電力9割減&容量1000倍のメモリー材料開発、広島大発マテリアルゲートがデット含め1.6億円をシード調達

SHARE:
Image credit: UntroD Capital Japan

次世代半導体メモリ材料「単分子誘電体」の社会実装を目指すマテリアルゲートは10日、シードラウンドで1.6億円を調達したと発表した。

このラウンドにはインキュベイトファンド、UntroD Capital Japan(旧リアルテックホールディングス)、東京応化工業、広島ベンチャーキャピタルが参加した。また、調達額には⽇本政策⾦融公庫からの資本性劣後ローンによる融資が含まれる。

マテリアルゲートは2023年6月創業。次世代半導体メモリ材料である単分子誘電体の製造・販売、単分子誘電体を活用したデバイスの研究開発を行っている。

単分子誘電体は、広島大学の西原禎文教授が世界で初めて開発したもので、室温において単一分子に情報を記録できる新しいメモリ材料だ。

単分子誘電体を使ったメモリは、従来のメモリに比べて約1,000倍の高密度化と、約90%の消費電力削減効果が期待されているという。

今回の資金調達を受け、同社は研究開発員の採用を強化し、単分子誘電体の量産検討やメモリプロトタイプを始めとした単分子誘電体デバイスの要素技術の実用化開発を進める方針だとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する