メタップスが、博報堂とアプリ向けの統合マーケティング分野において協業契約を締結した。今回の連携により、従来のテレビCMにおける効果検証とは異なる手法で分析や可視化できるアプリ開発者向けデータ解析ツールを共同開発している。
両社が共同で開発したツールを使うと、テレビCMとアプリのダウンロードやアプリ内アクティビティの相関をタイムリーに追跡、ダウンロードの流入経路としてのテレビCMの効果測定、ネット集客、コンバージョンまでを統合的に管理・分析することが可能になるという。
アプリを開発するプレイヤーがテレビCMを打つことも珍しいことではなくなってきた。だが、ウェブやアプリの広告とは異なり、その効果を測定することは難しい。今回開発されたツールはアプリ開発者にとって注目のツールとなるのではないだろうか。
両社は、人工知能による予測モデルの開発における中長期的な研究についても協業していく予定だ。メタップスは、ユカイ工学と業務提携を発表し、ロボット開発者のマネタイズを支援するプラットフォームの提供にも取り組み始めている。
人事においても元スクウェア・エニックス社長の和田 洋一氏が社外取締役に就任するなど、その動きには引き続き注目したい。
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