音楽ライブに一緒に行く仲間が見つかるマッチングアプリ「Lifull LiveMatch(ライブマッチ)」がiOSで登場

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ライブへの同行者が見つかる「LiveMatch」
ライブへの同行者が見つかる「LiveMatch」

インターネットが普及し、好きな曲をスマホにオンデマンドでダウンロードできるようになりました。便利になったものの、音楽を聴くという行為は「イヤーフォンをして自分の世界に籠る」孤独なものになりつつある気がします。その一方で、大勢の人と同じ音を聴いて盛り上がるライブ会場の臨場感も相変わらず好まれています。

実際、CDやアルバムの時代に比べて、日本のライブ・エンタテイメント市場は公演数・入場者数・年間売上高揃って2000年頃から右肩上がりに伸びています。特に公演数においては、対前年比25%増の27,581回、市場規模は同比18.6%増の2,749億円へと拡大しているとのこと(2015年4月発表 一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ)。

行きたいライブがあるけれど、周りには同じバンドのファンがいない。そんな人たちのために登場したのが、音楽ライブの同行者を探すマッチングアプリ「Lifull LiveMatch(ライブマッチ)」です。チケットの譲渡から、「トークルーム」で行うファン同士のコミュニケーション、ライブのプッシュ通知など、様々な機能を設けたiPhoneアプリです。

ライブマッチはiPhoneの音楽ライブラリと連動することで、普段、iPhoneでよく聴いているアーティストのライブ情報を自動で表示。その他のライブ情報についても、フリーワードや条件指定で検索することができます。ライブ情報はチケット販売サイトにリンクしているため、いいライブが見つかればそのまま購入に移ることも。

ライブマッチの運営会社は、不動産情報サイト「HOME’S」で知られるNEXTの100%子会社「Lifull LiveMatch」です。同社代表の對馬政隆さんは、NEXTにWebデザイナーとして入社しました。對馬さん自身が、月に1度はライブや野外フェスに通うほどの音楽好き。「もっと有意義にライブが楽しめるサービスを作りたい」と入社2年目に開発に着手し、ライブマッチのリリースに至りました。

今日お届けしたピックアップ記事でも、上手くいくサービスは起業家の実体験や身近なところから生まれたものが多いという話題があったばかり。すごく行きたいライブがあるのに、一緒に楽しめる相手が見つからない。このユーザーの「困りごと」に共感するからこそ、適切な解決の糸口を提供することができる。

Lifull Fam」「Lifull Travering」「Lifull Scouting」、そして今回のLifull LiveMatchと、NEXTの子会社によるサービスのリリースが相次いでいますが、それぞれが今後どのように展開していくのか見守りたいと思います。

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