日本のサムライインキュベートがコワーキングスペース「Samurai Startup Island」を東京の天王洲に設立

SHARE:

【翻訳 by Conyac】【原文】

東京に拠点を置くテック系 スタートアップインキュベーターのサムライインキュベートが、11月1日に東京ウォーターフロントにある天王洲にスタートアップのための施設をオープンすることを発表した。

同施設は「Samurai Startup Island(サムライ・スタートアップ・アイランド)」と呼ばれ、なかなかクールな名前だと認めざるを得ない。同様の施設では国内最大級となり、スタートアップ15社以上、ベンチャーキャピタル、税理士事務所、行政書士、カリフォルニア州弁護士らが入居予定である。

同施設の近くには24時間営業のレストランや温泉付きの銭湯があり、スタートアップで働き続ける人にとって、夜帰宅するのに 終電に乗り過ごさないかと心配しなくてもよい、むしろ少し便利のいい場所だ。施設の面積は555平米(約660平方ヤード)で、オフィス机を始め、 バーのようなカフェテリアや会議室、電話ブースも備わっている。

場所は渋谷もしくは新宿の中心部から各駅電車で15〜20分ほどのところにあり、東京国際空港(通称:羽田空港)まで30分でアクセスでき る。この新しい施設環境により、サムライインキュベートは海外のインキュベータやコーワーキングスペースとグローバルな提携を強めることができると、 同社の創設者兼CEOの榊原健太郎氏は説明した。

サムライインキュベートはサンフランシスコのRocket Space (ロケットスペース)PariSOMA(パリソマ)Citizen Space(シチズンスペース)などのインキュベータと提携しており、来年1月にはCitizen Spaceとサンフランシスコでスタートアップ・イベントを開催する予定である。

また近い将来には韓国のスタートアップへの投資を増やすことも予定している。その手始めとして、同社は、韓国のスタートアップで、広告主が短い追跡可能なリンク広告を作り配信して、広告ストリームを作り出せる、ソーシャル・ネットワーク・アドプラットフォーム「AdByMe」に支援をしている。

サムライインキュベートは、KDDIのモバイル広告事業Mediba(メディーバ)に買収されたノボットのイグジットに成功したことでも知られて いる。(Medibaがシンガポールにまもなく事務所を設立することについては先日の記事の通り)。榊原氏は、サムライインキュベートを始める前は、渋谷 のEコマース大手のAxiv.com(アクシブドットコム、現ボヤージュグループ)で販売開発やマーケティング戦略を手掛けていた。

東京では、現在インキュベーターが支援するコーワーキング施設やインキュベーターの事務所が数多く存在する。その中でもより有名なものを下の地図に示しておく。

東京のテック系スタートアップ向けのインキュベーション施設

より大きな地図で Incubation Facilities for Tech Start-ups in Tokyo を表示

【via Penn Olson 】 @pennolson

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する