BRIDGE

タグ AppWorks(之初創投)

台湾のAppWorks(之初創投)が第10期のデモデイを開催、ピッチしたチームのうち約半数をIoTが占める

SHARE:

台湾最大のスタートアップ・アクセラレータ AppWorks(之初創投)は17日、第10回のデモデイを開催し、インターネット・エコシステムの新しいバッチを披露した。合計1,200人が21チームのピッチを観覧するために参加、約半数のチームはソフトウェアとハードウェアを融合したサービスを開発しており、今回のイベントは、台湾のソフトウエア・ハードウェア産業がイノベーションの方向性を示す形となった。 App…

appworks-10th-demo-day-featuredimage

台湾最大のスタートアップ・アクセラレータ AppWorks(之初創投)は17日、第10回のデモデイを開催し、インターネット・エコシステムの新しいバッチを披露した。合計1,200人が21チームのピッチを観覧するために参加、約半数のチームはソフトウェアとハードウェアを融合したサービスを開発しており、今回のイベントは、台湾のソフトウエア・ハードウェア産業がイノベーションの方向性を示す形となった。

AppWorks の共同創業者である Jamie Lin(林之晨)氏はデモデイの開演にあたり参加者について触れ、聴衆の9割がデモデイに初参加で、これはインターネット技術産業が大きな影響を与え、さまざまな人がつながり始めた結果だと述べた。

多くの産業がイノベーションを声高に叫んでいる。Bank 3.0、スマートシティ、モバイルなど、これらを陰で支えているのはインターネットだ。台湾は現在、最悪の時代を経験している。インターネット産業が共に一つにならず、従来からの産業を革新させるレベルにまで達していないからだ。AppWorks の目標は、全力でそのようなことを可能にすることだ。

先人たちよ、若い人々にチャンスを与えよ。

Lin 氏は、台湾の産業が発展していない理由として、3つの理由を挙げた。人の不足、機会の不足だ。従来産業の巨人の手に、これらのリソースが過度に集中しており、若い人たちの成長を阻害しているというのだ。しかし、先代の人たちは既にそのようなリソースにアクセスできているため、次世代の発展のことを気にしない。先人たちは、台湾の次の世代の人々が、以前よりも困難に直面していることを心配していないのだ。

台湾の現在の高等教育は、ソフトウェア人材の輩出に不足をもたらしており、主要産業の需要に適合していない。さらに、従来からの産業は若い人々に機会を与えていない。Alibaba(阿里巴巴)は、社会人6〜7年の若い人たちに仕事を渡しているのに、台湾は若い人たちに、新会社を作る機会にアクセスさせたがらない。でも、最終的には、若い人たちには信用が不足していて、財務を運用する資本家はそれを支援すべき、ということだ。

私はここでそれを訴えたい。もし、台湾の発展を牽引したいなら、どうか若い人たちに手を差し伸べてほしい。

AppWorks の生み出したスタートアップの営業売上は総額約290億円に

台湾の若い世代が野心を失っているのを垣間見て、AppWorks は科学技術の新しいエコシステムを作るべく、総合的なイノベーションの力を注いできた。インターネット・サービスを始めようとするソフトウェアやハードウェア会社が居れば、それを協力・支援しようというのが AppWorks の目標だ。今年初めに設立した2つめのベンチャーファンドは、Eコマース、ネットワーク産業のシードスタートアップに資金を提供するのに加え、台湾の IoT スタートアップの起業を促すべく、AppWorks 共同創業者でリーダーの詹益鑑(英語名通称:Dr. IC)氏がオープンした AppWorks IoT Space は、ラボ機能、オワーキング・スペース、投資家、起業家、サムライチェーンの交流プラットフォームを提供する。

このような努力が楽観的な結果を見せている中、Jamie Lin 氏は次のようにコメントした。

AppWorks のデータによれば、AppWorks のアクセラレータ・プログラムはこれまでに226のスタートアップ・チームを輩出しており、創造した営巣総額は 73.3 ニュー台湾ドル(約290億円)、雇用は2194人以上に上る。この数字は営業売上ベースで昨年の385%、雇用人数ベースで昨年の151%に上り、台湾の経済発展や産業のモデルチェンジに貢献している。

台湾の視線は現在、中国の広大な市場に向いているが、そこにはアドバンテージは無い。むしろ、アングルを東南アジアに向けることで、そこには6億人の人々が居て、スマートフォンを持っている人だけ見ても1億人の人々がいる。したがって、今後30年間の台湾は、東南アジアのパワーハウスになることで、ビジネス機会が得られるだろう。

現在では、AppWorks を卒業したチームの多くが台湾を離れ、東南アジアの市場に事業展開しており、例えば、EZTABLE はタイ市場に参入、AppWorks Fund(本誠基金)からの出資を獲得した UITOX は東南アジアで経営に尽力、欧米の越境コマース・東南アジア横断の O2O シェアドライビング・サービス DingTaxi(叮叮包車)は増資を完了するなど、よい結果を出し始めている。

ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービスが約半数を占め、日常の不便を解決しようとするソリューションが多い。

第10回を数える AppWorks の今回のバッチには27チーム、82人の起業家が参加しているが、うち21チームがこの日のデモデイに登壇した。台湾の科学技術の大企業出身の起業家も多く、彼らのプロダクトはソフトウェアとハードウェアの融合したものであり、概ね半数のチームが IoT に特化している、という結果になった。

今日のチームは、生活の中で未解決の不便を見つけ、創業のアイデアを考え、大掛かりなデモを次々に披露した。その中でも、有名店で並ばなければならない問題を解決する「WAITABLE(排一下)」、食の安全を提供する「Formosa Fresh(寶島農業合作社)」、アジア人女性の体型にあわせたウェディングドレスをデザインする「東京婚礼」は、専門的な分野の不便を解決しようとした事例だ。以下に、TechOrange では今日のデモデイで披露された興味深いチームのサービスを紹介する(登壇順に紹介)。

クラウド翻訳「WritePath」

WritePath は、クラウド翻訳ユーザとマシンラーニングを掛け合わせた翻訳プラットフォームだ。10万人のフリーランサーが居て、35ヶ国語が取扱可能。財務金融、科学技術、ビジネスの翻訳を処理する。人が翻訳を繰り返すことで、バックエンドのマシン・ラーニング・エンジンにデータが蓄積される。これまでに200万字を翻訳しており、420億ドルの市場規模がある。

writepath_screenshot

出産育児支援プラットフォーム「Iaunty(愛月嫂)」

子供が生まれた後に必要となるコスト、労力、時間を省くために、CEO の Jack は「Iaunty」プラットフォームを設立した。妊婦や新生児のケアを考慮し、産後1ヶ月間通院しなくても、自宅で養生できる環境を提供する。O2O により助産婦や育児ヘルパーを紹介、全世界の8つの国で華人の助産婦・育児ヘルパー派遣のサービスを展開。現在、プラットフォーム上には90人の助産婦・育児ヘルパーが居て、全員が3年以上の職務経験を有し、専門課程の訓練を受けている。

launty_screenshot

スマートぬいぐるみ「MooreDoll(摩豆創意科技)」

Foxconn 出身の CEO 郭柳宗氏は、子供向けのスマートぬいぐるみ「MooreDoll」を作ることを決めた。熊のぬいぐるみを通じて、子供たちは家族や友人たちとおしゃべりができる。チームは既に IoT モジュール、iOS と Android アプリを開発している。ぬいぐるみは、会話、付き添いに加え、教育のよきパートナーとしての機能も備えている。

NoaCare

Noa チームが披露したエレガントなデザインのスマート飲水器「Pura」は、ペットの猫の飲水習慣をトラッキングし、スマートフォンアプリでモニタ、クラウドとシンクロさせ猫の健康状態を分析できる。飼い主は健康状態を把握し、飲水の不足が招く猫の腎不全を予防し、高額な医療費用を回避することができる。

IIOT(愛物連)

商用 Wi-Fi を用いて、O2O ソリューションと CRM を提供するアイデア「IIOT」。従来からある店舗をスマートストアフロントに変貌させ、顧客サービスの最適化、顧客獲得、マーケティングの問題を解決する。IP Camera と Wi-Fi ホットスポットで構成され、クラウドプラットフォーム上でデータを分析管理、顧客がショッピングバッグを持っている率や販売状態のよいエリアを映像から分析し、より精緻なマーケティングにつなげる。

iiot_screenshot

Aeroprobing(多軸旋機部件開発会社)

Aeroprobing は、小さな男のが抱くパイロットとF1レースの夢を一つにした、軽量なコンテスト向け無人飛行機を発表。無人機は10億ドル市場と言われ、コンテスト向け無人機の市場を開拓し、誰もがレースのスリル感を体験できるようにする。

aeroprobing_screenshot

Dessert365(找甜甜網)

Dessert365」は、隠れた手作り菓子が予約出来るアプリ。有名菓子メーカーや独立企業との提携により、消費者は家にいながらオンラインで、日を指定する形で、宅配または店舗でのピックアップを予約できる。

dessert365_screenshot

Formosa Fresh(寶島農業合作社)

安全な野菜・果物の供給のために、Formosa Fresh は新鮮な野菜や果物のEコマース・プラットフォーム。第三者による検品とフード・トレーサビリティを提供し、収穫から最短6時間でフレッシュな野菜や果物を消費者の手元に届ける。環境にやさしい農業を営む農家のビジネスや販路開拓を支援する側面を持つ。

formosafresh_screenshot

FLUX

昨年、FLUX のチームは Kickstarter 上で164万ドルを集め、これは台湾のクラウドファンディング史上で最大の金額となった。FLUX は素晴らしい3Dプリンティング・プラットフォームを開発しており、ユーザはアプリを使って、簡単に記事を操作できたり、ハードウェア・デザインにおいてノズルを変えたり、レーザー切断したり、3D スキャンしたりできるなどなど多機能を併せ持つ。その他、デザイナーが互いに自分の作品をシェアできるプラットフォームも立ち上げており、3Dプリンティングの応用範囲を広げようとしている。

Linqapp

Linqapp は異言語間のコミュニケーション・プラットフォームで、ユーザは言葉に関する質問をタイプしたり、写真撮影したり、録音したりしてアップロード、Linqapp コミュニティから即座に回答を受け取ることができる。中国語のみならず、多数の言語をサポート。将来的には、異言語間の翻訳サービスや、正確かつ即時通訳サービスを提供することを計画している。

<関連記事>


全体を通して、今日行われたデモはすべてがハイライトであったが、最も重要なのは、やはり、スタートアップがユーザのニーズを捉え、その解決方法を導きだせていたかどうかだ。多くのスタートアップはドラマティックな演出方法を理解していて、「愛月嫂」の CEO が最後に、突然「努力生吧!」と叫んだのは、集まった人々に大きな印象を与えた。冗談はさており、本日の AppWorks デモデイでは、台湾の科学技術産業の将来に向けた、多くの希望に出会うことができた。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange

台湾のAppWorks(之初創投)が約57.6億円を調達、シード/シリーズAラウンド特化の第2ファンドを組成

SHARE:

台湾のインキュベータ AppWorks(之初創投)は今日(原文掲載日3月18日)、台湾のスタートアップに投資するためのファンド「本誠創投基金(AppWorks Fund II)」を15億ニュー台湾ドル(約57.6億円)で組成した。 資金を拠出するのは、連合国発基金(National Development Fund)、国泰人寿保険(Cathay Life Insurance)、フラッシュドライブで…

appworks-press-conference

台湾のインキュベータ AppWorks(之初創投)は今日(原文掲載日3月18日)、台湾のスタートアップに投資するためのファンド「本誠創投基金(AppWorks Fund II)」を15億ニュー台湾ドル(約57.6億円)で組成した。

資金を拠出するのは、連合国発基金(National Development Fund)、国泰人寿保険(Cathay Life Insurance)、フラッシュドライブで知られる群連電子(Phison Electronics)、3大通信会社の遠伝 (Far Eastone)、上海の半導体企業向けVC CID group(華威国際)、台湾の大手金融グループ CTBC Financial(中国信託金融)の子会社 ChinaTrust Capital など9つの大企業。

このファンドは数ヶ月間にわたって、アジアのスタートアップ・コミュニティにおいては、言わば既知の秘密となっていたが、今日それが AppWorks から正式に発表されたわけだ。

AppWorks の創業パートナー Jamie Lin(林之晨)氏によれば、この資金は AppWorks が2010年から行っているアクセラレータ・プログラムを卒業した台湾のスタートアップのために使われるとのことだ。これまでに、プログラムを卒業したスタートアップは190チーム以上。前回の1,100万ドルのファンドでは19チームに資金が投資され、それぞれ AppWorks のパートナーである IC Jan(詹益鑑)、Nice Cheng(程九如)、Joseph Chan(詹德弘)、Jamie Lin らによって運用されてきた。

記者会見で、Lin は台湾が危機の真っ只中にあると強調した。多くの大学卒業者が慢性的な経済発展の遅れに不満を抱いており、Lin 氏は台湾のインターネット産業を育成することで、台湾の経済が遅れを取ることから脱却を図りたいとしている。

<関連記事>

東南アジアへの進出

Lin は Tech in Asia に対し、AppWorks が第一ファンドと同様に第二ファンドを運用し、より多くの東南アジアのチームをネットワークに招き、台湾のスタートアップを東南アジア市場に進出するのも支援したいと語った。

多くの人は気づいていないが、台湾を東南アジアの一部と考えれば、今でも最大の消費者市場だ。もし、東南アジアのスタートアップをやっていて自国でもうまくいっているなら、台湾は海外展開で視野に入れるべき市場だ。

今回のファンドは、台湾のスタートアップ・エコシステムにとっては、大きな分岐点となるだろう。台湾には、豊富なエンジニア、ハードウェアOEM産業、資金の豊富な企業集団が多数存在する。それらは台湾国内にあるものから、CID Group や WI Harper(美国中経済合)のような中国のベンチャーキャピタルまで、中国の製造産業に投資をすることで資産を形成してきた。

しかし、台湾のスタートアップは、この種の高名な組織とは同じ流れをたどっていない。投資の規模や件数という点からは、韓国や東京のような単一市場はもとより、シンガポールや香港といったグローバル市場からも遅れをとっている。この遅れの説明には多くの理由があるが、その多くは台湾に限った話ではない。イノベーションを阻む一つの要因として、アーリーステージやインターネットに明るいVCが少ないことを挙げる人もいる。いずれにせよ、AppWorks の第2ファンドの組成は、台湾にとって勝利だ。

このファンドの発表では、台湾政府が今後も台湾をインターネット起業がよりやすい場所になるよう努力を続ける、という話で幕を閉じた。台湾の国家発展委員会のプロジェクト「Head Start Taiwan(創業抜萃方案)」では、政府は AppWorks を含む4つの民間VCに8,000万ドル以上を投資し、台湾のスタートアップの成長を促そうとしている。外国人人材を雇用する規制も緩和しており、台湾や国外のスタートアップが入居できる2万平方メートルの施設も建設中だ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

台湾の有名インキュベータAppWorks(之初創投)が第9期デモデイを開催、ハード/ソフト融合サービスが増加

SHARE:

台湾の有名インキュベータ AppWorks(之初創投)は11月、台湾大学病院の国際カンファレンスセンターで盛大なイベントを開催し、第9期のバッチに参加したチームが Demo Day で発表した。18のチームが次々とステージ上でデモを行ったが、今回参加したチームは領域が多岐にわたっており、Eコマースに始まり、ネットワーク・メディアから広告販売に至るまで存在した。IoT とクラウドに後押しされる形でソ…

台湾の有名インキュベータ AppWorks(之初創投)は11月、台湾大学病院の国際カンファレンスセンターで盛大なイベントを開催し、第9期のバッチに参加したチームが Demo Day で発表した。18のチームが次々とステージ上でデモを行ったが、今回参加したチームは領域が多岐にわたっており、Eコマースに始まり、ネットワーク・メディアから広告販売に至るまで存在した。IoT とクラウドに後押しされる形でソフトウェアとハードウェアの融合が進む現在のスタートアップ・シーンを反映し、参加したチームのうち5チームは、形のあるソフトウェア・ハードウェア・プロダクトを出展した。

AppWorks 創立者の林之晨(リン・ジーチェン、英文通称 Jamie Lin)氏 はイベントの冒頭、AppWorks が設立された2010年からこれまでのデータを簡単に紹介した。5年間で9回のインキュベーション・バッチを通じ190のチームが生まれ、1,420の業務を提供、過去1年間で生み出された市場価値は39.5億台湾ドル(約145.5億円)に上り、台湾に新しい経済エネルギーをもたらした。

IMG_20141105_131958-550x412

今回の各チームの特徴は、ハードウェアとソフトウェアを融合しているところにあるが、特に今回出されたプロダクトはいずれも成熟していて、市場投入への道も近いと言える。iWEECARE のプロダクトは、世界最小の医療レベルの体温測定パッチで、生理的な変化を予知できるアルゴリズムを実装し、医療機関のデータ分析を支援する。その使いやすさから一般人でも利用ができ、お年寄りや子供のほかにも、不妊に悩む夫婦はこのプロダクトを利用して妻の排卵期を把握、受精しやすいタイミングを見逃さないようにすることができる。

そのほかのハードウェアとソフトウェア融合チームには、家電制御ツールの MightyRC がいる。ケーブルに接続する必要の無い MightyRC を使えば、すぐにでも家にあるテレビ、エアコン、ステレオ、セットトップ・ボックス、照明などの家電一式を MightVoice という音声コマンドと、MightyWave というジェスチャーコマンドで操作できる。家に一台あれば、家族全員に十分な利便性を提供するだろう。

Apple と Google は近々スマートウォッチを発売することからもわかるように、スマートウォッチ市場には大きな可能性がある。今回のバッチからは、スマートウォッチを開発するチームが1つ輩出された。Jumpy は5歳から8歳の児童向けに開発されたスマートウォッチで、世界初の親子対話型ゲームを提供する。ゲームのほか、日常の予定お知らせ機能、メッセージ機能などが搭載され、保護者は子供がどのような生活を送っているかをスマートウォッチを介して把握することができる。11月10日から Kickstarter でクラウドファンディングを開始している(編注:Kickstarter 上でプロジェクトを未確認)。

これまでに AppWorks から輩出されてきたチームと比べて、今回の新しいチームは、以前のオンライン・サービスよりも、バーチャルでハードウェア・ソフトウェアを融合したものに焦点をシフトさせているようだ。これは市場トレンドだけが理由ではなく、アクセラレータ・プログラムに関わる人員の構成によるところも大きい。かつてのアクセラレータは人を育てることに重きを置き、学生や卒業間近のフレッシュな人を相手にしていた。しかし、今回のチームではその半数が Foxconn(鴻海)、Pegatron(和碩)、TSMC(台積電)などのテック企業や、Oracle や McKinsey などの外資系企業の出身者で構成され、彼らは豊富な業界経験を持っている。

彼らは高給を放棄して自らの事業に投じ、国際企業で働いた経験や実践を生かすことで、より成熟度の高いプロダクトを作り出すことを実現している。これは、台湾スタートアップの競争力をワンランク上のレベルへと押し上げてくれるだろう。

IMG_20141105_132005-550x412

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:Jensen

每每看到新奇科技產品或新穎概念應用,總是不禁的 Wow!對人類的聰明才智大感敬佩;於是開始在 TechOrange 裡追著它們跑,相信這會是段有趣又特別的人生馬拉松。

シューティングマシンまで備えた、台湾AppWorks(之初創投)の新インキュベーション・オフィスに注目

SHARE:

台湾を代表するインキュベータAppWorks(之初創投)が移転した。豪華なつくりのオフィスは5Fから6Fへ移転、6Fのアクセラレータ・スペースと7Fのコワーキング・スペースをあわせると、総面積は260平方メートルにまで拡張された。 快適で広々とした仕事スペースだけでなく、Barista がコーヒーや軽食を提供する AppWorks Cafe、スタッフがダンクシュートを練習できるマシン、中小のセミナ…

10888753_944231688921364_682487076340382297_n
台湾を代表するインキュベータAppWorks(之初創投)が移転した。豪華なつくりのオフィスは5Fから6Fへ移転、6Fのアクセラレータ・スペースと7Fのコワーキング・スペースをあわせると、総面積は260平方メートルにまで拡張された。

快適で広々とした仕事スペースだけでなく、Barista がコーヒーや軽食を提供する AppWorks Cafe、スタッフがダンクシュートを練習できるマシン、中小のセミナーが開催できる AppWorks Open Space などが用意されている。

1月9日午後5時から9時まで、台北市信義区基隆路一段178號6F にある AppWorks では、新オフィスの完成を祝って Housewarming Party が開催された。

10917676_10202056028880827_322013736_n
AppWorks に来たら、まずトライしてほしいのはシューティングマシンだ。現在のハイスコアは400ポイントなので、誰かこの記録を破ってほしい。
10913682_10202056028840826_231669252_n
パーティーには多くの食べ物が用意されていたが、AppWorks のカップケーキもあった。
961498_10202056028800825_1054001695_n
AppWorks のメンターが紹介された壁。
10917543_10202056028720823_1077220598_n
AppWorks の掲げる精神的な目標を描いた画。
新しいオフィススペースは広く、十分なミーティング・スペースと、パーティーに参加するチームに提供できるプロジェクターが用意されていた。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:鄒昀倢(ゾウ・ユンジェ)

眠り、食べ、さらに、二度目の夕食をとるのが好き。たまに冷静になって、文字の世界に足跡を残したいと思う。

台湾appWorks(之初創投)のインキュベーション・プログラム第7期から誕生したスタートアップを一挙紹介〈後〉

SHARE:

前回に引き続き、台湾のスタートアップ・インキュベータ appWorks(之初創投)が11月14日に開催した Demo Day イベント の模様を取り上げる。 第7回インキュベーション・プログラムからは、16チームのスタートアップが輩出された。うち、今回は後半の8チームを紹介する。 9. Bill Master Bill Masterは、スマートフォンアプリで電源のオン/オフを調整し節電ができる。自…

前回に引き続き、台湾のスタートアップ・インキュベータ appWorks(之初創投)が11月14日に開催した Demo Day イベント の模様を取り上げる。

第7回インキュベーション・プログラムからは、16チームのスタートアップが輩出された。うち、今回は後半の8チームを紹介する。

9. Bill Master

billmaster_onstage

Bill Masterは、スマートフォンアプリで電源のオン/オフを調整し節電ができる。自動で使用状況に関する情報(操作による消費電力、待機電力、使用時間、使用者が近くにいるか否かなど)を取得し、クラウドで計算を行う。そして、電気器具の電力消費モードを最良の状態に調節し、節電効果を実現する。

10. Qbit

qbit_onstage

Qbitは、ソフトウェアとハードウェアの統合をベースとするスタートアップだ。スマートフォンをコントローラーとし、あらゆるセンサーと接続することで、消費者の望む機能を実現する。また、ユーザがより多くの関心を持ち、無限の可能性が実現できるよう、ソフトウェアにゲーミフィケーションを提供するために努力している。

11. iTouch

itouch_onstage

台湾で唯一の特許を持つスマート広告デバイスである。一方的に情報を流す電子広告に取って代わる革命的な商品であり、クラウドによって、動画広告による集客、インタラクティブな操作による顧客の離脱防止、ノーティフィケーションによる、スマートフォンアプリのリテンションをを支援する。ストアフロントにおけるコンバージョン率の向上、広告および印刷コストの削減に有効。

12. 歐米鎖屏

ohmeapp_screenshot

スマートフォンのスクリーンを呼び出す際に、カスタマイズした画像や動画を表示できる機能を提供する。ユーザが毎日消化しなければならない大量の情報を簡素化するのに役立つ。関連情報を適切にロックスクリーンに表示することで、ユーザがスクリーンを呼び出したときに、画像や動画によって、素早く情報を読み取ることができるようになっている。Google Play で Android アプリの掲出準備中。

13. Dailyevent

dailyevent_screenshot

Dailyeventは、芸術や文学イベントのポータルサイトで、各地の芸術、文化、創意、音楽、展覧などのイベント情報を無料で掲載できる。好きなアーティスト、場所を購読できるほか、ユーザへの通知・推奨、プロジェクトの活動状況の告知、現地情報の購読ができるサービス・プラットフォームである。

14. 179公益(イーバイシーシーディーコンイー)

koobii_image

179公益は、台湾で初めて、社会福祉機関が、中高生と提携してサービスを展開するプラットホームである。台湾に1000件以上ある、無料のボランティアサービスが直面している問題を解決する。

社会福祉機関の人件費を削減し、M字型社会(訳注:大前研一氏が述べた、社会における所得の二極分化のこと)を是正することを目指す。台湾では、学期毎に中高生全体でのべ600万時間のボランティア時間が求められている。これを有効に配分するで、学生らはボランティアを求めるだけでなく、実際の行動を通じて、品格を養うことができる。

15. Learning Bar

(本稿掲出時点で、ウェブサイトへの接続不可。)

learningbar_onstage

協助網路資訊産業公司による提供。同社は、学生にとって、インターネット業界、学界に必要とされる様々な実務技術コースを提供し、スキルの習得を支援するため産学交流を支援している。

16. 瑞德感知(ルイドー・カンチー)/Thunder Sensing

瑞德感知が開発した「スマート火災避難システム」は、2011年のMicrosoft Imagine Cup 世界決勝で優勝した(上のビデオ参照)。このシステムは、火災発生時、被災者に一番良い逃げ道を提示し、避難指示方向を動的に制御する。閉じ込められた人が、迅速に安全な場所へ逃げられる手助けをする。

また、救助隊員たちも火災現場の状況をすぐ把握することができ、救助の効率もあがる。現在、群聯電子(Phison Electronics、TPE:8299)と群耀科技(UPRTek)が量産し、中興保全(セコム)と協力して、消防市場に参入している。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:李浩綸(リー・ハオルン)

台湾appWorks(之初創投)のインキュベーション・プログラム第7期から誕生したスタートアップを一挙紹介〈前〉

SHARE:

台湾のスタートアップ・インキュベータ appWorks(之初創投)は11月14日に Demo Day を開催し、第7回のインキュベーション・プログラムから輩出された16のスタートアップ・チームを披露した。今回はそのうち、Demo Day 前半の8チームを取り上げたい。 1. Tildespace Tildespaceは、オンラインストレージソフトウェアである。自動的に古いファイルをローカルPCから…

(写真は、Tech in Asia 撮影。)
(写真は、Tech in Asia 撮影による。)

台湾のスタートアップ・インキュベータ appWorks(之初創投)は11月14日に Demo Day を開催し、第7回のインキュベーション・プログラムから輩出された16のスタートアップ・チームを披露した。今回はそのうち、Demo Day 前半の8チームを取り上げたい。

1. Tildespace

tildespace_screenshot

Tildespaceは、オンラインストレージソフトウェアである。自動的に古いファイルをローカルPCから削除し、ユーザーが指定するリモートホスト、またはクラウドのストレージシステムに保存することで、ローカルPCのディスクスペースを開放する。古いファイルの名前やアイコンは、ローカルPC上に残り、それを呼び出した場合は、Tildespace は自動的にリモートホストからダウンロードし、ファイルの内容を復元する。まるでファイルはずっとローカルPCに保存してあるように、普通のファイルと同様に簡単に読み込むことができる。

2. VoiceTube

voicetube_screenshot

VoiceTubeは、TED、CNN Student News、アニメ、音楽、映画クリップ、ゲームビデオ、英語スキルランニングなど6,000部以上の高品質な英語動画ビデオを有するプラットフォームである。英語の学習方法は、適切に設計され、専用のアプリケーションを通じて利用することで、より効率的で持続的な学習を行うことができる。

3. Doremi Star

doremistar_screenshot

Doremi Starはソーシャルゲームの開発会社である。会社の設立から三年がたち、ソーシャルゲームのノウハウをたくさん積み重ねている。今はSword Questという作品がFacebook、Yahooモバゲー、ロシアのソーシャルウェブサイトで展開されている。世界に進出できる大型ソーシャルゲームを開発することが目標とのこと。

4. XBA籃球幫(ランシゥバン)

baskclub_screenshot

XBA籃球幫は、バスケットボールのチームをマネージメントしていくモバイルゲーム。プレイヤーはFacebook上の友達とチームを作ることができ、他のバスケットチームと試合をすることができる。モバイルゲームの他に、中国の2大キャリアである中国移動(China Mobile)と中国聯通(China Unicom)が、ゲームを促進するための専用のプラットフォームを運営しており、コミュニティ・マネージメントの手法によってゲームを広めている。(編注:現在、クローズドベータ版で、Android 用のAPKファイルが DropBox からダウンロード可能。)

5. 美樂狗(メイラーガオ/Melodog)

melodog_screenshot

美樂狗は、犬向けのオリジナル健康食品及び医療サービス。定期的に健康食品を届けるサービスを展開し、垂直統合(開発、製造、マーケティング、製品生産、製品販売)及び生産プロモーション(自社及び委託)を意識し、在庫管理を徹底している。また長期的な顧客との信頼関係の構築を目指しており、3年以上の長期契約顧客は6割にのぼり、ここ5年で連続して利益を出している。さらに、今年は去年より6割増の成長率となっている。

6. 跑客幫(パオクーバン/Bring4U)

bring4you_screenshot

輸入代行マッチングサービス。海外から台湾に帰国するバイヤーと、海外製品を希望する購入者をマッチングさせる。

7. Citytasker

Citytasker は、台湾最大のクラウドソーシングサービスで、迅速、正確且つ有効な手段で企業及び個人のニーズに応えている。このような時代の中で、マッチングサービスは従来のやり方からクラウド型へ移行し、同時に給与水準も高くなってきている。Citytasker は依頼者と受注者の架け橋となり、迅速に双方のニーズに合う人をマッチングさせ、合理的な料金を設定する手助けをし、双方が利益を得られるよう努めている。サービスは2013年8月から投入され、累積取引額328万ニュー台湾ドル(約1,150万円)、ビジター数42万人、ユーザのリテンション率46%である。

8 .信用幣(シンヤンビー/CreditBit)

creditbit_screenshot

信用幣は、友人に支払うことができるクレジットカードのようなものである。インターネット上のデータを審査することによって顧客に信用枠を授与し、それを個人間の支払として使用することで現金の処理、明細表の記録などの面倒を解決できる。リスク管理のためにエキスパートシステムを採用して、完全な信用評価メカニズムを確立している。インターネット上の信用が上がることで支払い、消費、貸借をより便利にすることができる。

後半に続く

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:李浩綸(リー・ハオルン)

台湾appWorks(之初創投)のインキュベーション・プログラム第6期から誕生したスタートアップを一挙紹介

SHARE:

(編注:appWorks(之初創投)は、台湾を代表するスタートアップ・インキュベータだ。関連記事はこちら。) 今回のインキュベーション・プログラムで、どのようなチームが、どのようなサービスやプロダクトを生み出したのだろうか。一つずつ見るには、Demo Day に行くのがよいだろう。 7月5日の Demo Day のイベントに参加し、スタートアップや彼らの作った衝撃を与えるプロダクトに出会い、交流を…

appworks-demoday6

(編注:appWorks(之初創投)は、台湾を代表するスタートアップ・インキュベータだ。関連記事はこちら。)

今回のインキュベーション・プログラムで、どのようなチームが、どのようなサービスやプロダクトを生み出したのだろうか。一つずつ見るには、Demo Day に行くのがよいだろう。

7月5日の Demo Day のイベントに参加し、スタートアップや彼らの作った衝撃を与えるプロダクトに出会い、交流を深めてほしい。会場に来られない人は、TechOrange(科技報橘)がお送りする appWorks Demo Day #6 のストリーミング中継を見てほしい。(前半部分については音声の収録に不備があったため、ビデオを掲載していない。)

appWorks 第6回インキュベーション・プログラムに参加したチームは次の通りだ。(Demo Day 出場順)

前半

1. Stylehood(街舞資訊=ジーウ・ヂーシン)

stylehood_logohttp://www.stylehood.com.tw

独自の洋服ブランドをつくり、台湾のストリートダンス市場を活性化する。台湾のストリートダンスの情報プラットフォームを立ち上げ、ストリートダンス教室、活動などの情報が提供される。

stylehood_screenshot

2. Pad配網

padpad_logohttp://padpad.pandoboxes.com/

ユーザの生理周期にあわせて、生理用品を届けるサービス。生理にあたって女性が直面する問題を解決する。

(編注:同様のサービスとして、Hello Flo や HeyDay の Vanilla がある)

3. Doggy Willie(軽寵食=ヂーチョンシー)

doggywillie_logohttp://www.doggywillie.tw/

Doggy Willie は、ペット向けの栄養補助食品、彼らの口に合うペットフードを開発する。新鮮なオーガニック材料や、産地のトレーサビリティを確保し、フリーズドライ技術を活用し、ペットフードの差別化を図る。

doggywillie_screenshot

4. THLight(太和光=ターハーグァン)

http://www.thlight.com/

太和光の長期的なビジョンは「すべてのものをモバイルにつなぐ」だ。モバイル機器をすべてのものにつながるようにし、中短期的には「小さな〝モノ〟のインターネット」によって「エコスマートな家」を創り出すことを目指している。

5. Goo9

Goo9 の目標は、新生児の両親に快眠を提供することだ。Goo9 のプロダクトを使うと、新生児の睡眠をクラウド上に記録することができ、アルゴリズムによる分析の結果、両親は新生児の睡眠状態を把握することができる。

6. Factory Planet(廠星科技=チャンシン・クジ)

factoryplanet_logohttp://www.factoryplanet.com.tw/

廠星科技は、ISO50001 をベースとしたエネルギー管理メソッドを提供し、ユーザの自主的な管理を促す。同社独自の分析メソッドを用いて、設備やシステムの改善すべき点を明らかにする。管理のみならず、実際の節約も提供する。

PowerPoint 資料: 廠星科技產品簡報(2013_夏季號) v5beta

7. Pi 広告

中小企業が、容易に広告動画が撮影できるように環境を提供する。

8. BizAbroad Xpress

bizabroad-express_logohttp://www.bizabroadxpress.com/

海外でのビジネス展開を支援するサービス。海外での会社登記等のサービスを提供する。電話やメールも不要。

9. Freedi(微巨行動科技=ウェイジー・シンドン・クジ)

pass2u_logohttp://www.freedi.com.tw/

微巨行動科技のPass2Uは、Passbook の電子チケット発行サービス、スマートテレビ・チャンネルサービス、オリジナルのスマートフォン・アプリ開発業務を提供する。

pass2u_screenshots

10. Body Learning(身體智慧=シェンティ・ヂーフェイ)

http://www.bodylearning.com.tw/

bodylearning_logoBody Learning(身體智慧)は、民間のエクササイズジムなどで受けるプレッシャーを避け、ユーザに専属コーチによるサービスを提供する。ユーザには「エクササイズ目標」が案内され、その運動目的を達成するための「最も安全で効率的な方法」が指南される。

bodylearning_screenshot

後半

1. Trigo(救速玩=ジゥスーワン)

trigo_logohttp://arpp-studio.com/

Trigo は、グルメ旅行のおすすめモバイルアプリだ。質問をすると、地元の人や友人が最適な提案をしてくれる。整理された情報と地図と共に推薦されるので、手のひらの上でエンターテイメント情報を得ることができる。

trigo_screenshots

2. iNews123(股哥快訊=ゴカーカーシン)

inews123_logohttp://inews123.doitwell.tw/

最新の金融ニュースを入手できるアプリ。ニュースや最新株価の提供、プッシュ通知によるストックアラート、終値の提供など。

inews123_screenshots

3. Swiitt

swiitt_logohttp://swiitt.com/

Swiitt は、恋人同士が生活を記録できるシークレット空間を提供する。このアプリを通じて、恋人達同士が日常を記録したり、互いのスケジュールを編集したり、デートの参考になる情報を得たりすることができる。

swiitt_screenshots

(編注:同様のサービスとして、アメリカの Couple、韓国の Between、日本の Pairy などがある。)

4. Wedding Day

Wedding Day は、結婚で直面する問題を解決し、ウェンディング産業の競争を促し透明化を図ることを目指している。

5. Picaca

picaca_logohttp://www.picaca.org/

買い物をしたとき、写真を取って、いくら支払ったかをメモできるアプリ。買ったものは、写真で友人とソーシャル・ネットワーク共有できる。

picaca_screenshots

6. 楽吾老(ルーウーラオ)

6565_logohttp://www.6565.com.tw/

楽吾老(ルーウーラオ)は、高齢者向けの生活用品を生産し提供する。オリジナル商品、カスタマイズされたサービスメディアや情報を提供し、高齢者により便利で必要な商品を届ける。今後さらにサービスの拡大を検討している。

6565_screenshot

7. 森林小学(センリン・シャオシュエ)

ストーリー性のある、オリジナル・ハンドメイド商品を提供する。消費者は、他では手に入らない商品を購入できる。

8. Capire

capire_logohttp://www.capireglove.com/

オリジナルブランドの野球グローブの販売、オンライン・リアルタイム・シミュレーション・ツールの提供、世界初のデータベースとカスタマイズ・デザインされたプラットフォームを提供する。

capire_screenshot

9. 呼叫政府(フージャオ・ヂェンフー)

wakeupgov_logohttp://www.wakeupgov.com/

政府と市民をつなぐ請願や署名活動のプラットフォームを提供、社会をよりよくするため、政府や公的機関をさらに効率よく活動させることを目指す。

wakeupgov_screenshot
10. 17support(一起幫=イーチバン)

17support_logohttp://www.17support.com/

17support は、友善(有機無農薬販売)、小規模農業、NPOの商品販売など、ソーシャル企業向けにEコマースプラットフォームを提供する。これらの組織の運営、商品改善、相互の資源強力等について、カウンセリングを提供する。

列印

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:呂紹玉(ルゥ・シャオユゥ)

科学技術の不思議を愛し、いつも、神様なら、どんなに簡単にプログラムが書けるだろう、クールなデバイスのデザインを描けるだろうと考えている。そこで、(TechOrange :科技報橘にかけて)オレンジを植えることにした。おいしいオレンジを皆で一緒に頬張りたい。

台湾のインキュベータappWorks(之初創投)創業者・林之晨氏インタビュー後編「スタートアップの育成は、最低10年見るべき」

SHARE:

本稿は、台湾の appWorks(之初創投)の共同創業者・林之晨(リン・ジーチェン、英文通称 Mr. Jamie)へのインタビューの後編である。(前編はこちら。) 取材:張育寧(チャン・ユーニン)/鄒家彥(ゾウ・ジァヤン) 構成:鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)/楊文心(ヤン・ウェンシン) 翻訳:池田将 台湾には、起業の気運はあるものの、インターネット企業とエコシステムが不足 TechOrange(科技報…

appworks_facilities

本稿は、台湾の appWorks(之初創投)の共同創業者・林之晨(リン・ジーチェン、英文通称 Mr. Jamie)へのインタビューの後編である。(前編はこちら。)

  • 取材:張育寧(チャン・ユーニン)/鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)
  • 構成:鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)/楊文心(ヤン・ウェンシン)
  • 翻訳:池田将

台湾には、起業の気運はあるものの、インターネット企業とエコシステムが不足

TechOrange(科技報橘)編集長・張育寧(以下、張と略す):

スタートアップの実践トレーニングの話題に戻したいと思います。appWorks がそのようなことを提供する以前、どのような組織がそのような機能を提供していたのでしょうか。

appWorks(之初創投)創業者・林之晨(以下、林と略す):

通常はネット企業、インターネット企業の人たちは、収入を得るだけでなく、実践的なトレーニングを得るために仕事をしています。そして彼らは会社から飛び出して、ビジネスを興そうとするのでしょう。ゲーム情報SNS「巴哈姆特(バハムート)」の創業者Sega Chenは Yahoo を出て起業、レストラン口コミサイト「愛評網」CEO何吉弘(フー・ジーホン)氏は Yahoo から出て起業、オンライン・カラオケ・サービス「iKala (愛卡拉) 」のCEO程世嘉(チョン・シージャ)氏は Google から出て起業しました。つまり彼らは、起業以前に、実践的なトレーニングをネット企業で積んでいたことになります。

もちろん、良いネット企業で働くと、外に出て起業しづらくなってしまうというリスクもあります。このような状況は、あらゆる場所で見受けられますが、特に台湾の状況は深刻で、起業に対する障害があまりに多い割にインセンティヴが低過ぎる。そういうことから、台湾の優れたネット企業から出て起業する人は、指で数えられるしかいないのです。

張:

起業を支援するために、なぜ、appWorks のような組織が必要なのでしょうか。

林:

今年の第一四半期、全世界のPC販売台数は14%下落しました。過去30年間、台湾はPC生産によって生きてきましたが、PC業界は明らかに斜陽産業になりました。我々の全員がPCのOEM生産に移行したら、売価がますます低くなる産業の現実に直面し、台湾全体の生産報酬指数は低下します。より利益が高いものはどこにあるのでしょうか。消費者は安いPCを買った後、節約したお金を使って、コンテンツやゲームを買います。したがって、我々はコンテンツ、サービス、ゲームなどを創り出すべく、ソフトウェアのエコシステム、ネットワークのエコシステムを構築すべきです。

私はソフトウェアやネットビジネスの起業を推進したいと考えており、それを世界一のソフトウェアやネットビジネスにしたいと願っています。台湾には、資訊策進會(III, Institute for Information Industry)という政府機関、工業研究院、各大学のインキュベーションセンターなどがあります。しかし、彼らは特定の産業分野をサポートすることはできません。スピーディーに、テック・スタートアップの分野に集中的に力を入れる方法が必要だと確信しました。そこで、私は appWorks を設立したのです。

張:

なぜ、そこまで、台湾にはインターネット企業が必要だと思うのですか。

林:

ハードウェアはコモディティ化が進み、最大価値が生み出されるようになったのが、インターネット企業だからです。

シリコンバレーでは、現在最大価値を生み出しているのは、インターネット企業やソフトウエア企業です。Google や Facebook は、ソフトウェア企業ではないでしょうか。ある意味、Apple は最大価値を作ってきましたが、ハードウェアを売るためにソフトウェア開発をしてきたと見ることができるでしょう。科学技術開発のサイクルの中では、最初にハードウェアが立ち上がり、それがソフトウェア業界を牽引するので、次に価値を生み出す主流となるのはソフトウェアなのです。

もちろん、台湾には、バイオテクノロジーやカルチャー・クリエイティブなど、発展している多くの産業があります。しかし、いずれの産業も問題を抱えています。バイオテクノロジーは莫大な投下資本が必要であり、カルチャー・クリエイティブは、単体では成立しづらくコンテンツが必要です。インターネット企業は、リスクが少ないビジネスなのです。

Facebook は5,000人の従業員で、全世界の11億人ユーザにサービスを提供できています。インターネット業界は投資は少なくても、operation leverage(訳注:販売量を増やすと、固定費を吸収した後の貢献利益分が利益増加分となる)が非常に高いビジネスで、国境を越えてサービスすることも簡単です。また、こんな考え方もあります。中国は自動車を初めとするあらゆる商品を生産し、世界に輸出してきましたが、中国のインターネット・サイトは、世界へのゲートウェイとなることは難しいでしょう。インターネットは、台湾に残された数少ない可能性と言えます。

台湾には優れたエンジニアの文化があり、台湾のエンターテイメント産業は世界に影響を与える力を持っています。台湾のインターネット産業をもってすれば、エンターテイメント、カルチャー・クリエイティブなどの産業を推進することもできます。多角的に見てみると、インターネット産業は台湾の産業全体を活性化させる上で、非常に理にかなったビジネスだ言えるわけです。

張:

appWorks の経営を通して、他の事業形態よりもインターネット企業の起業を増やそうと考えられるているのでしょうか。さらに、台湾に起業のエコシステムの構築が必要だともおっしゃっています。appWorks は6回目のインキュベーション・プログラムを迎えておられますが、最初におっしゃっていた「ソフトウェア・ビジネスの起業を推進したい。特に、インターネット・ビジネスの起業を推進したい」という思いは、appWorks 創業から3年が経過してみて、どの程度、達成されましたか。

林:

達成するまでの道のりは長いものです。しかし、Richi、TechOrange、EZTABLE(易訂)、PubGame、5945、GameApe、LuxJoy、Tagtoo などの起業を支援してきました。少なからず言えることは、我々の形成しつつあるエコシステムはこれらのスタートアップにとって役立っており、彼らはまた、さらなるチャンスを見出すことができるでしょう。

2008年のことを思い出すと、そのときは皆互いを牽制し合っていました。私はそんな状況を変えたいと思っていました。台湾はこんなに小さく、台湾市場は海外に目を向けるべきなのに、彼らは互いにリソースを奪い合っていました。その背景には、インターネット・サービスはコピーしやすいから、という理由があると思います。そう考えれば、互いを牽制し合うのは、ごく自然な流れです。

張:

インターネット・サービスに関して、シリコンバレーでは、そのような問題を防ぐために、何かしらの動きはあるのでしょうか。

林:

2000年、シリコンバレーのベンチャーキャピタルはインターネット企業に簡単には投資しなくなって以降、起業エコシステムでスタートアップは互いに団結するようになりました。

これは教育と関係があるように思います。欧米の教育では、競争することが重要ではありません。先日、Hot or Not の創業者 James Hong が appWorks にやってきて、こんな話をしてくれました。Max Levchin が Slide.com(訳注:Google に買収された後、昨年3月にシャットダウン)を始めたとき、彼は自分のサーバがなかったので、人のサーバを借りていました。James は YouTube の創業期も手伝いました。事業の可能性の模索は、アメリカという場所だからこそ可能なのでしょう。市場で互いのパイを奪い合うような競争を考えることもなく、彼らはある種の相互幇助の文化を持っているのです。

張:

ここまで話をお聞きしてみて、あなたがもう一つ言及されようとしているのは、台湾は国際市場を見ることに慣れておらず、市場が小さいと思い込んでいることですね。さらに、統一大学試験のように、非常に受験者が多い状況下で人を押しのけなければならないような、そんな国民性についても考える必要があると思います。

林:

シンガポールの話を冒頭にしたとき、彼らが優れているのは、国際的な見方を吸収しやすいことだと述べました。私は台湾は国際的な見方を持つべきだと言うつもりはありません。既にこれまで言ってきましたから。過去5回の appWorks でインキュベーション・プログラムでチームを指導してきた中で、不十分なところがあることはよくわかっています。

インキュベーションは、少なくとも10年は見るべき

張:

確かに、ここ最近になって、そう悪くもないチームが出て来るようになりました。しかし、まだ十分とは言えません。例えば、利益が上がっていませんよね。この点については、どのように思われますか。私の意見を言わせていただくと、時まだ早しなのだと思います。シンガポールでインタビューをしたとき、シンガポール政府が設定したテック・スタートアップの投資計画を聞く機会があり、彼らは起業して3年以内のチームをシードとし、その後方向を見定めて、5年でチームはアーリーを迎え、プロトタイプへのステップを進む、と位置づけています。しかし台湾では、3年経って利益が出ていないと、成功できなかったチームだと言われてしまいます。

林:

そうですね。ですので、私たちは、10年で見るようにしています。

会社が成功してIPOした後、会社は新しい存在になります。シリコンバレーの例をあげるなら、エコシステムが作った大変重要なもの(力)の一つに PayPal Gang というのがあります。PayPal が上場した後、中に居た多くの人はバラバラになって、新たな起業をしました。Google は2004年の上場後、多くの人はバラバラになって、新たな起業をしました。Facebook が上場しようとする矢先にも、多くの人はバラバラになって、新たな起業をしました。こうやって、人が出て行くことで、新しい会社が増殖してゆき、エコシステムの形成が助長されるのです。私たちは現在、エコシステムの形成を推進していますが、まだ本格的には回り始めていません。

しかし、私は楽観的です。まだ(appWorks を始めてから)3年しか経っていないのに、こんなに多くの優秀な会社がいるのです。6年したら、どのようになっているでしょう。成長のスピードは加速度的です。政府にこんなことはできないと言いましたよね。政府の事情からすれば、3年間やって成果が出なければ、それでおしまいにされることでしょう。

張:

政府の役割の話に戻りましょう。今年になって、政府はインターネットやソフトウェア産業の振興において、これまでと違うやり方を進めており、その中には appWorks の提案も含まれています。林さんが政府に提案したアドバイスとは、どのようなものですか。政府の現在の姿勢や状況については、いかがでしょうか。

林:

台湾政府は、大きく2つの勢力に分けることができるでしょう。経済部(日本の経済産業省に相当)は発展経済が必要だと考えるタカ派であり、財政部(日本の財務省に相当)や金管会(金融管理監督委員会、日本の金融庁に相当)は、規制を設けてコントロールしようとします。したがって、経済部に対して提言をすると、彼らはほとんど反論をせず、提言を進めようと考えます。しかし、その話が金管会や財政部にたどりつくまでに、一つずつ葬り去られていくのです。問題は、数が多く必要のない規制が障害になっていることです。

しかし、本当の問題は、台湾の行政院長(日本の首相に相当)が毎年一回変わることです。このようなことで、長期に及ぶ計画が祟られるでしょうか。役員に立派な仕事がしてもらえると期待できるでしょうか。

(出版・メディア界の有名人である)詹宏志(チャン・ホンジー)が言っていたように、下の方で(市民が)騒いでいても意味がないのです。一度は話を上(=行政)に上げる必要があり、それが金管會や財政部に話を聞いてもらえる唯一の方法です。

張:

詹宏志さんがおっしゃっているその方法、すぐに始めるには何が必要だと思いますか。すぐに始めなければ、台湾の全産業の発展や国際市場での競争において、長期的に悪い影響があるでしょうか。

林:

私は、「物極必反(行き過ぎた物事は、必ず真ん中に戻る)」という言葉を信じています。台湾は一本の道の上に居ますが、一度それを完全に壊すことで、より大きなものを構築できると思うのです。心の中で密かに思うのは、今、いろいろもがいていても大した意味は無く、むしろ、一度、壊した方がいいと思っています。事実、韓国は1997年の経済危機で全てが壊れてから、より大きなものを構築できています。

張:

appWorks の現在のインキュベーションは、3年前と比較して、どのような変化がありましたか。

林:

大きな変化はありませんでしたが、我々の知名度が上がったため、経験豊かな起業家が多く応募してくれるようになりました。もし、自転車に乗ることもできなければ、いろいろなテクニックを教えても意味がないでしょう。

例えば、商品のプロモーションの方法を教えたとします。しかし、市場の需要が理解できず、市場が受け入れてくれる製品を作れなければ、プロモーションの方法を教えても意味が無いのです。

例えば、私はあなたにどのようにあなたの製品を広めるように教えて、あなたが続けて市場ニーズを調べることがで、市場の歓迎の製品をしてすべてまた、それでは、私があなたにどのように製品を広めるように教えるのは意味がないのです。まずは、市場がその商品を求めているかどうかを探ってからでないと、外部の人間は手伝うことが難しいでしょう。

特に経験豊かなチームを求めているというわけではありませんが、先の自転車の例で言えば、我々が教えられるのは、より面白い自転車の乗り方ということになります。私たちはゆっくりとインキュベーションを段階的に行っています。ステージによって、違った支援が求められるからです。

appworks_startups

張:

appWorks に対する、外部からの批判はどのようにお考えですか。

林:

前進できていると思います。完璧に美しい品は永遠にできないでしょうし、路上で売られている洋服を、品質が良くないとか、色がよくないとか、あるいは、今日、Android や iPhone の出来が気に入らない、という人も居ます。本当の意味で完璧な製品など、世界には存在しないのです。

我々のチームがボロボロだと言われても、私は気にしません。前進しているからです。起業家というのは、常に物事を試さなくてはなりません。製鉄においても、常に水で冷やし続けて、ようやく鉄ができるのです。

張:

張さん個人に対する批判については、どうですか。

林:

私がEコマースや第三者決済を理解していないという人も居ますが、別に構いません。そういう言葉を耳にすれば、私は余計にこれらのことを理解しようと、努力するだけのことです。

彼らが誤解している点で重要なのは、私が有名になりたいと思っている、ということです。有名になりたいと思ったことはありませんし、私に対する攻撃は大したことではありません。もし有名になりたいなら、「痛い、腕をつかまれた」と思うでしょうが、私の出発点は有名になりたいということではないのです。

「台湾にソフトウェア産業なんて必要ない」と言って来る人が居れば、それが本当に私にとっての痛みでしょう。私が今やっていることはすべて、台湾にインターネット産業が必要だと思って、やっていることですから。

張:

今までアメリカ、日本、シンガポールなどの国々で、イノベーション経験をお持ちですが、台湾はどの地域から特に学べるでしょうか。

林:

アメリカの経験でしょう。Google 以降、アメリカで成功したインターネット企業は台湾に支社を設立しなくなりました。理由は台湾市場が小さ過ぎるからで、Facebook などは一人も台湾に送り込んでいません。台湾に来なくても、事業ができるからというのはもちろんですが、彼らは、台湾にとてもよいエンジニア文化があり、支社を設立する意味があるということを理解していないのです。極端に言えば、台湾とタイの違いさえ、よく分かっていないアメリカ人は少なくありません。

2008年〜2009年、ニューヨークではインターネット産業の復活が見られ、インターネット産業に対する毎年の投資案件数は、シリコンバレーのそれに匹敵するものでした。その背景には、多くの銀行が金融危機で倒れたことに加え、エンジニア達が変化を求めたことがあります。Facebook、Google、eBay などは次々とニューヨークに支社を設立し、エンジニア達は Google や Facebook に入社していきました。それから数年後、エンジニア達は起業すべく、居た会社を再び飛び出していったのです。

全く問題が無い場所というのはありません。しかし、シンガポールや香港からは、国際感覚について、もっと多くを学ぶべきだと思います。

張:

でも、国際感覚は、どのように学べばよいのでしょうか。

林:

シンガポールで好例だと思うのは、Facebook、Twitter、AirBnB までもが支社を開設し、多くのシンガポールのインターネット産業の人材や起業家に、理解を深められるよう訓練の機会を与えていることです。これは台湾が学べることです。世界を持ち込むという考え方です。

一方、メディアは、決して台湾が国際市場から孤立していないということを、もっと知らしめるべきです。毎日のように、女の子が指をケガして、消防隊が彼女を電動のこぎりで助けるニュースばかりを見ているわけにはいきません。

(関心を得やすいニュースばかりを報道し、視聴率を過信するあまり)メディア・カオスな状態が続くならば、Nielsen を台湾から追い払うべきでしょう。わずか2,000人の視聴者動向で台湾を制御しようとするなら、それは誤りです。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)

人々のため記事を書きたいと思っている。興味深い話、読んでほしい話、見逃せない話を執筆してきた。起きているときはリラックスし、寝ているときは夢を見るのが好き。最近見た印象的な夢は、俳優・余文楽(Shawn Yue Man-Lok)が TechOrange(科技報橘)で仕事していたシーン。

台湾のインキュベータappWorks(之初創投)創業者・林之晨氏インタビュー前編「政府による起業支援は必要ない」

SHARE:

政府は起業を支援するべきなのだろうか。もし、支援すべきなら、何をするべきなのだろうか。 政府による起業支援という点では、シンガポールの事例を無視できないだろう。 シンガポールは2010年から国家レベルでイノベーションと起業推進計画を開始しており、これがインターネットやソフトウェアのトレンドを創り出している。政府が直接投資をするシンガポールでは、政府がリスクを取り、スタートアップ、ベンチャーキャピタ…

IMG_2970

政府は起業を支援するべきなのだろうか。もし、支援すべきなら、何をするべきなのだろうか。

政府による起業支援という点では、シンガポールの事例を無視できないだろう。

シンガポールは2010年から国家レベルでイノベーションと起業推進計画を開始しており、これがインターネットやソフトウェアのトレンドを創り出している。政府が直接投資をするシンガポールでは、政府がリスクを取り、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、消費者、その他企業、それに政府自身も利益を得られるようになっている。この状況を見て、多くの台湾の起業家がシンガポールをうらやましがるが、しかし、私がこの都市国家を訪問してみると、シンガポールの市民は政府が深く関与していることに必ずしも好意的ではなく、彼らは台湾が民間による自発的な起業のエネルギーを持っていることをうらやましがっていた。

最近、Inc.誌にこの話に似たコラムが掲載された。そのタイトルは、「Government Shouldn’t be in the Accelerator Business(政府はアクセラレータ・ビジネスに関わるべきではない)」。このコラムの著者は、シリコンバレーで Y-Combinator の次に大きなアクセラレータ TechStars の共同創業者 Brad Feld で、彼は「(アクセラレータは)明らかに民間にできること。にもかかわらず、なぜ多くの人は政府が着手すべきだというのだろうか。」と語っている。

シンガポールと同様に、台湾は天然資源に乏しく、国内市場は非常に小さい。産業の進歩と革新が進む中、台湾はシンガポールよりも厳しい局面にさらされている。政府は何をすべきなのだろうか。何人かの台湾の起業家がうらやむように、シンガポール式のやり方を台湾に移植すべきだろうか。

同じくインキュベータという形でベンチャー投資をする、台湾の appWorks(之初創投)の共同創業者・林之晨(リン・ジーチェン、英文通称 Mr. Jamie)は Brad Feld と同じく、政府は何もしないでいるべきと考えるのだろうか。TechOrange は林氏を特別取材し、民間のインキュベータの立場から、台湾の環境や人々の考えをかんがみ、台湾政府がどのようにインキュベーションに関与し介入すべきかを聞いた。(appWorks は第7回インキュベーション・プログラムをまもなく開始する。)

  • 取材:張育寧(チャン・ユーニン)/鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)
  • 構成:鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)/楊文心(ヤン・ウェンシン)
  • 翻訳:池田将

TechOrange(科技報橘)編集長・張育寧(以下、張と略す):

シンガポール政府は、かなり積極的に国の財源を投入し、起業を促しています。シンガポールの起業家の話を聞いて、シンガポールのことをうらやましがる人は少なくありません。台湾の起業環境を見たとき、シンガポールのやり方を台湾にも移植すべきだと考えますか。

appWorks(之初創投)創業者・林之晨(以下、林と略す):

私たちは、王建民(ワン・チェンミン、台湾出身でNYヤンキース所属の野球選手)を複製しようとし、Facebook を複製しようとします。明日の王建民を作り出そうと、彼になり得る人のグループを選び出すことはできるでしょう。しかし、野球をする人すべてが王建民になれるわけではありません。起業家育成で3人を選ぶときに、「この人たちには可能性がある、しかし、それ以外の5人には可能性がない、だから、この3人に支援することにした」というようなことは、政府にはできない。

つまり、本質的には、明日の王建民を育てようなどということは、政府にはできないわけです。政府にできるのは、川辺の球場を整備し、みんなが野球の練習ができる環境を作ることです。起業支援はこれに似ていて、政府がすべきなのは障害物を取り除き、よい環境を作ることなのです。

障害物はたくさんあり、多くの人はすぐにボロボロになってしまいます。でも、私はこのことを話したいのではありません。例えば、技術株に対する制限。現在の規定では、技術に投資していいのは、自社株の最高15%までに制限されており、Mark Zuckerberg のように、起業家が 50〜80% の株式を保有するのは不可能です。その上、技術株には税金が課せられ、起業家が技術株を取得するとき、全く現金収入が無いにもかかわらず、株式の評価額に対する税金を支払わなくてはなりません。問題は、その起業家は現金を持っていないのに、課税をする必要があるか、ということです。

この制度の下では、私が1,000万ニュー台湾ドル(約3,360万円)相当の資本金の会社を持っていて、株式80%を創業者が取得したい場合、650万ニュー台湾ドル相当は手にできても、150万ニュー台湾ドルは税金として払わなくてはなりません。少し数字を上乗せをして、創業者は700万ニュー台湾ドル相当を取得できたとしましょう。ここで問題は、創業者が既に 700万 を手にしているのに、追加で投資家から200万を求められるか、ということです。そんなことはあり得ません。

人材に話を移せば、例えば、兵役の問題。台湾の大学生は卒業後、兵役に就かなくてはなりません。だから、学校に通いながら創業してしまった Mark Zuckerberg みたいにはなれないのです。

もちろん、政府は兵役に代えて、起業家が会社を興すことを許しており、この場合、自分で自分を雇うことになります。しかし、同時に兵役から逃れようとする人が出て来る弊害があります。それに、考えてみてください。ビジネスから700万ニュー台湾ドルを生み出せても、その後、兵役に就いている間、自分を雇うことはできません。兵役期間中、創業を手伝ってくれる他の誰かを雇わなければならないのです。

さらに資金法。現在の資金法が考慮に入れているのは、大銀行や金融グループの要求であって、小さなネット企業の要求は考慮されずに制定されています。大企業が資本を自由に利用したり売却したりできないようにするため、厳格なルールが定められているが、小さな企業には到底負担できないコストになっています。

張:

台湾政府を他の国と比べると、どうでしょうか。シンガポールで、あなたがご覧になった経験はどうでしたか。

林:

国によって置かれている環境や市況は異なり、機会や問題もさまざまです。シンガポールの優位は、東南アジア各国の起業家を魅了できることであり、彼らにシンガポールで創業することに魅力を感じてもらい、それによって、シンガポールはより国際性を増しています。しかし、それは大きなものではありません。なぜなら、東南アジアは全世界を代表してはいないからです。

しかし、東南アジア各国の法律や制度は、資金調達を比較的容易にしています。その多くは政府からの共同投資であり、起業家は平均60万米ドル程度を調達できています。営業コストは、これらの国々よりも台湾の方が高く、概ね3倍以上。台湾が50〜60万米ドルであるのに対し、東南アジアでは20万米ドルで済みます。

起業家にとって、資金調達のしやすさは重要なことです。この点に関してのみ言えば、シンガポールの環境は台湾よりも遥かに恵まれていると言えるでしょう。

政府による投資は、リターンを期待しない、社会教育の一環か

IMG_29771-e1368094600673張:

台湾は、シンガポールのやり方を見習うべきでしょうか。

林:

長期的には、いいやり方でしょう。社会を教育する一環ととらえるならば。

創業初期には、学ぶべきことがたくさんあります。政府が介入することで、人々が起業家精神を身につけるのに役立てば、仮に起業家がビジネスに失敗しても、他の企業に就職して起業家的な価値観で仕事することで、その企業にはプラスに働きます。

政府の起業支援への関与は、大学の授業料を補助するようなものです。台湾では、高等教育と社会で必要とされていることとの間の乖離が大きくなっています。政府によるスタートアップ投資は、教育のギャップを埋めることに大きく貢献するでしょう。

張:

お話を聞いていると、政府による投資を、林さんは在職教育の一環と見ておられるようですね。この種の教育は公の力を使って、民間企業の力を創造しているのだ、と。

事実、シンガポールの状況を見てみると、まさにそういう意味があって、首相官邸直属の組織 NRF(シンガポール国立研究財団) は、シードやアーリー向けの投資を主導しており、投資先がたとえ失敗してもよく、成功率を求めません。NRF は現在のシンガポール大統領 Tony Tan(陳慶炎)が2006年、彼が政界に転ずる前のメディア・金融業界に居た頃に設置しました。大統領は 2008年に行った演説の中で、「シンガポールは世界経済の構造変化に直面しており、この変化に対応すべくシンガポール国民を教育することを意図して、政府はイノベーション・プロジェクトに投資する基金(NRF)を設立する。」と語っていますね。

林:

おっしゃる通りです。政府の投資は、高いリターンを求めるベンチャーキャピタル投資ではありません。起業は失敗率が高いです。95%〜98% は失敗するでしょう。しかし、政府の視点からすれば短期的な経済価値の増加には何も期待していません。彼らは長期的な経済効果への波及を期待して、このような方法に注力しているのです。例えば、シンガポールは、このアプローチによって、力強い起業コミュニティを育成しています。

もし政府にその自覚がなければ、彼らは投資計画の1年後、何人がお金を手にしたのに成功できなかったかを調べるでしょう。そして、翌年の計画はさらに敷居が高くなり、当初設定した KPI から大きく乖離したことに気付き、計画をすべて中止してしまうはずです。

デタラメに聞こえるかもしれません。最近、私たちの所に、政府の支援プログラムに申し込んだチームがやってきました。プログラムに申し込んだら、それを審査した教授が言ったそうです。「100万で申請したんだね、ならば、社員2人にして申請した方がいい。」

教授はすでに補助金を申請済だと考えて、さらにいくつかの雇用ポストを追加させようとします。しかし、起業家は2人増員すべきだなんて知らず、100万ニュー台湾ドルは1年では使い切れず、当初の100万の申請は必要なくなるわけです。

これらの審査を実施する教授は投資と収益のバランスを理解しておらず、KPI が理想値に近いかどうかのみで判断してしまうのです。そして、審査会では、その気がないのに成功する一言を述べることが、チームの KPI になります。この判断をする審査会の記録には、必ず「もう2人増やす」という一文を含まなければなりません。

多くのチームは政府に補助金申請を出した後、教授へのプレゼンテーションをどのようにすればパスできるかだけを学びます。こんなプロダクトが実社会で成功できるでしょうか。彼らは実社会でのことなど構わず、お金をもらう方法、教授をうなずかせる方法のみを学ぶのです。

政府はこのような起業チームに資金を出し、そのチームがベンチャーキャピタル投資を得て、長期的な経済発展に寄与することを期待します。しかし、実際には全く反対の結果を招きます。ベンチャーキャピタル投資の如何が、そのビジネスの持つ可能性を表しているとは限りませんが、得られた評価をすべてベンチャー投資に置き換えたいのなら、条件審査の結果を開示し、市場が成功基調になかったとしても、資本市場からの投資を本当に望むなら、その審議結果を最大限に資金調達に活用すべきです。

再び、政府による投資に話を戻すと、さきほど話したように、政府は常にこの話を先延ばしにしていますが、もう免れることはできません。なぜなら、民間が、政府による〝起業教育〟を許すことはあり得ないからです。この政策に関しては、あと2〜3年のうちに、目立った成果が見られなければ、政府が追及を受けるのは免れないでしょう。そういう理由から、私は政府がスタートアップ投資で産業を育てることは適当ではないと考えています。

民間の起業振興と政府の起業振興は違います。国会議員も(起業振興を担当する)役人を質問に呼び出すことはできても、我々 appWorks を呼び出すことはできません。私は appWorksで働いていて、何に対しても厚かましくやれば行けると思った。詹宏志(ジャン・ホンツェ、台湾の作家、映画人であり出版人)さんもこう言ったでしょ?「俺の一生では、一番すごいのはこの厚かましさなんだ」と。

一言で言えば、政府によるスタートアップ投資は Practical Training です。起業家は教室の中では何も学べないし、現実の世界に飛び込まなければなりません。ベンチャーキャピタルは明らかにあなたが学ぶのを助けるわけでもありません。したがって、政府は起業家に授業料を与えるとともに、相応にダーティーな実際のビジネス社会を体験させるべきでしょう。でも、私は台湾政府がこのようなことをすべきとは思いません。目的を間違えれば、負の部分だけが残るからです。

【原文】

後編に続く。

【via TechOrange】 @TechOrange


著者紹介:鄒家彥(ゾウ・ジァヤン)

人々のため記事を書きたいと思っている。興味深い話、読んでほしい話、見逃せない話を執筆してきた。起きているときはリラックスし、寝ているときは夢を見るのが好き。最近見た印象的な夢は、俳優・余文楽(Shawn Yue Man-Lok)が TechOrange(科技報橘)で仕事していたシーン。

台湾のインキュベータappWorks(之初創投)、第5回DemoDayレポート

SHARE:

【翻訳 by Conyac】 【原文】 台湾の産業はアップグレードもモデルチェンジも難しく、新しいものを生み出す力が不足しているとよく言われるが、appWorks(之初創投)のこうしたメンタリング・プログラムに接すれば、台湾のベンチャーについて二度と絶望を覚えることはないかもしれない。 appWorksのメンタリングプログラムでは、スタートアップに対し、6ヶ月の集中指導を行った。人材、業務、PR、…

【翻訳 by Conyac】 【原文】

台湾の産業はアップグレードもモデルチェンジも難しく、新しいものを生み出す力が不足しているとよく言われるが、appWorks(之初創投)のこうしたメンタリング・プログラムに接すれば、台湾のベンチャーについて二度と絶望を覚えることはないかもしれない。

appWorksのメンタリングプログラムでは、スタートアップに対し、6ヶ月の集中指導を行った。人材、業務、PR、販売、オペレーション、財務等のビジネスの各方面に関する支援だ。今回で既に5回目、これまでに計120のスタートアップに対して、指導を行ったことになる。今回、第5回のプログラムに参加したスタートアップが、11月7日、台湾大学国際会議センターにおいて、今までに思いつきもしなかったビジネスモデルとともに、人々を驚かせる彼らのプロダクトを披露した。

今回出場するスタートアップ23社は、未来の台湾の基礎を作る企業になるかもしれない。今回は、TechOrange(科技報橘)が、今年の興味深いグループを紹介しよう。

1. Soohoobook好書服文創

(訳注:「好書服(ハオシューフゥ)」は、「好舒服(着心地のよい服)」と同音)
好書服のデジタル出版技術と、バーチャルとリアルを結びつける力、Eビジネスの購買促進、カスタマイズ可能な開発サービスを通じて、出版社の電子書籍出版を支援する。「好書服」によれば、彼らが目指しているのは、出版に新しいコンセプトを持ち込み、「読む」行為を新たに定義すること。彼らはすでに多くの書籍を世に送り出している。

2. Comhere Inc.

ネットユーザの広告クリックを通じて、ネットユーザの好みを追跡し、精密な広告を掲出するするアルゴリズムを開発した。

情報管理と企業管理のバックグラウンドを持つ、創業者の邱永龍(キュウ・ヨンロン、通称 Joe)は、ある論理アルゴリズムを思いついた。彼によると、このアルゴリズムはきわめて精密で、広告主が設定した年齢層、性別などターゲットとなる対象に広告を的確に届けることができる。また、ターゲッティングが正確であるため、Comehere 社は自信を持って、CPA(成果報酬型)方式で料金を徴収することができる

3. 学生インターン・マッチング・プラットフォーム「We-Student」

学生はいつも実習の機会を探しているが、そうしたコネもなく、さらに、〝お茶汲みの女の子〟にされてしまうことを恐れている。

We-Studentは、学生インターンの機会を提供する求人プラットホーム。さらに企業実習に参加した先輩からの心得や、アドバイスなどを見ることができる。また、企業に対しては、低コストで効率のよい学生との接触チャンネルを提供する。

4. LND

モーションセンサーやフロントカメラを利用して、モバイル機器の体感コントロール技術に応用した。10月31日、彼らはすでにiOSでゲーム「殭屍巴下去(仮訳:キョンシーを叩け)」を発表している。プレイヤーは画面にタッチすることなく、ただ力一杯、手を左へ右へと振り、キョンシーをビンタすることで、キョンシーをやっつける。指先を動かすゲームに比べて、爽快度がとても高いゲームだ。いまのところ、iPad版しかないが、わずか数日で、ノンカテゴリ第1位にのし上がった。

この体感コントロール技術は、ユーザの身体そのものをコントローラとすることで、ゲームとして用いるのみならず、後に、「龍骨王(ロングーワン)」とコラボした体操アプリともなる。ユーザはカメラの前でアプリと同じ動作をする、アプリはユーザの動きの間違いを正す。XboxのKinect技術は決まった場所でしか使えないが、これはタブレット端末に搭載されれば、どこでも使用することができる。

5. NoM(Navigation of Music)

MTVのDJは、ユーザの好みの音楽を知らない。ユーザが嫌いな曲を流すだけでなく、果てはユーザーを苛つかせるかもしれない。

NoDは彼ら自信が設計した音楽レコメンドエンジンを使い、ユーザがかつて聞いたことがある音楽、Facebookで「いいね!」を押した曲などから、ユーザが好む音楽、曲を割り出し、ユーザに「次の曲」として推薦する。

前出5つのグループのほかにも、今回は少なくないグループが、コミュニティビジネスを考えていて、自分たちのサービスとコミュニティを結びつけようとしている。たとえば、健康相談コミュニティ「Wenba」、オンライン課程と討論コミュニティ「専家道場(プロ道場)」、映画鑑賞情報コミュニティ「JumpLife」、「達人威客社群網(達人凄腕コミュニティネット)」には各界の達人が集い、プロとしての経験や知識を提供している。

さらに、モバイル機器の発展とともに、デジタルメディアがどっと押し寄せていて、二次元情報のデジタル化サービスも少なくない。なかでも、「FECT凡特数位出版(FECTフェントゥデジタル出版)」は、コンテンツプロバイダ向けに、モバイルプラットホームのソリューションを提供する。「Tapgo」は独自のスキャン技術で、紙の上のQRコードをスキャンして、デジタル情報につなげる。Tapgoは(印刷物の)デザインを壊さずに、美しい図案や写真をコードとして利用し、それをスキャンすることで、ユーザは動画広告やメッセージなどを見ることができる。

これらのグループの優れたアイデアは、私たちの生活をより便利に、豊かにするだろう。彼らと触れ合いたければ、11月7日のapp Works Demo Day #5にぜひご参加を。会場に足を運べない皆さんは、以下の生中継/録画で見ることができる。

【via TechOrange@TechOrange


著者紹介:呂紹玉(ルゥ・シャオユゥ)

科学技術の不思議を愛し、いつも、神様なら、どんなに簡単にプログラムが書けるだろう、クールなデバイスのデザインを描けるだろうと考えている。そこで、(TechOrange :科技報橘にかけて)オレンジを植えることにした。おいしいオレンジを皆で一緒に頬張りたい。