中小企業経営者向け「RISONAL M&A」運営、11億円をシリーズA調達——LLM活用し、エージェント業務を非属人化

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オーナーズ代表取締役の作田隆吉氏
Image credit: Owner’s

M&A エージェントサービス「RISONAL」を提供するオーナーズは29日、シリーズ A ラウンドで11億円を調達したと発表した。このラウンドは SMBC ベンチャーキャピタルがリードし、DEEPCORE 、三菱 UFJ キャピタル、SBI インベストメント、池森ベンチャーサポート、みずほキャピタルが参加した。

これは同社にとって、2021年8月にワングローブキャピタルから実施した1.5億円の調達(シードラウンドと推定)、2023年1月に実施した1.8億円の調達(プレシリーズ A ラウンド)に続くものだ。累積調達額は14.3億円に達した。DEEPCORE、三菱 UFJ キャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

RISONAL は、M&A エージェントサービスを中小企業に提供しており、M&A や 資産運用領域で知識や経験のある人材と、AI 、データ活用、自動化を組み合わせたサービスを提供している。今回の資金調達により、LLM を使用した AI 開発を進め、エージェントサービスの属人性を減らし、高品質なサービスを広く提供するための体制整備を行う計画だ。

具体的には、LLM を活用し、面談議事録の自動記録や買い手候補先のリストアップ、譲渡スキーム分析、提案書ドラフトの自動生成などの AI 機能を開発し、来春に実務導入が目指す。同時に、ナビゲーションシステムの高度化や情報授受・整理を効率化するツールの導入、AI を用いた財務データの分析自動化なども進め、業務の効率化を推進する。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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