ビジネス向け共創コミュニティ基盤「Tailor Works」、マッチングにジェネレーティブAI導入

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「Tailor Works」
Image credit: Tailor Works

テイラーワークスは14日、ビジネス向け共創コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」に AI メンバーマッチング機能(β版)を導入し、ユーザマッチングを強化すると発表した。この新機能は、共通の目的や興味を持つユーザ同士のマッチング度合いや貢献度を数値で可視化し、コミュニケーションを促進することで、課題解決や社会課題解決のコラボレーションを加速させることを目的としている。

テイラーワークスはこれまで、事業会社や自治体、金融機関などさまざまな組織のコミュニティ運営を通じ、新規事業創出や地域産業の支援など、多様な業種・地域のコラボレーションを支援してきた。しかし、コラボレーションの成果を最大化するには、マッチング支援の質と量の向上が必要であるとの課題が浮き彫りになった。特に、マッチング業務における非効率性と再現性の課題が共通していた。

AI メンバーマッチング機能は、ジェネレーティブ AIを活用してユーザマッチング業務の質と量を向上させる。ユーザ同士のマッチング一覧を提案し、マッチングスコアや貢献内容を自動で算出するとともに、会話のシミュレーションを生成し、コミュニティ運営者がユーザー同士の相性を判断してグループチャットを開始するサポートを行う。

新機能は「Tailor Works」上でコミュニティ内の拡張機能として提供され、既存のコミュニティ機能と組み合わせることで、情報収集やマッチングの質と量の向上、共創成果の最大化を実現する。テイラーワークスは、この新機能を通じて「世界を変えるつながりを創る」ミッションに向けて一層の進展を図るとしている。

代表取締役社長の難波弘匡氏は、テイラーワークスを2018年5月に創業。難波氏は以前、イベント運営のメジャース(2017年9月に TKP が買収)で Google や Marketo など外資系企業や Sansan やトレジャーデータなどスタートアップのコミュニティマーケティング支援に従事、その後イベントクラウドシステムの開発と販売を牽引した。

テイラーワークスは2020年10月にサービスをローンチし、事業会社、省庁・自治体、金融機関が運営するコミュニティが、コミュニティ同士や課題解決を目的としたつながりを通して、コミュニティの目標達成することを目的に運営支援している。今年4月にシリーズ A ラウンドのファーストクローズで資金調達し、累積調達額が3.2億円に達したことを明らかにしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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