明の中で、TikTok はコマンドセンターを立ち上げ、グラフィックや暴力的なコンテンツを発見して削除するための自動検出システムをアップグレードし、コンテンツをレビューするためにアラビア語とヘブライ語を話すモデレータを増員したと述べている。（TikTok）

【via TechNode】 @technodechina

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