市場調査と潜在顧客の開拓を一度に、モバイルに特化したネットリサーチサービス「サーチーズ(Searches)」

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東京・渋谷にオフィスをかまえる株式会社サイクスは、従来のネットリサーチを行うだけでなく、リサーチと同時に潜在顧客の開拓やプロモーションを行いたい事業者向けに、インタレストリサーチサービス「サーチーズ(Searches)」を9月上旬にリリース予定であることを発表した。

ネットリサーチという手法が登場して以来、従来の手法よりも安価にアンケート調査ができるようになったが、それでも30~50万円ほどの費用が必要になり、実施のハードルは低いものではなかった。またモバイルへのシフトが進む中、モバイルでも使いやすいネットリサーチサービスはまだ生まれていない。この領域に挑戦するのが、サーチーズだ。

サイクスは、同サービスのことをインタレストリサーチと呼んでいる。インタレストリサーチとは、リサーチを実施したい事業者が、100種類以上の「興味・関心・趣味・思考」などのユーザー情報をベースにアンケート調査を行い、自分たちの商品やサービスを提供したい属性の市場動向を手軽に取得できるサービスのことを指すという。

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サーチーズでは、ユーザーはスマートフォンを使って事業者からのアンケートに回答する。従来のパソコンで行うネットリサーチと比べて、より気軽に、よりリアルタイムにアンケートへの回答を行うことができる。ユーザーはアンケートに回答することでポイントを取得し、ギフト券や賞品抽選などに交換することができる。

アンケートを実施する事業者側は、サーチーズを利用することで、これまでコストがかかっていたターゲットの絞り込みが容易になり、ユーザーヒアリングを行うように情報を取得することができるという。アンケートの設問ごとに画像や動画を設置することも可能となっており、商品やサービスについての回答を得やすくしている。

サーチーズでは、ユーザーがアンケートに回答前に、任意のFacebookページ「いいね!」を押すことが必須となっている。その他のSNSは現在開発中とのことだが、先述したように細かくユーザーの属性を分け、事前にターゲティングした上でアンケートを実施できるようになっているため、アンケート前にFacebookページのファンになってもらうことで、新規ファンを潜在顧客とすることもできるようになっている。この機能は成功報酬型で提供され、この機能によって市場調査と潜在顧客の開拓を一度に実施することが可能になる。

実施したアンケートの結果からは、数千種類のグラフと表が自動で生成される。生成されたグラフや表は、自社サイトのコンテンツとして利用したり、資料に活用したりと、様々な場面でコンテンツとして活用できるようにもなっている。

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サーチーズは、現在9月上旬リリースに向け準備を行なっている。9月上旬に合わせ、AndroidアプリとiOSアプリをリリース予定だ。

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