データマネジメント技術のシマント、2億円をシリーズA調達——物流の「2024年問題」解決目指す

SHARE:
Image credit: Simount

シマントは16日、シリーズ A ラウンドで約2億円を調達したと明らかにした。このラウンドには、ベンチャーラボインベストメント、ネクスウェイ、北陸地域ベンチャーファンド(三谷産業傘下の Carbon Ventures と 北國フィナンシャルホールディングス傘下の QR インベストメントが GP、三谷産業と北國銀行が LP)などが参加した。これは同社にとって、同社が2020年10月に明らかにした1億1,000万円の調達に続くものだ。

2024年4月から施行される働き方改革関連法により、トラックドライバーの年間時間外労働が960時間に制限される。これにより、ドライバー1人当たりの走行距離が短くなり、物流業界全体の輸送能力不足が懸念されている。この問題は単に労働時間の問題だけでなく、日本の物流システム全体に大きな影響を与える可能性がある。特に、企業間物流における効率化が急務となっており、業界全体での取り組みが求められている。

シマントは、創業以来培ってきたデータマネジメント技術を活用し、企業間物流の効率化に注力している。同社の特徴は、各業界の物流キープレーヤーと密接に連携し、実務に即したソリューションを開発している点だ。既存の TMS(輸配送管理システム)と互換性を持たせることで、導入障壁を低く抑えている。AI-OCR を活用し、紙の運行日報をデジタル化する計画も進めており、物流現場のデジタルトランスフォーメーションを加速させる。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する