貸付投資のファンズ、ベンチャーデット事業に参入——三井住友信託や福岡銀行らと50億円ファンド

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Image credit: Funds

企業と個人をつなぐ貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を運営するファンズは8日、2023年12月に子会社 FundsStartups を設立していたことを明らかにした。FundsStartups はミドル・レイターステージのスタートアップ向けにベンチャーデットファンドを立ち上げる。ファンドの LP には、三井住友信託銀行と福岡銀行が参画し、1st クローズでの規模は10億円。

今後、他の金融機関にも参画を促し、2024年中には総額50億円規模を目指す。Funds では、日本で初めての「金融機関共同研究型ベンチャーデットファンド」としている。金融機関各社は、このファンドで得た知見やノウハウを活用し、将来、自前で独自のベンチャーデットサービスを構築することが期待される。

最近、エクイティファイナンスの市況が悪化が特に海外で顕著だ。国内でもスタートアップの資金調達の手段を多様化しつつあり、ファンズ代表取締役 CEO の藤田雄一郎氏は昨年のシリーズ D ラウンド調達時のインタビューで、「以前は9割がた(金融機関側で)門前払いだったのが、最近では CFO 界隈で(デットファイナンスが)市民権を得てきている」と話していた。

近年、スタートアップを含む複数の企業がベンチャーデットへの参入を表明している。2022年にはマネーフォワードシンカらが SDF キャピタルを設立、2023年には UPSIDER がみずほイノベーション・フロンティアと合弁会社を設立した。金融庁も事業性に着目した融資を促進すべく法案の立法化に取り組むなど、ベンチャーデット市場の拡大が進んでいる。

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