2013.3.6

ウェブジャーナリストDeng Fei(鄧飛)氏が中国の水質汚染の写真を共有するWeibo(微博)のキャンペーンを実施

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【原文】

ウェブジャーナリストで活動家のDeng Fei(鄧飛)氏は、中国のサイバースペースではかなり有名な人物だ。彼はこれまでにソーシャルメディアを利用し、数多くのオンラインキャンペーンを行ってきた。それらのほとんどは、(有名な「無料ランチ」プログラムのように)子供たちを支援することを対象にしている。しかし、みんなが祝日で実家に帰っている間に、Deng氏は非常に単純な質問をしたことから別のソーシャルメディア活動をひらめいた。

「あなたの故郷の川はどうですか? 休日で家にいる間に、川や小川の写真を撮って、Weibo(微博)にアップロードしてシェアしてみませんか。」

テクノロジースタートアップのエンジェル投資家、Xue Manzi氏(薛蛮子、Charles Xueとしても知られている。読者のなかには彼とDeng Fei氏をGMIC 2012のパネリストとして覚えている人がいるかもしれない)のような、有力なWeiboユーザのリツイートの力もあり、この運動は軌道に乗った。そして金曜日にはSinaのトレンディングトピックの一つになり、何千ものネットユーザが呼びかけに応えていた。

お察しのとおり結果はまちまちだが、多くの川は気持ち悪いくらい汚れている。私が閲覧していて見かけた中で、ひどいものの一部の写真をここに示そう。

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この運動で興味深いのは、中国の川にはゴミだらけのものがあるということ(これは誰にとっても大きなショックではないだろう)よりも、地方の問題を全国的な問題にする上手い手法であるということだ。Sina Weibo(新浪微博)はこういうことには格好の場であり、私たちは過去数年の間に汚職について同様なことが起こっているのを目の当たりにした。より多くのWeiboユーザが国中の「ローカル」な汚職の話を読むにつれ、ユーザは汚職が局所的な問題ではないということを理解できる。

Deng Fei氏は同様のことを行おうとしているようだ。というのは、一つの川がゴミだらけなのはその地域の問題だが、皆の川がゴミだらけだということは、より大きな問題を暗示しているかもしれないからだ。(もちろん、あらゆる川がゴミだらけというのではなく、Deng氏の運動が軌道に乗ったのも、自分たちの故郷のきれいな川を自慢したいという人もいたからだ。)

Deng氏のこの運動が何かをもたらすかどうかは別として、もし中国人が主要なソーシャルネットワークとしてWeChat(微信)に移行し続けてしまった場合、このような運動を行うのはかなり難しくなるだろう。

もちろんWeChatはローカルが全てでチャットアプリとしては最高だが、もし皆がソーシャルメディア欲をWeChatに移してしまったら、Weiboによって広まった社会問題の一部は、社会的関心から消え去ってしまうのではないかと私は危惧している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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Charlie Custer

Charlie Custer

チャーリー・カスターは、 ChinaGeeks.org の創立者。中国に関する、ドキュメンタリーフィルム、ライティング、取材、翻訳、ビデオ制作などを手がける。ツイッターのアカウントは、 @ChinaGeeks。

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