New York Timesの今日の報道によると、オンデマンド・ハイヤーサービスのUberはNokiaの地図とナビゲーションサービス「Here」を手に入れようとしているようだ。匿名の情報筋が明かす。
またレポートによると、Nokiaが当初Hereに対してスピンオフを含めたオプションを検討していると発表した数週間後、Uberはこの件に30億ドル(120円換算で3600億円)の提案をしたという。
Uberはここ数年、急成長しながら世界に展開しており、また、数カ月前にゴールドマン・サックスなどによる16億ドルのデットを含んだ資金調達ラウンドを実施していることから、今回のディールは想像できなくもない。
Uberはコメントを拒否している。NokiaはVentureBeatのコメント要求に対してすぐには反応してくれなかった。
HereのテクノロジーはUberがピッツバーグでカーネギー・メロン大学と共同で進める自動運転車との相性がよい。これはやはり自動運転車を開発中のGoogleがGoogleマップを持っているのとまさに同じことになる。
またレポートはAudiなども含む自動車メーカーもやはりHereを買収しようとしていると伝えている。Audiはこれまでに自動運転について取り組みを続けてきている。
Uberは2カ月前にマッピング企業のdeCartaを買収したと発表したばかりだ。
Nokiaの担当部署はここ数カ月、Hereに関するプロダクト開発を精力的に進めており、Android版のβタイプ、iPhone版の再公開、さらにMicrosoftのWindows10マップアプリへのエンベッドなどを提供している。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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