NY発、女性の更年期症状に対処するプラットフォーム「Elektra Health」

Image credit: Elektra Health

ピックアップ:Elektra Health Raises a $3.75M Seed Round to Grow its Platform for Women Going through Menopause

重要なポイント:ニューヨークを拠点とし、更年期症状のプラットフォームを展開する Elektra Health は8月10日、375万ドルのシードラウンドを実施したことを発表した。

  • 本ラウンドは、Flare Capital Partners と Seven Seven Six がリードし、January Ventures、Human Ventures、City Light Capital、The Fund、Community Fund および Hannah & Guy Raz 夫妻、Claire Diaz-Ortiz 氏、Jenny Fielding 氏などのエンジェル投資家が参加した。
Image credit: Elektra Health

詳細:Elektra Healthは2019年、Alessandra Henderson 氏とJannine Versi 氏がニューヨークで共同設立。

  • 設立以来、約1800人の女性が、同社の更年期プログラムを利用した。
  • 同社が展開するプラットフォーム上では、遠隔医療を通じ更年期の症状に対する臨床ケアが受けられる。また、エビデンスに基づいたコンテンツや、当事者同士のサポートコミュニティ、1対1での専門家とのセッションなどを含んだ独自のプログラム「Meno-morphosis」を2022年に一般公開予定。
  • 共同創業者の Jannine Versi 氏は今回の調達に際し、Femtech Insider で次のようにコメントしている。

Elektra Healthでは、いまだに偏見や誤った情報に支配されている更年期障害のあり方を刷新していきます。(中略)更年期の症状におけるイノベーションは、現状では表面的な内容に留まることが多く、女性たちが直面する現実的な問題や症状に有意義に対処することができていません。私たちはエビデンスに基づいたアプローチで更年期の女性が直面する現状を改善できるよう、さまざまなプログラムを提供していきます。

背景:更年期の症状は、ホルモンの影響で一般的に40代〜50代から始まり、寝汗やほてりなど最大34の症状がある。80%の女性がQOL(生活の質)に悪影響を及ぼすような症状を経験していると言われ、世界で6,000億ドルの市場規模があると見られている。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via FemTech Insider

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