アジア各国を中心にアプリ開発のグローバルソーシングを展開するセカイラボの親会社であるモンスター・ラボは4日、島根の山陰合同銀行の投資子会社・ごうぎんキャピタル、りそなキャピタル、および既存株主から2.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。これは2011年5月2015年11月に同社が実施した、パソナテックと DG インキュベーションからの4億円の調達に続くもの。調達ラウンドについては確認できていない。
中国、バングラデシュ、ベトナムなど世界17カ国でオフショア/グローバルソーシング事業を展開するセカイラボだが、さらに多くの地域への拠点拡大に余念が無いようだ。10月には、同社代表の鮄川宏樹(いながわ・ひろき)氏らがヨルダンを訪問しており、アジアから西伸し中東地域への拠点展開も検討している模様。今回調達した資金は、これらの業域拡充に充当されると考えられる。
今回新たに株主に加わったごうぎんキャピタルからの出資は、モンスター・ラボが島根県の松江に開発拠点を置いていることが関係しているようだ。モンスター・ラボでは従来のオフショア開発にとどまらず、海外からの日本へのエンジニア招聘を検討しており、同社では、エンジニア不足が深刻な問題となっている山陰地方の IT 業界の状況改善に寄与したいとしている。
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