モバイル広告プラットフォーム企業であるAmobeeによって、モバイル広告は新たなレベルへと突入した。Amobeeは、世界でも最先端のマルチメディアの天気予報情報を扱うAccuWetherと専属的パートナーシップを締結したと発表した。
SingTelのDigital Life Groupで新たなデジタルの成長エンジン制作に特化する部門であるAmobeeは、包括的かつエンドツーエンドなモバイル広告ソリューション及びサービスを世界中の広告主やメディア、オペレーターに提供する。一方のAccuWeatherは、100以上の天気やライフスタイル、位置情報といった選択肢を広告主が選べるようにすることで、モバイル広告やモバイルアプリ、モバイル向けサイトを高度に文脈化し携帯広告の革新的存在となっている。
3月のAmobeeの3億2100万米ドルでの買収で、SingTelは携帯マーケティングの分野、特にブランドと消費者間の1対1の領域における拡張に照準を合わせた。
各領域で大手2社による専属的パートナーシップは、よりアジアに注目する世界中の広告主に対して最適なモバイル広告を提供することで、世界規模で携帯広告に革命を起こすことがと期待されている。今回の合意により、AccuWeather AmobeeのPulse for Publishersのソリューションを活用して、iOS、Android等のモバイルOS向けのスマホアプリやタブレットアプリだけでなく、携帯向けウェブサイトの広告をも強化することができるようになる。
数字を見る限りでは、この天気予報企業のモバイルアプリユーザ規模は世界で5億台だ。世界中の携帯端末からの22億回にも上るデータリクエストに応えており、これは2011年の3倍にもなる。AccuWeather出身でデジタルメディア担当の副社長兼CBO(チーフ・ビジネス・オフィサー)のJim Candor氏は、今回の巨大な合併によって「大きなブランドや広告代理店は最も高品質な読者に世界規模で狙いを定めることができるようになる」と確信している。
【via SGEntrepreneurs】 @sgentrepreneurs
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