インドの PayPal インキュベーターが輩出したスタートアップ3社

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今回紹介する3社のベンチャーは、求職者・求人者向けのマーケットプレイスのDoPartTime、スポーツファンの分析企業であるFantain、B2BのeコマースポータルであるKobsterだ。

eBayのオンライン決済子会社であるPayPalは、インドにある同社のStart Tank Incubation Centreからスタートアップ3社が卒業することを発表した。これらのベンチャー企業3社(DoPartTime、Fantain、Kobster)は、Start Tankでのインキュベーションを2013年から2014年の間に開始した。

DoPartTime

Mohankumar Swaminathan氏とArun David氏によって設立されたDoPartTimeは、パートタイムの仕事を求める人と提供する者をつなぐオンラインのマーケットプレイスだ。テクノロジー主導のウェブとモバイルプラットフォームを通して、融通のきくパートタイムの仕事を見つける側と採用側を仲介する。この企業はチェンナイでのStart Tank Incubation Challengeスタートアップ選抜イベントで選考された。

「PayPalで過ごした期間は実に多くの機会を提供してくれました。定期的なレビューミーティングや技術ガイダンスは、会社の成長に必要な方向を提示してくれました。当社はこの国で超ローカルな求人・求職のマーケットプレイスになることを目指しています」と、Swaminathan氏は述べた。

Fantain

Anand Ramachandran氏、Aravind Ramachandran氏、Vivek Venugopalan氏によって設立されたFantainは、スポーツ関係企業がファンのデータを活用して売上や予測可能性を向上することを可能にする。「Fan Data Management Platform(ファンデータ管理プラットフォーム)」を通して、同社は様々なソースからのデータに関わり、収集、分析したうえで、顧客に対し実行に移せるインサイトを提供している。

「スポーツファンとの関わりはニッチなビジネスですが、インドでの潜在性は高いものがあります。PayPalの素晴らしいサポートのおかげで当社はリスクを取り、ごく短期間で目標を達成することができました。当社は現在、この分野で3分の1以上のシェアを占めています。」と、Ramachandran氏は述べた。

Kobster

Vineet Neeraj氏、Karthik Ramaiah氏、Mohan Gayam氏によって設立されたKobsterは、ウェブをベースとするB2B向けのeコマース事業者で、企業バイヤー、小売店、SMB、自宅オフィス、ホテルがオフィス用品を卸価格でまとめて購入する手助けをしている。

Kobsterは最近、Splice Advisorsから資金(金額非公表)をシードファンドとして調達したことで、その収益はStart Tankに所属しつつも400万ルピー(63万米ドル)から2015年4月までに6500万ルピー(100万米ドル)に増加した。同社は国全体で買い手、卸業者向けのオンラインプラットフォームを構築することで、この分野で最大のB2Bプロバイダーになることを目指している。

「Start Tankに参加した当時、当社は4名体制でした。今では23名の強力な企業となっていて、収益は10倍増となりました。PayPalは4人目の共同創業者のようなものです。技術面での専門知識と、弁護士や公認会計士など素晴らしい専門家ネットワークを通して、当社の事業形成を手助けしてくれました」と、Ramaiah氏は述べている。

PayPal Indiaは2013年11月、TiE Chennaiと共同してスタートアップインキュベーターを正式にローンチした。PayPalのチェンナイ技術センターにある専用施設では、選抜されたスタートアップが成長するための技術・事業面での指導を行っているほか、無償で環境を提供している。ここは11,000平方フィートの広さがあり、世界級のインキュベーションスペース、最新のカンファレンスルームその他各種アメニティが備わっている。スタートアップは技術面での指導のほか、インフラ面でのサポートをPayPalから、事業面での指導をTiE Chennaiの公認メンバーから受けている。

【via e27】 @E27sg
【原文】

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