中国製ATMで顔認証が可能に、盗難カードによる引き出し防止にも

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先週、暗証番号認証だけでなく、顔認証が可能な中国で開発されたATMが発表された(編集部注:原文掲載6月1日)。さらに、このATMは紙幣番号を記録し、その情報を利用者と結びつけるという。

清華大学と杭州にある梓昆科技が共同開発したこのATMは、盗まれた銀行カードの追跡をするために銀行や警察署で使用される予定だ。盗んだ銀行カードで現金を引き出そうとした場合、認証番号が分かっていても引き出せない仕組みになっている。

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ATMには、認証のため身分証の写真と利用者の顔を比較するカメラが備え付けられている。機械の開発者によれば、機械の処理スピードは中国にある現行のATMよりも速い。さらに、ATMソフトウェアの現金認識能力は、現在の競合相手のそれよりも高いということである。(原文 中国語)

ATMで使用されるデビットカードに対する攻撃の数はこの20年間で最高に達したと報じられている。China UnionPay Co.(銀連)が中央管理システムを構築した2002年以降、ATMは中国全土に拡大した。2006年までは中国のATMの供給を牽引してきたのは、米国のDiebold Inc.とNCR Corp.、そしてドイツのWincor Nixdorf AGの3社だった。しかし、中国のATM技術は急速な進歩を続け、昨年 BTC China(比特幣中国)はMobileビットコイン ATM Picassoを導入した。

【via Technode】 @technodechina
【原文】

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