インターステラテクノロジズ、31億円をシリーズE調達——ロケットと人工衛星の両方を開発する、垂直統合型スタートアップへ

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Image credit: Interstellar Technologies

宇宙輸送と利用の総合インフラ企業を目指すインターステラテクノロジズは6日、シリーズ E ラウンドで31億円を調達したと明らかにした。このラウンドには、SBI グループ、NTT ドコモ、西武信用金庫、西武しんきんキャピタル、NES、北洋銀行(東証:8524)、北海道二十一世紀総合研究所、情報通信研究機構(NICT)が参加した。金額には、りそな銀行からのデットが含まれる。この調達により、同社の累積調達額は約170億円に達した。これは2023年1月にクローズしたシリーズ D ラウンドに続くものだ。

同社は、日本初の「ロケットと人工衛星の垂直統合型」スタートアップとして注目を集めている。ロケット事業では、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を進めており、2027年度までに最大140億円の政府支援を受ける可能性がある。一方、人工衛星事業では、次世代の衛星通信サービス「衛星通信3.0」の開発に取り組んでいる。このサービスは、スマートフォンなどの地上端末と直接通信可能で、地上通信網と同等の高速・大容量通信を実現することを目指している。

インターステラテクノロジズは、小型ロケット「ZERO」の開発を進めている。2023年1月には、衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」の開発を発表した。2023年7月には牛ふん由来の液化バイオメタンを燃料に選定し、環境に配慮した取り組みを示した。2024年3月に JAXA と超小型衛星の打上げに関する協定を結び、同年6月には総務省の研究開発を受託した。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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