家電のスペアパーツをメーカーに代わって3Dプリントで制作するサービス「Kazzata」

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自宅の家電製品のちょっとしたパーツが壊れたり無くなったりして、メーカーに問い合わせてみても在庫が無い……。

そんなスペアパーツが手に入らない消費者、そしてスペアパーツの在庫を持てないメーカーの悩みを解決するのが「Kazzata」だ。スペアパーツという部分に焦点を当てることで、メーカー、デザイナー、消費者を対象に3Dプリントサービスを展開している。

「Kazzata」が提供するサービスの方向性は主に2種類で、ひとつがメーカーとデザイナーを結びつけるというもの。

自社製品のスペアパーツを3Dデータ化したいメーカーと、3Dデザインができるデザイナーをマッチングさせ、様々な既存製品(家電製品やおもちゃ、スポーツ用品など)のスペアパーツを3Dデータ化してアーカイブさせることができる。

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ふたつ目は消費者向けに必要なスペアパーツを3Dプリントして届けてくれるというもの。

例えば自宅にある簡単なパーツを写真撮影してKazzataに送付するだけで、3Dデータ化され、3Dプリントされ、家まで届く。またデータでの納品にも対応しているため、DMM.comといった3Dプリントサービスを利用することも可能だ。消費者はスペアパーツを探したり、メーカーに問い合わせる面倒な手続きを省ける。

サービスはまだスタートしたばかりで登録されている3Dパーツはまだまだ少ないが、メーカーとデザイナーを結びつけ、世界中のスペアパーツのニーズにこたえるという新しい仕組みに期待したい。

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