軒先がパーキング事業でJAFと業務提携、全国のJAF会員約1800万人に対し駐車場のシェアリングサービスを展開

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JAFnavi

駐車場のシェアリングやスペースシェアリングサービスを提供している軒先が、一般社団法人日本自動車連盟(以下、JAF)と連携し、JAF会員向けの新規サービスとして「駐車場シェアサービス」を本日8月3日より開始したと発表した。

軒先は、軒先パーキングなどを通じて空いている自宅の駐車場やマンションなどの空き駐車場、月極駐車場を貸したい人に対して、イベント利用や駐車場を使いたい人とをマッチングさせるサービスを提供している。

今回、JAFは軒先パーキングと連携した新事業「駐車場シェアサービス」をスタート。JAF会員約1800万人が会員割引で軒先パーキングの駐車場を利用することができる。また、すべての会員が自動車を保有しているということから、駐車場を借りるだけでなく自分が使っていない時間帯の駐車場をJAFナビを通じて貸し出しを行うこともできる。JAFナビは、JAFのサイト上でJAF会員ログインをするだけで、駐車場を借りたり利用したりすることが可能だ。

「もともと弊社からJAFの優待施設として軒先パーキングを採用してもらえないかと打診したことがきっかけです。弊社とJAFさんとの協議や検討を経て、単なる一優待施設という枠組みを越えて、会員向けにシェアパーキング事業として展開していこう、といった方向になりました」と、軒先代表取締役社長の西浦明子氏は語る。

「JAFさんの全国1800万人強の会員である自動車保有ユーザーにリーチできることは、事業拡大のスピードを上げるうえで非常に大きなポイントになります。また、JAFさんとの提携によりシェアリングサービスに漠然とした不安を抱いていたり使うことをためらっている方々に対して信頼関係を構築することで、シェアリングサービスを理解していただき、そこから普段として使っていただけたりする人が増えてきてもらえるようになれればと考えています」(西浦氏)

軒先は、今後はJAF同様に自動車や駐車場、遊休不動産活用を軸に、親和性の高い企業との連携を推進していくという。ベンチャーがこうした大企業や大手の組織とタッグを組むことによって、シェアリングという新しい概念をより多くのユーザに対して理解させることが重要だ。既存の組織と上手くタッグを組むことによって、業界全体に対して新しい価値を提案できるベンチャーとしても、こうした連携の形は参考になるかもしれない。

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