食品生産と流通を手がけるたべものCo.は9月26日、フルーツや野菜などの農作物を産地で買取、集荷するサービス「ハレルヤ」のクローズドβを公開した。10月に一般公開予定で、先行登録を開始している。
ハレルヤはピッカーと呼ぶ買取役の契約スタッフが出荷する人のところまで行って、事前に提示される規格・価格で全量買取をしてくれるサービス。出荷する側の生産者は販路や物流のコストなどを心配することなく生産品を買い取ってもらえる。
買取役のピッカーは登録制で、専業である必要はない。集荷した出荷物はハレルヤ・スポットと呼ぶ集荷センターに運ぶだけで作業は完了となる。集まった生産物や食材は同社の持つ流通ネットワークで販売され、出荷した人にはその場で買取価格が、ピッカーには集荷した生産品の総販売価格に対する手数料がすぐに支払われる仕組み。
初期の取り扱いは野菜、果物、山菜類のみ。米穀や畜産品などは順次拡大予定。稼働エリアは九州および関東。ピッカーの手数料は現在5%〜8%を予定している。
たべものCo.は農業センサーを手がけるスタートアップで代表を務めた経験をもつ菊池里紗氏と、生産品流通の「SEND」を提供するプラネットテーブル創業者の菊池紳氏が今年8月に創業したスタートアップ。
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