シニア向けコンシェルジュ「もっとメイト」展開、AgeWellJapanが6,500万円を調達

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AgeWellJapan の皆さん
Image credit: AgeWellJapan

シニア向けにコンシェルジュパートナー「もっとメイト」や、多世代コミュニティスペース 「モットバ!」を運営する AgeWellJapan は12日、6,500万円を調達したと発表した。ラウンドは不明。このラウンドに参加したのは、ANRI、Z Venture Capital、日本政策金融公庫、第一勧業信用組合、きらぼし銀行。

今回ラウンドの投資家のうち、ANRI、Z Venture Capital はシードラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達により、累積調達額は1.2億円に達した。同社では今回調達した資金を使って、事業開発や採用の強化に取り組む。

AgeWellJapan は2020年1月、赤木円香氏により創業(以前の社名は MIHARU)。介護ではない生活をサポートする存在として「ライフコンシェルジュ」という業態にたどり着き、2020年11月から、もっとメイトを開始した。もっとメイトは、高齢者に対して定期的な傾聴を行い、抱える悩みの解消や願望の実現をサポートする。

また、同社は2023年4月、二俣川駅直結の商業施設「相鉄ライフ二俣川」の閉館を受け、相鉄線直結の地域コミュニティスペース「モットバ!FUTAMATA RIVER LIBRARY」を継承し運営を開始した。この施設は月額会員制のほか、ドロップイン利用も可能で、街で暮らす高齢者層の憩いの場となっている。

日本において65歳以上の高齢化率は29.1%に到達し、超高齢社会となっている現在、健康維持や介護予防を⽬的とした保険外サービス市場が注⽬されている。先進するアメリカでは、2017年からサービスを開始したファミリー・オン・デマンドの「Papa」のメンバー数が250万⼈を超えるなど成長を見せている。

(編注:AgeWellJapan のリリースでは Papa のユーザ数は25,000人とされていますが、Health Plan Alliance の web サイトでは、介護者である Papa Pals が25,000人、メンバー数は250万人とされているため、BRIDGE では後者の数字を採用しました。)

via PR TIMES

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