組込み向けディープラーニングソリューション開発のLeapMind、シリーズBラウンドでインテルキャピタルなどから11.5億円を調達

SHARE:
11日に東京で開催された Intel FPGA Technology Day で。左が創業者で CEO の松田総一氏
Image credit: LeapMind

19日(日本時間20日)にインテルキャピタルが発表したニュースリリースによると、ディープラーニング技術を活用した企業向けのソリューションを提供する LeapMind は、シリーズ B ラウンドで約11.5億円を調達したことが明らかになった。このラウンドをリードしたのはインテルキャピタルで、GMO Venture Partners、NTT データ(東証:9613)、イノベーティブ・ベンチャー(NEC キャピタルソリューションと SMBC ベンチャーキャピタルによるファンド)、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、孫泰蔵氏がチェアマンを務める Visionnaire Ventures、アーキタイプベンチャーズの7つの企業およびファンド。

LeapMind にとって、今回の調達は3.4億円を調達した昨年8月のシリーズ A ラウンドに続くものだ。伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、Visionnaire Ventures、アーキタイプベンチャーズはシリーズ A ラウンドに参加しており、今回のシリーズ B ラウンドで2度目の出資参加となる。

LeapMind が開発するソフトウェア/ハードウェア技術
Image credit: LeapMind

LeapMind は2012年12月、松田総一氏らにより設立(設立時の名前は AddQuality)。エッジコンピューティングに必要不可欠な、組込み向けのディープラーニングソリューション「JUIZ(ジュイス)」を開発しているほか、今年8月にはエッジコンピューティング向けディープラーニング開発環境「Blackstar(ブラックスター)SDK」をリリースしている。

AddQuality の時代には画像認識して類似商品を検索する「Ingram」で KDDI ∞ Labo の第7期に採択、LeapMind に社名改称後も、今年2月には世界的半導体メーカー NVIDIA のスタートアップ支援プログラム「Inception Program」のパートナー企業に選ばれたほか、EY Innovative Startup 2017 の AI 部門に採択された。

LeapMind では今回調達した資金を、ソフトウェアとハードウェアの両領域におけるソリューションの研究開発、世界中からの従業員の雇用、海外を含めた事業開発や営業基盤の拡大に充当するとしている。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する