相乗り前提のライドシェア「Via」が伊藤忠・森ビルと戦略的パートナシップで日本市場に本格参入

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ピックアップVia Announces Strategic Partnership with ITOCHU Corporation and Mori Building Company

ニュースサマリー:ライドシェアサービスを展開するVia Transportationは15日、伊藤忠商事および森ビルと戦略的パートナシップを結んだと発表した。同社はニューヨークに本社を置く、米国発のスタートアップ企業。一般的なライドシェアサービスとは違い、Viaは初期段階から「誰か」と相乗りすることが前提のサービス。独自のアルゴリズムで最適化されたうえでマッチングされるため、効果的にかつ低価格で利用することができる。

話題のポイント:UberやLyftによるライドシェアサービスの戦いが繰り広げている中で、Viaはまた新しい観点で市場を拡大させているスタートアップです。

同社は昨年8月ごろより、森ビル社員向けに実証実験を開始していました。メルセデスベンツとの連携で提供された「HillsVia」は、森ビル社員が無償で利用でき、「オンデマンド型シャトルサービス」として運営展開していたものです。

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森ビルリリースより

ライドシェアという形ではなく、市内を無償で移動することができる「オンデマンド型シャトルバス」とすることで日本の法律に沿って、実践的な取り組みをしているという形ですね。「相乗り」前提のライドシェア、言い換えればUberやLyftがメインで獲得していない市場の隙間を狙っているといえるVia、面白そうです。

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