空き店舗や店内の一角の空きスペースを活用してポップアップショップを開く「SHOPCOUNTER」が正式リリース

by Junya Mori Junya Mori on 2015.5.25

左:COUNTERWORKS代表取締役の三瓶直樹氏 右:同社CCOに就任する山本 健人氏
左:COUNTERWORKS代表取締役の三瓶直樹氏 右:同社CCOに就任する山本 健人氏

本日、COUNTERWORKSがリテール向けのスペースのオンラインマーケットプレイス「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」を、サービスを本格的にリリースした

shopcounter

このリリースに合わせて、数々のスタートアップのデザイン面を支援してきたTHE CLIPの山本 健人氏がCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)として6月1日付けでCOUNTERWORKSに参加することも明らかにしている。

リテール向けスペースのオンラインマーケットプレイス

SHOPCOUNTER」は、商品の展示や販売、プロモーションなどに使いたいスペースを、オンラインを通じて探すことができ、問い合わせから予約、決済までが可能なオンラインマーケットプレイス。海外には、サンフランシスコ発の「Storefront」、UK発の「Appear Here」などがあり、サービスが成長している注目の領域だ。

COUNTERWORKS代表の三瓶直樹氏は、昨年8月までフリークアウトに在籍しており、アドテクノロジーに携わっていた。元々、不動産に関心があったという三瓶氏は自ら会社を立ち上げ、「SHOPCOUNTER」をリリースするに至った。

三瓶氏「実家の会社が不動産や建設関係の仕事をしている関係で、不動産には興味がありました。ただ現在では、不動産自体の運用も、Airbnbのように変わってきています。こうした文脈と自分がこれまでに経験を活かせることを考え、空き店舗が増えているという社会の背景もあって、「SHOPCOUNTER」をリリースすることにしました」

コマースの運営者が実空間で商品を見てもらいやすくなる

shopcounter list

「SHOPCOUNTER」の背景には、実空間における空いているスペースがあることと、ECマーケットの伸びも関係していると三瓶氏は語る。

三瓶氏「インターネットで物販する人が増え、ECのマーケットも大きく伸びています。エンドユーザとなる消費者の人達は直接触って確かめたいから買いたいという人も多い。EC発で始まったお店も、うまくリアルな場を使ってマーケティングしていく必要があります。

これまではスタートするのが大変だったスモールビジネスの人達も、ビジネスを始めやすくなっている時代。空いている店舗や商業用のスペースを使えば、これまでお店を開きたいと考えていた人たちもスペースを持つことができ、私たちがオンラインでの集客をサポートできればと考えています」

shopcounter shop

借りることができる原宿のセレクトショップの店内
借りることができる原宿のセレクトショップの店内

コマースの盛り上がりや、ハンドクラフトのマーケットプレイスの盛り上がりとも相性が良いと考えられる。

「SHOPCOUNTER」は、そのサービスの特性上、そのスペースを人に見に来てもらうことが重要になる。そのため、掲載される空間も人通りが多い場所、アクセスの良い場所等が中心になるという。リテール向けであることで、他のスペースレンタルのマーケットプレイスとの差別化が行われそうだ。

デザイナーがスタートアップの経営に参加

今回、サービスの正式リリースに合わせて発表されたのは、THE CLIPのデザイナーである山本 健人氏がCCOとして参画することだ。

山本氏「「SHOPCOUNTER」は最初からデザインを手がけていて、2月にサービスはリリースしたけれど、開発のスピードが上がらない状態。事業の内容には関心があったので、それなら中に入ってやってみようと思いました。

これまでデザイナーとして数々のスタートアップの事業立ち上げ案件を経験してきました。サービスを提供するプロダクトオーナーと同じ目線で話すことができて、デザインも、コーディングもできるデザイナーはまだまだ少ない。株を持って、役員としてスタートアップに入るデザイナーのロールモデルを作れたら面白そうだなと考えています」

と、山本氏はCOUNTERWORKSに参画することについてコメントしている。先日、グッドパッチ執行役員にUXデザイナーの藤井幹大氏が就任したことを本誌で取り上げた。デザイナーが経営層に入ることで、組織にどのような影響が生まれるのかという視点からも、COUNTERWORKSには注目したい。

リテールの価値観が変わりつつある

「SHOPCOUNTER」は来年3月までで東京だけで約300ほどのスペースの登録を目標としている。

三瓶氏「今は、お店や空間の一角を貸しませんか、と啓蒙している状況。スペースを貸すことによる利益よりは、異業種や違うブランドとのコラボをすることで、これまでとは異なるお客さんが訪れてくれるかもしれません、ということを言ってオーナーのところを回っています。

オーナーの方々には、選ぶ前提で登録してくださいと伝えていて、スペースの世界観に合う相手にだけ貸してもらえればいいと伝えています。「SHOPCOUNTER」には成約したら手数料が入るモデルになっています」

最近では、アパレルショップがカフェやコーヒースタンドを併設することも増え、ターゲットユーザに別の角度からアプローチすることや、ユーザの滞留時間を伸ばすためのアプローチを始めている。「SHOPCOUNTER」は、こうした文脈にもマッチしたサービスとなりそうだ。

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