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タグ CES 2016

CES2016 は「世界最大の安全性の低いデバイスの展示会」だった

Alan Grau氏は、IoTや埋め込み型デバイスのセキュリティソフトウェアを提供するIcon Labsの社長兼共同設立者である。同氏は、Icon LabのFloodgate Firewall設計者であり、埋め込み型ソフトウェアで20年の経験がある。Icon Labs起業前はAT&T Bell LabsやMotorolaに勤務していた。同氏への連絡はalan.grau@iconlabs.c…

Alan Grau氏は、IoTや埋め込み型デバイスのセキュリティソフトウェアを提供するIcon Labsの社長兼共同設立者である。同氏は、Icon LabのFloodgate Firewall設計者であり、埋め込み型ソフトウェアで20年の経験がある。Icon Labs起業前はAT&T Bell LabsやMotorolaに勤務していた。同氏への連絡はalan.grau@iconlabs.comまで。

Above: CES 2016 show floor Image Credit: CESWeb.org
上:CES 2016の展示会場
Image Credit: CESWeb.org

ラスベガスで毎年開催されるコンシュ―マーエレクトロニクスショー2016(CES 2016)が幕を閉じた。参加者16万人、展示者3800人、展示スペース約250万平方フィートを誇る世界最大のエレクトロニクスショーである。Good Morning AmericaからConanまで、あらゆるマスコミが勢ぞろいし、新製品やテクノロジーを報道した。

自動運転車やドローン、ビデオゲーム、仮想現実、スマート家電など、展示品の分野は多岐にわたる。エクササイズや幼児・高齢者ケア、食事準備にスマートゴミ箱、トイレ製品などもあった。現代の最先端テクノロジーを見るのはとても興奮する。

だが、2つの重要なテーマが私の注意を引いた。

まず、全てのものがつながっているということだ。全てというのは、本当に全てのものを意味する。必要であろうとなかろうと、展示品のほとんどがある種のワイアレスインターフェースを使っている。

次に、全てのものが安全性が低いということ。ここでもまた全てというのは全てだ。これはハッカーが喜ぶだろう。セキュリティの専門家は、十分な「防ハッカー」システムを構築することは事実上不可能であり、システムがより複雑になるにつれてこの難問が劇的に難しくなると長年認識していた。安全性の低いシステムが溢れていることは驚くことでもない。驚くのは、このシステムを守るためにほとんど手が打たれていないということである。

自社製品にセキュリティを組み込み始めている企業もあるし、特にセキュリティや安全性が極めて重要な意味をもつ分野では、進展も見られてきた。だが、セキュリティを優先事項にしている販売業者はほとんどいない。

私が本当に懸念にしているのは、大半の新製品が最も基本的なセキュリティ必須条件すら十分に処理されていないことである。ドローンから自動車、スマート家電に至るまで、確固としたセキュリティを搭載した製品はほとんどない。開発側の多くは製品を市場に出そうと急いでおり、またクラウドやスマートフォンにつなげようとしているので、セキュリティの必要性はないがしろにされているのだ。

そろそろセキュリティを優先事項にする時である。企業は新製品の開発・展開にかなり強気で積極的なスケジュールを組んでいる。専門家によっては今から12ヶ月もすれば(多く見積もっても4、5年)市場に出回る自動運転車を予測している。企業はこれらの製品にセキュリティを構築することに、同じくらい積極的にならなければいけない。

これまでと同様の事業運営をしていても、セキュリティ対策はなかなか追いつかないだろう。昨年、JuniperやJeep、Ciscoといった大手企業は皆重大なセキュリティ被害を受けた。新しいアプローチや新しいビジネスモデル、また新たな企業が新製品の開発や採用に励むのと同様に、私たちにはシステムを守るための新しいアプローチが必要である。企業はセキュリティに同じレベルのイノベーションを適用しなければならない。

それを実現するテクノロジーは既に存在する。シリコン製造業者は安全性の高いMCU(メモリコントロールユニット)やセキュリティコプロセッサを提供している。IoTセキュリティ企業は、製造業者が安全性の高いデバイスを構築できるようソフトウェアスタックや管理ソフトウェアを提供している。

技術屋の自分にっって、CESは楽しいものだ。新しいガジェットやデバイスをチェックするのは面白い。自動運転車や、乳幼児突然死症候群(SIDS)による死亡数を削減できるインテリジェント赤ちゃんモニターにもワクワクする。

しかし、セキュリティ専門家として見ると、CESは少し恐ろしい。世界最大の安全性の低いデバイスの展示会だからである。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
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シンガポールのT.Wareが、移動中にマッサージしてくれるジャケット「AiraWear」を公開

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マッサージを受ける方法はいくつもあるが、スパで横たわるか、あるいはマッサージチェアに座るなど、すべて静止状態で受けなくてはならない。 出勤時、オフィス、あるいは飛行機の中など、どこでもマッサージが受けられるとしたらどうだろう。シンガポールのスタートアップ T.Ware が、振動モーターを通じてまさにそれを実現するAiraWear というジャケットをローンチする予定だ。 T.Ware の名を聞いたこ…

AiraWear_featuredimage

マッサージを受ける方法はいくつもあるが、スパで横たわるか、あるいはマッサージチェアに座るなど、すべて静止状態で受けなくてはならない。

出勤時、オフィス、あるいは飛行機の中など、どこでもマッサージが受けられるとしたらどうだろう。シンガポールのスタートアップ T.Ware が、振動モーターを通じてまさにそれを実現するAiraWear というジャケットをローンチする予定だ。

T.Ware の名を聞いたことがある人もいるかもしれない。同社は、バーチャルハグ(抱擁)によって自閉症の子供を落ち着かせるジャケットの開発に取り組んだ経緯を持つ。このプロジェクトは現在も継続中だが、T.Ware は同様のテクノロジーを消費者市場へと持ち込もうとしているのだ。

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T.Ware は、安定的な軽擦や圧迫が脳内でドーパミンやセロトニンを分泌させる「ディーププレッシャーセラピー」を掲げている。ドーパミンとセロトニンは、それぞれが心地よさを生み出し気分を落ち着かせる効果をもつ化学物質である。セックスとは全く異なる。

つまりこの消費者向けジャケットは、ディーププレッシャーセラピーと伝統的なマッサージを組み合わせることで心地よさをもたらし、朝の通勤時のイラつきを軽減してくれるかもしれないというわけだ。

Posture-Detection-576x1024CES でジャケットを試着し楽しませてもらった。アプリ経由で様々なマッサージから好きなものを選ぶことができ、姿勢強制機能までついている。マッサージが開始するまで1分間かかる。開始してから何かの表面に寄りかかると、背中にかかる圧力により肩もみの強度が上がる。マッサージチェアで経験するのと全く同じ感覚である。音もかなり小さいため、周囲の人を驚かせることもない。寄りかからずに立った状態で使うこともできるが、気持ち良さは劣る。

AiraWear はまだ商用化されておらず、クラウドファンディングキャンペーンは2016年2月にローンチされる予定である。249米ドルで販売されると聞いているが、数千米ドルかかるマッサージチェアを考えると手頃と言って良いだろう。

では妥協しなくてはならない点はあるのだろうか。電子装置を洗濯機に入れることができないのは明らかだが、これはつまり、洗う前に取り外す必要があるということだ。この点は少しばかり面倒である。暑くて湿度の高いシンガポールでジャケットを着るというのは?これもつらい。もう1つ確認が必要なのは耐久性だ。

だが T.Ware 製品の耐久性は疑う必要がない。同社は2011年に設立されたが、これはスタートアップ企業にしてはかなり歴史があると言える。AiraWear が売れ始めたら、これまでの長旅もその甲斐があったというものだ。

本記事の取材時の交通費は CES が負担しました。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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配管工事の効率化から乳がんの早期発見まで——イスラエル発、電波を使って透視に取り組む「Vayyar」

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スーパーマンになりたいと思ったことがきっとあるだろう。ジェットパック(宇宙飛行士用の生命維持装置)が身近なものになるのはまだ先だが、スーパーヒーローの能力の少なくとも1つが近い将来身近なものとなるかもしれない。 Vayyar は、電波を使って3Dイメージを作ることを発見した会社である。さらにすごいことに、この電波は物体を貫通して、人がその中を通り見ることができるのだ。 私は、このイスラエルのスター…

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Image credit: Vayyar Imaging

スーパーマンになりたいと思ったことがきっとあるだろう。ジェットパック(宇宙飛行士用の生命維持装置)が身近なものになるのはまだ先だが、スーパーヒーローの能力の少なくとも1つが近い将来身近なものとなるかもしれない。

Vayyar は、電波を使って3Dイメージを作ることを発見した会社である。さらにすごいことに、この電波は物体を貫通して、人がその中を通り見ることができるのだ。

私は、このイスラエルのスタートアップの CES 展示ブースを訪問し、稼働中のテクノロジーを拝見した。ビデオを見てほしい。

 

このテクノロジーは、人命救助からプライバシーに関わるものまで、多くのアプリケーションに応用できそうだ。

ビデオが示すように、建設作業員はこれを使い、壁の中を見てパイプや電線を見つけることができる。

これにより、癌患者の生存率が格段に上がるだろう。同社は、胸に置いて読み取り結果を収集する小型癌発見器に着手している。低価格とポータビリティは、へき地でのスクリーニング導入を改善するだろう。

「チップは小さいので、たくさんの物に組み込むことができます。何百、何千ドルもかかる MRI(磁気共鳴画像診断装置)がありますが、これはずっと安いのです」と Malcolm 氏は語ったが、厳密な価格については明らかにされなかった。

もう1つ素晴らしい点がある。それは、電波は放射性がずっと低いため、何度も検査を行うことができるのだ。

読み取りはこのような感じだ。小さな丸は腫瘍を表している。

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Malcolm 氏は、装置はX線検査を補完するものであり、置き換えるものではないと付け加えている。X線検査のほうが解像度は高いが、Vayyar が初期診断をさらに容易にすることでニッチ市場を埋めることは可能だ。

だが、Vayyar のテクノロジーが今後成長するなら、X線検査の代わりはできないと誰が言えるだろう?

Malcolm 氏は、可能性のある使用方法についてさらに話してくれた。液体濃度を計ることで、農場や工場において質の高い管理を改善できる。例えば、汚染された牛乳は純粋な牛乳とは異なる数値を示すといった具合だ。

障害物の後ろにある物をドローンがスキャンできるようにし、都会の密集環境でもっと巧みに方向転換できるようになる。動きや速度を探知し、長さを計り、物の数を数え、デザインやスポーツ、ロジスティクスに役立つだろう。

もちろん、危険なアプリケーションもある。Vayyar は主に企業を顧客に抱えているが、試してみたい人のために消費者版を発売する予定だ。

目新しいアプリケーションを世に出すことのできる一方で、今後不道徳な人がプライバシーの侵害目的にそれを使ったり、強盗に入る前に家の中に人がいるか確認するために使わないだろうか? 軍事にも言及しなければならない。壁の反対側の敵を見つけることは、兵士にとって願ってもないことだ。

だが、これはたいていのテクノロジーに対して言えることだ。ドローンから3D印刷、ブロックチェーンにインターネットに至るまで。

 

Vayyar のテクノロジーは、必ずしも新しかったり、完全に独自のものではない。そういったものはめったにあるものではない。分析を重ね、2009年にはすでにプロトタイプを開発していた研究者もいた。

それでもなお、電波イメージ化は巨大マーケットの可能性を目指すべきだ。

シリーズBラウンドで調達した2,200万米ドルと、前 Intel 取締役及び前イスラエル防衛主任技術者から成る設立チームによって、今年は大きな躍進を見ることができるかもしれない。

本記事の取材時の交通費は CES が負担しました。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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今年のCESから見る「2016年のトレンド」とは?

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<ピックアップ>The top 10 trends of CES 2016 ラスベガスで今月上旬に開催された家電見本市のCES。コンシューマ・エレクトロニクス分野では世界最大規模であり、すべてを見尽くすのは相当な体力が必要だ。VentureBeatのベテラン記者ディーン・タカハシ氏は開催期間の4日間、展示会場を歩きまわり、その歩数は合計で7万3376歩にもなった! 展示会場を歩きまわって、最新の家…

Above: CES 2016 drew more than 170,000 attendees. Image Credit: Dean Takahashi
上: CES 2016 には17万以上の参加者が訪れた
Image Credit: Dean Takahashi

<ピックアップ>The top 10 trends of CES 2016

ラスベガスで今月上旬に開催された家電見本市のCES。コンシューマ・エレクトロニクス分野では世界最大規模であり、すべてを見尽くすのは相当な体力が必要だ。VentureBeatのベテラン記者ディーン・タカハシ氏は開催期間の4日間、展示会場を歩きまわり、その歩数は合計で7万3376歩にもなった! 展示会場を歩きまわって、最新の家電やデバイスを見尽くしたタカハシ氏が考察する「CES 2016のトレンド」を一部、抄訳でご紹介したい。

IoT が実用的になりつつある

昨年、一昨年から、なにかと話題になることの多いIoT(モノのインターネット)。なかなか手頃な値段の実用品が出てこなかった状況が変化しつつあるようだ。Intelやサムスンなどのメーカーはより高性能のパーツを低価格で製造できるようになっている。Intelによれば、Curieに埋め込まれたチップは10ドルもしないという。ムーアの法則がこの分野でも効いているのだ。

テクノロジーもよりスマートに。Cypressはセンサー入力ができて現場で動作する、バッテリー無しのプロセッサーを考案。スマートなデバイス同士をつなげるプラットフォームとして、パナソニックはOraというIoTプラットフォームを発表した。サムスンも同様のコンセプトのものとしてSmartThings platormを開発している。CES 2016では、参加企業3800社のうち900社が IoT製品を開発していた。IoTのエコシステムは巨大に、そしてより良いものになっている。

サムスンの開発したスマート冷蔵庫「Family Hub Refrigerator」のような実用的な製品も登場し始めている。スマホのアプリから冷蔵庫の中を見ることができ、パートナーの小売店からクレジットカードによる決済で食料の注文もできるといった機能が備わっているものだ。

VRによってデジタルアートが一変するかも

Above: Medium for the Oculus Rift virtual reality headset Image Credit: Oculus
上: Oculus RiftのアプリMedium
Image Credit: Oculus

バーチャルリアリティの恩恵をもっとも受けるのはデジタルアートの分野になるだろう。たとえば、Oculus VR が見せたVR用のお絵描きアプリであるMedium は、まるで自分がつくっている3D彫刻の中にいるかのような体験をもたらしてくれる。バーチャルな手を通して、彫刻や絵画などをつくることができるアプリだ。HTC Viveもまた、GoogleからTiltbrushというお絵描きアプリを出している。デジタルな空間に入って、自分の手で絵を描けるアプリだ。

家電が抜本的に変化

これまでの機能が大きく変化した家電をいくつか目にした。たとえば、Marathon Laundryのサイドローディング(側面にドアがあるもの)洗濯機は、洗濯と乾燥を1つのサイクルでできる。ネットにもつながる。サムスンも AddWashというサイドローディング洗濯機を出している。AddWashは洗濯がスタートした後でも、入れ忘れた服を追加することができる。LGの洗濯機は、自動的に適量の洗剤を注いでくれる。

スマホのイノベーションはそれほど進まず

スマートフォン業界の企業はCESではなく、Mobile World Congressに参加する傾向にあるものの、それでもCESのような巨大見本市であるにも関わらず、新しいスマートフォンを目にすることがとても少なかった。見かけたのは、複数ネットワーク、複数SIMのついたスマホ。また、より速いデータ転送が可能なUSB Type-Cのコネクタのついたスマホが中心だった。

レトロの復活

上: Panasonic Technics SL-1200 レコードプレーヤー Image Credit: Panasonic
上: Panasonic Technics SL-1200 レコードプレーヤー
Image Credit: Panasonic

レトロの復活。テック好きのベビーブーマー世代が年を重ねるにつれて、このトレンドは大きくなっている。ポラロイド、ソニー、パナソニックはレコードプレーヤーをCESで展示した。パナソニックは Technicsシリーズを2014年に復活させ、クラシックなスタイルのレコードプレーヤーを販売している。ソニーも同様。このレトロへの回帰傾向は、今回のCESの至る場所で見られた。

ドローンは極端に進化

Above: EHang184 drone can carry a human passenger. Image Credit: EHang
上: ドローン EHang184 は人も乗せることができる。
Image Credit: EHang

ドローンの進化は目覚ましい。水中の魚を見つけられるドローンもあれば、中国のメーカー EHangが開発した「人が乗れるドローン」 EHang184まであった。

2016年には290万のドローンが米国内で販売されるだろうと、コンシューマーテクノロジー協会は予測しており、2017年には売り上げ成長率は53パーセントになると予測される。こうした数字も、CESでの目覚ましいドローンの進化を見たあとでは信じられるものだ。

全文はこちらから。

via. VentureBeat

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CESに登場した面白ガジェットーーまるでワンちゃんのように飼い主の後を追うスーツケース

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<Pick Up> This smart suitcase literally follows you around so you’ll never have to drag or carry a bag again ベガスで開催中のCESには、ぶっ飛んだスマートホームのガジェットがいろいろお披露目されている模様。新聞のようにクルクル丸められるTV画面や、ドア開けずに中身が…

image via. Mashable YouTube
image via. Mashable YouTube

<Pick Up> This smart suitcase literally follows you around so you’ll never have to drag or carry a bag again

ベガスで開催中のCESには、ぶっ飛んだスマートホームのガジェットがいろいろお披露目されている模様。新聞のようにクルクル丸められるTV画面や、ドア開けずに中身がわかる冷蔵庫などなど。

イスラエル発のNUA Roboticsが開発するのは、スマートラゲッジ。CESでは、そのスマートスーツケースのプロトタイプが登場した。

Bluetoothでスマホアプリと連携して、スーツケースの場所がいつでもわかるだけじゃなく、内蔵のカメラセンサーによって平らな場所でなら、持ち主の後をコロコロ転がってくるんだとか。飛行機の長い通路なんかは良さそう。

動画に登場するスーツケース自体がだいぶ大きいし、まだまだ実用化されるまでは課題が多そうだけれど、スーツケースの持ち運びが少しは楽になるかな。こうやって人はどんどん怠惰になっていくのね。

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ウエアラブルスタートアップのLogBarが、身につける翻訳デバイス「ili(イリー)」をCES 2016で発表

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指輪型ウエアラブルデバイス「Ring」の発表から約2年、シリコンバレーと東京を拠点とするスタートアップ LogBar は新たなるプロダクト「ili(イリー)」を、アメリカ・ラスベガスで開催中の CES (Consumer Electronics Show)で発表した。デバイスは小型で首にかける形で利用でき、初期バージョンでは英語・日本語・中国語(おそらく、普通話)間の翻訳に対応する予定。言語認識、…

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指輪型ウエアラブルデバイス「Ring」の発表から約2年、シリコンバレーと東京を拠点とするスタートアップ LogBar は新たなるプロダクト「ili(イリー)」を、アメリカ・ラスベガスで開催中の CES (Consumer Electronics Show)で発表した。デバイスは小型で首にかける形で利用でき、初期バージョンでは英語・日本語・中国語(おそらく、普通話)間の翻訳に対応する予定。言語認識、翻訳エンジンはデバイス内に持つため、インターネット接続が無いところでも使える。

ili の表面には、iPhone の指紋センサーにも似たボタンが備わっており、自分が話をし始める前にボタンを押すことでデバイスが言葉を認識、翻訳して外国語で発声する。販売価格については発表されていないが、今年3月か4月頃、そう高くない価格で予約注文を開始するとしている。第2バージョンでは、フランス語、タイ語、韓国語、第3バージョンではスペイン語、イタリア後、アラビア語にも対応する予定。ビジネスモデルについては、デバイスの販売に加え、ili を利用したビジネス・ネットワークの形成を LogBar は模索している。旅行代理店、ホテル、交通、レンタカーなど、観光客や出張客への情報提供機会を求める事業者と連携することでマネタイズを図るようだ。

ili のスペック詳細については明らかになっておらず、技術的実現可能性については議論の余地があるが(vaporware になりませんように…)、これは、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」そのもので、Back to the Future の De Lorean を本当に作った日本環境設計に続き、SF 映画を現実のものにしようとするスタートアップの活躍に期待したいところだ。

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Moffで「パックマン」が遊べるアプリがCESで初登場ーーフィットネスとゲームの融合がもたらす新たな体験

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「Moff Band」を提供する Moff は、バンダイナムコエンターテインメントと共に開発した今春に配信開始予定のアプリ「PAC-MAN Powered by Moff」の先行デモを初公開する。 公開されるのは2016年1月6日〜9日の米国ラスベガスで開催される「CES」のMoffブースにて。同アプリは、Moffが提供する「ゲーミファイド・フィットネス・プラットフォーム」を活用したアプリとなる。…

PAC-MAN Powered by Moff

Moff Band」を提供する Moff は、バンダイナムコエンターテインメントと共に開発した今春に配信開始予定のアプリ「PAC-MAN Powered by Moff」の先行デモを初公開する。

公開されるのは2016年1月6日〜9日の米国ラスベガスで開催される「CES」のMoffブースにて。同アプリは、Moffが提供する「ゲーミファイド・フィットネス・プラットフォーム」を活用したアプリとなる。

デモ版では、ユーザはスマートフォンやタブレットと Bluetooth で接続する 「Moff Band」 を身につけ、ユーザの腕の動きを利用して「PAC-MAN」を上下左右に動かすことができる。

正式なアプリがローンチされるタイミングでは、「PAC-MAN」をゴーストから逃れさせたり、パワークッキーを取りに行かせたりするといった基本的なゲーム設計を維持しつつ、フィットネスの要素を追加したゲーム体験となる予定だという。

ゲーム「パックマン」は世界的に優目なゲームだ。2015年に公開された映画「ピクセル」でも登場し、ポスターにも活用されたキャラクターだ(ただし、敵役ではあったが)。



この有名キャラクターが登場するゲームを、このタイミングでリリースできることは、北米でのMoffの知名度を向上させることに大きく貢献するのではないだろうか。

「PAC-MAN Powered by Moff」は、2015年9月のバンダイナムコエンターテインメントによるMoffへの出資に続く、両社による協業事業の第一弾。

「「PAC-MAN Powered by Moff」は、体を元気に動かしつつ昔ながらのゲームを楽しむといった新しいユーザ体験を、子供を中心とした家族に対して提供いたします。私達の狙いは、ゲーミファイド・フィットネス技術を活用し、エンターテインメント業界をリードする有力企業と組むことによって、家族とウェアラブル技術の新たな関係を構築することです」

とMoff代表取締役 高萩昭範氏はコメントしている。

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マーケターがCES 2016で注目すべき5つのテクノロジー

Tom Edwards氏は、EpsilonのAgency Businessでチーフデジタルオフィサーを務める。過去15年間、デジタル、モバイル及びソーシャルメディアマーケティングに携わり、2014年にはiMedia Agency Marketer of the Yearのファイナリストに選ばれた。Epsilon以前は、The Marketing Armでデジタル戦略のEVP、その前はRed Urb…

Tom Edwards氏は、EpsilonのAgency Businessでチーフデジタルオフィサーを務める。過去15年間、デジタル、モバイル及びソーシャルメディアマーケティングに携わり、2014年にはiMedia Agency Marketer of the Yearのファイナリストに選ばれた。Epsilon以前は、The Marketing Armでデジタル戦略のEVP、その前はRed Urban(DDB Worldwideの一部)でデジタル戦略及びエマージングテクノロジーのSVPであった。また、クラウドベースのソーシャルソリューションプロバイダーINgageネットワークでCMOも務めていた。

via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Maurizio Pesce“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

The 2016 Consumer Electronics Showが約2、3週間後に始まる(編集部注:原文掲載12月13日)。私たちマーケターは観客とのコミュニケーションに影響をもたらす新技術を目にすることになるだろう。

ここに紹介するのは、今年のエキスポで注目すべき5つのトレンドである。

1. 感情を表すロボット

感情を表すロボットは、人間の行動要素を認識、解釈、処理し、シミュレーションすることができるシステムとデバイスに基づいている。昨年は1つの機能をもつロボットがショーで話題の製品であったが、さらなる学習能力の向上により、2016年は感情を表すロボットの最先端の登場が期待される。

感情を表すロボットの一例はJiboだ。初の「ファミリーロボット」として評価を受けた。Jiboや他の感情を表すロボットはIoTセンサーとなり、家庭の中枢神経系として利用されることになるだろう。

デジタルマーケターにとって、感情を表すロボットは複雑なコンテキストに基づいたコンテンツを届けるという新たな可能性を開き、IoTベースの行動データへのアクセスポイントとして役割を果たすことになる。感情を表すロボットのコンセプトは、消費者の感情的な反応を考慮に入れる能力であり、これらのデバイスと消費者との関わりをよりポジティブでパーソナルなものにしていくことである。

2. ジェスチャーベースインターフェース

CES 2015ではあらゆるタイプのウェアラブルデバイスが人気だったが、これまで大部分が主に受け身のデータ収集装置として使用されてきた。今年はジェスチャーベースインターフェースが目覚しく進歩した。

CES 2015ではLogbarのジェスチャー制御リングが大いに賑わいをみせた。Ring のシンプルさとIoTで動作するスマート住宅も、ジェスチャーベースインターフェースの例である。

ジェスチャーベースインターフェースは、マーケターに対して、現実世界とデジタル世界をつなぐ上で楽しい、よりユーザーを引き込む方法を提供しうる。LogbarのRingのようなインターフェースがあれば、消費者向け家電メーカーは、非接触ジェスチャーベースを活用して消費者にカスタマイズ可能な体験を提供することが可能になる。たとえば、いっさい手で触れることなくテレビやステレオ、コーヒーメーカーを操作できるようになるといった具合だ。

CES 2016では新しいジェスチャーコントロールのプロトタイプが見られることを期待している。ブランドにとってのマーケティングの可能性を明らかにしたいと思う。

3. フレキシブルディスプレイ

フレキシブルディスプレイは常にある種のSF的な魅力をもっている。曲げたり、転がしたり、さまざまな形にできる要素を持つデジタルディスプレイの出現はかなり市場を賑わせてくれている。

SamsungのGalaxy RoundやLGのG Flexといったスマホにフレキシブルディスプレイが搭載されているのに加え、これまで長年にわたってさまざまなスタンドアローンのプロトタイプを目にしてきた。

先を見越すと、消費者ブランドがフレキシブルディスプレイを直接衣類や他の製品に統合することができれば、この種のディスプレイが購買客マーケティングに革命をもたらす可能性もあるだろうし、モバイル機器への消費者の依存を減らす可能性もある。

4. バーチャルリアリティ

最近の業績発表で、Facebookの設立者マーク・ザッカーバーグ氏は、バーチャルリアリティ(VR)をコンピューティングの次なる進化と呼んだ。過去においてもCES EXPOにおけるVRの体験調査を見てきたが、現在ではすぐに楽しみたい人のためにすぐに使えるVRのハードウェアの登場も目前である。

最近では大衆向けの動画形式の360度動画を使用できるものもある。例えば、今ではモバイルFacebookのニュースフィードで360度動画のモバイル動画を見ることができるし、GoogleのCardboardカメラ用アプリは360度動画とサウンドのキャプチャをサポートしている。

New York TimesのGoogle Cardboardの試みやGoProの360度ビデオへの進出といった最近のキャンペーンは、消費者に新しい魅力的な体験をもたらしてくれている。しかし本当に夢中になれるVR体験にはよりハイエンドのヘッドセットが必要で、これがあれば全身どっぷり浸かれる感覚が得られる。

たとえば、複数の企業が各製品を埋め込み、それぞれのブランドコンセプトに沿うような、ユーザーが全身で体験できるコンテンツを共同でつくることができる。2016年のオリンピックでは、ブランドがそういったイベントにおいて消費者を夢中にさせるためにバーチャルリアリティを活用することが期待されている。

他のVRの提供元からFacebookのOculus体験の新たな特色やSixenseのSTEM Systemのようなシステムを探すことになるかもしれない。これは、VRにおいて動きの制限や触覚のフィードバック、さらなる空間認識を提供し、全身に制御された体験を作り出すものである。

5. ホログラフィックコンピューティング

ホログラフィックコンピューティングは複合現実と呼ばれる場合もあるが、ユーザを取り巻く世界に現れるデジタルオーバレイ(ホログラム)とユーザとを空間的に関わらせることができる拡張現実(AR)の一形態である。

最近のCitiアナリスト予想ではVR/AR産業の将来が強調されており、彼らの見方ではおそらくAR技術が主要なデジタル市場に革命をもたらすとされている。多くの企業が複合現実のソリューションを追い求めている。Hololensで多くの注目を集めたのがMicrosoftだ。Hololensは既存の物質界を拡張するインタラクティブホログラムを生み出すものである。ARが現実世界における真白なキャンバスを意味するように、ブランドマーケターにとって、家庭や職場といった日常的な環境で消費者を引き込める可能性の大きさは信じられないほどワクワクするものだ。

たとえば、ある企業は食品リストを提供することで、家庭でARを活用できるかもしれない。ユーザーが食品を切らしている場合は冷蔵庫にそのリストを表示し、おすすめの製品を提供するといったことが可能になるのだ。

展示フロアから学ぶべきこと

今回紹介した5つの分野は、CESで私が見たいと思っている進歩を代表するものだ。この5つがすべてであろうか? もっと探したいと思っている。マーケターが展示フロアで探すべきものは、消費者の行動や消費者とブランドとの関わり方を大幅に変える
可能性を秘めたコネクテッドデバイスだ。エンターテイメントの変化はマーケターに大いに影響を与え、その結果としてデータやコンテンツ、チャネルのすべてが果たすべき役割が変化する。

2016年の重要なポイントは、消費者のデバイスへの接続方法におけるダイナミックな変化について考察を得ることだ。CESは何年か先には実現可能なものに光を投げかけなければならない。

展示会のフロアでこれらのアイテムのいずれかを偶然見つけることがあれば、#CESevolvedに写真やタグでつぶやいてほしい。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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iPhone 6sにマグネット装着できるフラッシュメモリ「XL.i.CON」が、CES2016のイノベーション賞を受賞

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設立から1年を超えたばかりの韓国スタートアップ Bench Soft が、世界最大の家電展示会 Consumer Electronics Show(CES)で、コンピュータアクセサリー部門の Innovation Awards を受賞した。世界有数の技術企業が競合する「CES 2016 コンピュータカテゴリ」で革新賞の栄誉に輝いたのは全11社で、韓国企業としては Bench Soft が唯一である…

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設立から1年を超えたばかりの韓国スタートアップ Bench Soft が、世界最大の家電展示会 Consumer Electronics Show(CES)で、コンピュータアクセサリー部門の Innovation Awards を受賞した。世界有数の技術企業が競合する「CES 2016 コンピュータカテゴリ」で革新賞の栄誉に輝いたのは全11社で、韓国企業としては Bench Soft が唯一である。

Innovation Awards を受賞した、「XL.i.CON Case」とフラッシュメモリは、iPhone 6s 用アクセサリーで、世界初のマグネット装着型ストレージだ。iPhone 6s に XL.i.CON Case を置き、XL のアイコンメモリをケースの背面に貼り付けるだけで、iPhoneに追加のストレージ容量が追加される。

容量は32、64、128GB 3種類。音楽、映像、写真などのテーマ別のフラッシュメモリを作っておけば、自分だけのメディアセンターを作ることができる。 また「XL.i.CON Case」とフラッシュメモリを使えば、iPhone の容量を必要に応じて増やすことができる。iTunes 同期する手間をかけなくても、パソコンで音楽ファイルなどをフラッシュメモリにコピーし、ケースにマグネット装着するだけで楽曲を再生できる高い利便性から、高い評価を得ている。100ウォン硬貨より4割も小さい直径14mmと、携帯も楽だ。

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この製品のコア技術は、「X-Link」というの新インターフェイスだ。円形に配置された4つの接点は、磁石を利用して着脱され、USB 3.0 規格をサポートする。この X-Link には、メモリだけでなく、開発済の補助バッテリ「XL Link Powerbank」と今後発売予定のデジタルイヤホン、4Kカメラ、熱画像カメラ、USBハブ などに接続することができる。

Bench Soft 代表のイ・ドンフン(이동훈)氏は、受賞の感想を次のように明らかにした。

我が社は従業員が7人だけだが、そのうち5人が研究・開発人材であり、技術開発に注力している。中国企業が低価格を前面に出して、世界市場を攻略していた時代とは異なり、現在は高いデザインと品質を求められるため、圧倒的な技術でリードしていない場合は、Bench Soft のような小さな会社は、居場所がない。CES 2016 Innovation Awards 受賞でこれまでの努力を認められたが、今後も革新を主導する企業になれるよう全力を注ぎたい。

Bench Soft は、CES Innovation Awards を受賞した「XL.i.CON Case」を筆頭に、共に出品された補助バッテリ「XL Link Powerbank」を年内に発売する予定。11月中に Indiegogo でのクラウドファンディングを通じて資金調達する計画だ。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】

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