米HRテックのRemote、ソフトバンクVF2らから3億米ドルをシリーズC調達——時価総額は30億米ドルに

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Image Credit: Remote

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サンフランシスコに本拠を置く Remote は、シリーズ C ラウンドで3億米ドルを調達した。時価総額は30億米ドルに達した。このラウンドは、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2がリードし、Accel、Sequoia、Index Ventures、Two Sigma Ventures、General Catalyst、9Yards、Adams Street、Base Growth などが参加した。今回ラウンドを受けて、Remote の累積調達額は4億9,500万米ドルに達した。

Remote は、世界中に分散した労働力の管理・支援の先駆者で、給与計算、税務、コンプライアンスサービスを提供している。2021年7月にシリーズ B ラウンドで1億5,000米ドルを調達しユニコーンクラブ入り(時価総額10億米ドル超)した。同社の年間経常利益は昨年1年間で13倍成長、従業員は9倍増加し現在65カ国に900人以上の従業員を擁していると報告している。今回の資金調達で、Remote は製品開発を加速させ、サービスをさらに他の地域にも拡大していく予定だ。

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昨年、HR テックのプラットフォームは合計で92億米ドルを調達しており、今年に入ってからは24.6億米ドルの資金がこの分野に投入されている。給与計算とリモートチームのコンプライアンスプラットフォーム「Omnipresent」は先月、Kinnevik AB と Tencent(騰訊)がリードしたシリーズ B ラウンドで1億2,000万米ドルを調達、また、同業の Deel は Coatue がリードしたシリーズ D ラウンドで、4億2,500万米ドルの資金を調達した。Deel の時価総額は55億米ドルだった。

via GlobalNewsWire by Notified

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