スポーツメディアを手がける Group One Holdings が、アメリカで IPO を検討していると Bloomberg が報じた。
総合格闘技プラットフォーム「One Championship」を運営する同社は、すでに本社をシンガポールからケイマン諸島に変更し、市場デビューに向けた準備を進めている。17日には、シンガポールの会計企業規制庁(ACRA)に通知しているという。
同社は以前、SPAC(特別目的買収会社)と合併し、アメリカで上場することを検討していた。
Group One は2021年12月、1億5,000万米ドルのエクイティファイナンスを実施し、その際の時価総額は14億米ドルだった。この資金は、コンテンツの多様化とアジア以外の地域への展開に使われた。
Group One は、ハーバード大学を卒業した Chatri Sityodtong 氏によって2011年に設立された(当初の社名は One Championship)。
総合格闘技特化の One Championship と 2019年にローンチした e スポーツ特化の One Esports という2つのプラットフォームを通じて、Group One の番組やコンテンツは150カ国以上に放送されている。世界の総合格闘技の市場は、2021年から2026年にかけて、年複利成長率6.1%で成長すると予想されている。
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